教員紹介

教員一覧

令和2年5月1日現在
職位別・アルファベット順

職位 氏名
<現職・国際経済学部への就任予定年月>
主な担当授業科目の名称
教授
(学部長)
秋山 太郎 経済学入門(マクロ)
マクロ経済学Ⅰ・Ⅱ
金融
教授
(学科長)

細谷 祐二

Researchmap

経済学入門(ミクロ)※
地域経済創生入門※
地域産業創出概論
地域イノベーション政策Ⅰ・Ⅱ
教授

石塚 辰美

Researchmap

経済数学入門
データサイエンスの基礎
データ処理の基礎
データ処理の応用※
教授 鎌田 伊佐生 国際経済学入門
国際貿易Ⅰ・Ⅱ
Internationalization of Firms
教授 黒岩 郁雄 東アジア経済入門【隔年担当】
地域経済学Ⅰ・Ⅱ
Current Issues in the East Asian Economy【隔年担当】
Economic Integration in ASEAN
教授 中島 厚志 世界経済入門
国際金融Ⅰ・Ⅱ
Global Financial Market
教授 Ng Chin Leong, Patrick Academic English
CLIL Ⅰ
English for International Business A・B
教授 坂口 淳 地域経済創生入門※
地域環境学
環境と地域インフラ
地域産業論C(地域インフラ)
教授 山中 知彦 新潟県の地域計画とまちづくり
地域経済創生入門※
地域情報論
地域デザイン論Ⅰ・Ⅱ
地域産業論B(サービス産業)【隔年担当】
准教授 青木 知一郎 日本経済入門【隔年担当】
地域経済創生入門※
インターンシップ
地域産業論A(ものづくり)
地域産業論B(サービス産業)【隔年担当】
准教授 Julia Christmas English Fluency Ⅰ・Ⅱ
Academic English
Lecture for Academic Skills
CLIL Ⅰ
English for Economics B
准教授 藤井 誠二 社会調査法【隔年担当】
経済学入門(ミクロ)※
ミクロ経済学Ⅰ
ミクロ経済学Ⅱ
公共経済学
准教授 Victor Gorshkov
<開智国際大学
国際教養学部
教授・令和3年4月>
Current Issues in the World Economy
新興国経済論
ロシア経済
Business Studies in North East Asia
准教授 李 佳 東アジア経済入門【隔年担当】
開発経済論
Current Issues in the East Asian Economy【隔年担当】
中国経済
Development Policy Studies                
准教授 田村 龍一 統計分析入門
計量経済学Ⅰ・Ⅱ
経済統計Ⅰ・Ⅱ
准教授 天龍 洋平
<九州国際大学
現代ビジネス学部
准教授・令和3年4月>
日本経済入門【隔年担当】
経済政策Ⅰ・Ⅱ
Current Issues in Japanese Economy【隔年担当】
Economic Growth
准教授 塚田 尚稔 社会調査法【隔年担当】
産業経済学
規制と競争の経済学
知的財産と地域経済                                     
講師 Li-hsin Tu English Fluency Ⅰ・Ⅱ
Academic English
Lecture for Academic Skills
CLIL Ⅰ
English for Economics A

※印は複数教員によるオムニバス科目

教員インタビュー

細谷 祐二 教授

地域経済を元気にするには

地域を取り巻く厳しい環境

新潟をはじめとする地域の経済は、域外への人口流出と少子化による人口減少の二重の人口問題を抱えています。労働生産性(付加価値額/労働)を上げないと地域の衰退は避けられません。私の担当は、主に付加価値額をいかに増やすかという課題です。具体的には、地域起こしとか地域活性化という取り組みを通じて地域を元気にすることです。

担い手は地域の企業や人々

新潟には燕三条地域にものづくりの元気企業が集まっています。農産物やその加工製品を作る農家や企業も頑張っています。観光産業も伸びしろがあります。こうした企業の新製品や新サービスを生み出す行為(イノベーション)を活発にすることが地域の雇用を増やし経済を伸ばす原動力なのです。国や自治体の用意する支援策を有効に活用できるかどうかが企業や地域の課題であり、その方法を授業や演習を通じて一緒に勉強していきたいと思っています。

実践的な学びの機会

国際経済学部では、地域経済創生コースを設け、いろいろな授業科目を用意して地域を元気にしていくための課題や対応策を考えて行きます。また、地元の企業等で実地研修を通じて学ぶインターンシップ科目も開講します。私も、多くの企業や工場を訪ね、経営者の方から生の声を聴くのが、今でも一番勉強になりますし、大好きです。この楽しさを皆さんに伝えたいと思います。

なお、経済学と関連するさまざまな現象を、身近に知って「経済っておもしろいな」と感じられる、コンパクトで分かりやすい読み物として「高校生向けコラム」を別のホームページで提供しています。是非、気楽な気持ちで興味の湧いたコラムを読んでみて下さい。よろしくお願いします。

researchmap 個人ページ(高校生向けコラムへ)

専門分野

地域産業政策/中小企業論

担当科目

地域イノベーション政策/地域産業創出概論など

略歴

東京大学経済学部経済学科卒業。修士(M.A. in Economics、米国イェール大学大学院)。1981年通商産業省入省。通商政策局通商調査室長、近畿経済産業局総務企画部長、(独)経済産業研究所研究調整ディレクター等を経て、2008年より経済産業省地域政策研究官として、ものづくりニッチトップ型中堅・中小企業の調査研究に従事、2018年4月より新潟県立大学国際産業経済研究センター教授。2020年4月より現職。

教員データベース

 

石塚 辰美 教授

社会から期待されているデータ分析力

情報・データ分析の学び

社会・地域・企業には多くの問題や課題があり、解決のためにはさまざまな価値観、立場、利害関係の複雑な絡まりあいを解きほぐす必要があります。大学で経済学の幅広い知識を習得することで社会が抱える課題に向き合えるようになります。その前提になるのが、データにより客観的に分析する力です。そのため、国際経済学部ではデータ分析の基礎から応用まで学ぶ科目を準備しています。経済学の学修に合わせて段階的に学んでいくことができます。社会は皆さんが身に付けた分析力に期待しています。

数学漬けの大学時代

私は大学時代に数学に触れたことで、大きく人生が変わったことを忘れることができません。多分、学部時代の恩師に出会わなければ、数学を専攻しなかったと確信しています。研究に打ち込むことの楽しさ、数学の奥深さを垣間見た瞬間はまさに衝撃的でした。そのおかげで勉強が大好きになり、1年留年し大学院に進み、合わせて12年間も大学に居続けることになりました。30歳目前で大学を去り、企業に就職するまでは、数学漬けの日々でした。

時代は変わりデータ分析力はますます重要に

企業では、数学の知識を活かして当時最先端の数理モデリングに取り組み、悪戦苦闘の連続でした。ITは日々進化し、昨今のビッグデータやデータサイエンスの話を聞くたびに隔世の感を抱きます。しかし、大学で学んだ基礎は今でも役立っています。皆さんも大学時代の出会いを大切にし、その出会いから人生にとって大切なものを掴んでほしいと思います。

専門分野

データサイエンス/数理モデリング

担当科目

経済数学入門/データサイエンスの基礎/データ処理の基礎など

略歴

北海道大学理学部数学科卒業。理学修士(北海道大学大学院)。2001年株式会社富士総合研究所産業技術研究室長・参与。2004年みずほ情報総研株式会社シミュレーション・プロダクト開発センター所長。2009年横浜国立大学成長戦略研究センター教授。2017年4月より新潟県立大学国際産業経済研究センター教授。2020年4月より現職。

教員データベース

researchmap 個人ページ

鎌田 伊佐生 教授

グローバル経済を経済学で捉える

現実を解明し、現実に活かされている経済学

国際貿易の経済学は、現実を記録したデータの丁寧な観察や解析を通じた新たな事実の発見とその事実の背後にあるメカニズム解明を目指した新たな経済学理論の構築との繰り返しにより発展してきました。また一方で、そうして構築された経済学理論は現実の政策の形成・立案に用いられてもきました。例えば、貿易に関する今日の国際ルールの原則は、国や人々の便益に関する経済学理論のメッセージに基づいて定められています。

人生を変えた貿易経済学との出会い

私が経済学と国際貿易に出会ったのは、大学卒業後に勤務した政府系機関からの派遣留学で米国の大学院で学んでいたときでした。それまで学校の授業や仕事を通じて見聞していた日本や諸外国の貿易パターンやその変化について、「なぜそうなるのか」というメカニズムを数式やグラフを駆使した精緻だが直観的な理論モデルで次々に解き明かしていくー目の前で展開されるそんな授業から受けた衝撃は今でも忘れられません。その衝撃がその後のキャリアと人生を変えるきっかけとなり、今こうして貿易経済学の研究教育に携わっていることを思うと感慨深いです。

多面的に学ぶ、実践力を身に付ける

グローバル化の急速な進展と深化によって世界経済はますます複雑化しています。国際経済学部では、国際経済コースを設け、国際貿易のほか国際金融、開発経済論、新興国経済論など、グローバル経済を多面的に学び考えるための授業を提供します。また現実経済の正確な把握に欠かせない情報や統計データの分析能力を身に付けるための実践的なカリキュラムも用意しています。国際経済学を学問として追求したい方、あるいは将来の仕事や実務に活かしたい方、学びの動機は何であれ、高い志と意欲を持って集まった皆さんと出会えるのを楽しみにしています。

専門分野

国際経済学/国際貿易

担当科目

国際貿易Ⅰ・Ⅱ/国際経済学入門

略歴

東京大学法学部卒業。博士(Ph.D.(Economics)、米国ミシガン大学大学院)。海外経済協力基金(OECF)、国際協力銀行(JBIC)にて開発援助実務に従事した後、米国にて学位取得。ピッツバーグ大学助教授、ウィスコンシン大学助教授、神戸大学大学院経済学研究科准教授を経て、2018年4月より新潟県立大学国際産業経済研究センター教授。2020年4月より現職。

教員データベース

 

黒岩 郁雄 教授

地域経済と国際経済の橋渡しを考えよう

グローバル化の進展と地域経済

グローバル化が進み、ヒト、モノ、カネが国境を越えて移動しています。その結果、世界中のさまざまなモノやサービスを安く買える一方で、国家間の相互依存関係が深まり、他国で発生したアクシデントが自国の生産活動に大きな影響を与えるようになりました。また海外観光客に対する期待が高まっていますが、同時に国際関係の悪化によって観光客が急減するなど、リスクを抱えるようになりました。特に、地理的に近い東アジア諸国との結びつきは強く、それら諸国の動向は我が国の地域経済に対して無視できない影響を及ぼします。

グローバル化のなかで地域経済をどのように発展させるか?

人口減少が大きな問題となっている我が国の地域経済にとって、グローバル化のリスクを抑えながら、それがもたらす利益を最大限に活かすことが期待されています。そのためには、経済モデルを使って地域経済の置かれている状況を客観的に把握するとともに、地域の経済発展の基盤となる産業を見つけ出すことが必要です。同時に、基盤産業の振興によってどのくらいの所得や雇用が創出されるのか予測することも重要です。

地域経済と国際経済の統合に向けて

 私はこれまで地域経済学(=地域科学)の分析手法を使って、東アジア諸国の産業発展について研究してきました。特に国際産業連関表を使ったグローバルバリューチェーンの分析や産業集積の研究に力を入れてきました。今後は、これまでの知見を活かして国際経済と地域経済の橋渡しができるよう模索していきたいと思います。国際経済学部で関連する理論や分析方法について一緒に学んでみませんか。

専門分野

東アジア経済論/地域経済学/産業連関分析

担当科目

東アジア経済入門
地域経済学 Ⅰ ・Ⅱ
Current Issues in the East Asian Economy
Economic Integration in ASEAN

略歴

早稲田大学社会科学部卒業。博士(Ph.D.in Reglonal Science, 米国ペンシルベニア大学大学院)。日本貿易振興機構アジア経済研究所開発研究センター長、同バンコク研究センター副所長、上席主任調査研究員などを経て、2020年4月より現職。

 

教員データベース

中島 厚志 教授

国際経済と国際金融市場はエキサイティング

新潟とつながっている国際経済

経済は人々の生産活動を示すものです。国際経済を学ぶことは、ヒト、モノとおカネの国際的な動きが持つ意味を理解することですが、それは新潟の経済とそれがどのように世界とつながっているかを理解することでもあります。世界で人々や物品そしておカネが活発に動けば動くほど、日本と新潟も豊かになります。逆に、人々や物品などがより活発に新潟を出入りすることが、日本と世界を豊かにするのです。国際経済を学ぶことは、新潟の人々と企業の動き、そして新潟経済を知ることでもあるのです。

銀行から海外そして国際金融へ

 私は以前銀行に長年勤めていました。そして、多くの期間を国内と海外で国際金融に携わってきました。私が国際金融をおもしろいと思う最大の理由は、銀行での刺激ある海外と国際金融での実務経験にあります。国際経済では時に大きな変動が生じ、その影響はいち早く国際金融に表れます。世界的なバブル経済とその崩壊、一部の国々での通貨危機、世界的な金融緩和やその弊害、原油価格の大きな上昇や下落など、全てで国際金融がいち早く敏感に反応し、その後の政策や経済の動向を示唆してきました。

国際金融論への誘い

国際経済学部では2年生になると、国際金融論を学びます。そこではおカネの国際的な流れの仕組みや意味などを勉強しますが、毎日テレビのニュースで報道されているドル円相場などは勉強する代表的な項目です。かつてベルリンの壁崩壊時にポーランドに出張したとき、首都ワルシャワの最高級レストランで一番高い料理を1ドル(100円)で食べたことがありました。しかも、料理店はそれで飛び上がるほどの大喜びでした。どうしてこのような信じられないことが起きるのか、皆さんと一緒に学びましょう。

専門分野

国際金融/マクロ経済分析

担当科目

世界経済入門
国際金融 Ⅰ ・Ⅱ
Current Issues in the World Economy
Global Financial Market

略歴

東京大学法学部卒業。日本興業銀行(みずほ銀行)パリ支店長、執行役員調査部長、独立行政 法人経済産業研究所理事長などを経て、2020年4月より現職。

教員データベース

 

Ng Chin Leong, Patrick 教授

英語を使って世界の人とコミュニケーションしよう

転換点

シンガポールで生まれ育った私にとっての人生の転換点はニュージーランドへの留学でした。英語ができたので、さまざまな経歴や文化的背景を持つ方々と交流することができました。それにより新しい視点で世界が見えるようになり、異文化について学ぶことが重要であることに気付きました。大学では異文化コミュニケーションに関する専門知識を学ぶことができて、恩師には今でも感謝しています。振り返ってみると、3年間の海外留学は私の人生で最高の時間の一つだったと思います。

研究のテーマ

英国のレスター大学では応用言語学を専攻しました。現在の研究テーマはEnglish as a Lingua Franca (ELF)です。ELFはさまざまな言語を母国語とする人々の間で使われる共通語としての英語のことを指します。ELFに関心を持ったきっかけは海外留学時にアジア人がネイティブとは異なる独特な英語を使っていることに驚いたことでした。今は日本人とアジア人のビジネス上のコミュニケーションの実態を調査しています。

ACEコースの担当

新潟県立大学にはAcademic Communicative English (ACE)という英語教育プログラムがあり、私は英語能力の高い学生向けのコースを主に担当しています。Business CommunicationやWorld Englishesのクラスでは、聴く、話す、読む、書くの4技能が高い水準で求められます。英語力を伸ばす効果的な方法は、多読習慣(Extensive Reading)を養うことと、日常的に英語を使用することです。一緒に学べるときを楽しみにしています。

専門分野

Language Planning Policy/ English as a Lingua Franca

担当科目

Academic English
CLIL Ⅰ
English for International Business A・B

略歴

マセー大学(ニュージーランド)卒業。 博士(Doctorate in Education, 英国レスター大学大学院)。2009年新潟県立大学国際地域学部 講師。2013年同准教授。2016年同教授。2020 年4月より現職。

 

教員データベース

 

坂口 淳 教授

私たちの日々の暮らしや経済活動が生み出す環境問題

21世紀は「環境の世紀」

私たちの暮らしや様々な経済活動は、自然環境にマイナスの影響(負荷)を与えます。適切な対応を怠ると、環境問題は深刻化し、日常生活や経済活動そのものが続けていけなくなる可能性があります。連日の新聞やテレビ番組では、地球環境問題が取り上げられ、既に環境問題が外交や企業活動にも影響するようになってきています。地球温暖化については対策の遅れが指摘され、このままの状態で推移すると2030年には危機的状況になるといわれてれています。大企業では既に地球環境問題が事業計画上の重要事項になっています。RE100プロジェクトという再生可能エネルギー100%で会社経営を目指す活動があり、世界的大企業がRE100プロジェクトの参加表明をしています。20世紀後半から指摘されていた地球環境問題は21世紀になって本気で取り組まねばならない状況になっています。
RE100プロジェクト

日本のエネルギー消費状況

資源エネルギー庁のエネルギー白書によると、日本の最終エネルギー消費は1973年度と2017年度を比較すると全体で1.2倍増加しました。内訳をみると1973年度から2017年度のエネルギー消費量は家庭部門で2.0倍、運輸部門で1.7倍、企業・事業所他部門で1.0倍となっています。私たち家庭でのエネルギー消費も、地球環境問題では無視することが出来ない課題になっています。
エネルギー白書

都市が生み出す環境負荷は大きい

都市は人類が作り出した巨大な工作物です。都市の新陳代謝により、構成する建物が取り壊されることがありますが、建物が壊されると巨大なゴミになります。既にこれらの建設廃棄物はプラスチック容器包装類と同じように、分別解体やリサイクルが取り組まれていますが、日本は諸外国に比べて建物の寿命が短いため、建物の長寿命化は今後の課題になっています。
一方、都市を構成する建物でのエネルギー消費量をみると、冷暖房や給湯といった熱由来のエネルギー消費量が多い状況があります。以前の建築設計では建物建設時のコストのみ着目し、建物運用時のコストはあまり考えられていませんでした。環境性能の低い建物の環境影響は長期(40年から100年以上)に渡ります。これからの時代の都市や建築の企画・設計では、地球環境について詳細に検討し、実効性のある計画が求められています。
以上のように、環境問題と経済活用や建築・都市には関連性があります。皆さん一緒に未来の都市をつくりませんか?

専門分野

建築都市環境学

担当科目

地域環境学/環境と地域インフラ/地域産業論C(地域インフラ)など

略歴

新潟大学工学部建築学科卒業。新潟大学大学院工学研究科建設学専攻修了、修士(工学)。新潟大学大学院自然科学研究科環境科学専攻修了、博士(工学)。1997年に県立新潟女子短期大学生活科学科生活科学専攻講師に着任し、助教授、准教授を経て、2009年新潟県立大学国際地域学部教授。2020年4月より現職。

教員データベース

山中 知彦 教授

二つのEco-をつなぐ

居住と住居をベースに

国際経済学部で私にできることは何かを考えてみると、オイコスoikosというギリシャ語起源の「家」を表す概念に至ります。私が従事してきた住宅設計からまちづくりに至る建築分野のベースには、居住という行為に対応した住居という空間があります。一方、現在対立概念とみなされがちな経済Economyと環境Ecologyという二つの概念の共通接頭語Eco-は、このオイコスから派生したといわれています。この経済と環境の二つのEco-を対立概念としてではなく、営為とその受け皿という対応概念としてつなぎ、学生たちに伝えらればと思います。

「場所の建築術」から

住居は、人間社会の最小コミュニティ単位である家族の生活を、外界から守るシェルターとしての建築です。私の研究テーマの一つである「場所の建築術」は、集落や都市など様々な場所の包含するコミュニティを守り育てるための方法を、社会的シェルターとしての「地域」のデザインとして見出そうとするものです。

「地域継承論」へ

さらに私のもう一つの研究テーマ「地域継承論」では、地域という社会的シェルターを次代に継承していくための持続可能な方法を、脳科学や遺伝学やコミュニティ心理学などを援用しながら探ろうと悪戦苦闘中です。その研究フィールドとして、東京電力福島第一原子力発電所事故により故郷を奪われ、地域継承が最も困難とされている福島の帰還困難区域に通っています。

専門分野

地域デザイン

担当科目

新潟県の地域計画とまちづくり/地域情報論/地域デザイン論Ⅰ・Ⅱなど

略歴

早稲田大学理工学部建築学科卒業。博士(工学)(東京大学大学院)。財団法人 日本システム開発研究所 副主任研究員、株式会社 都市建築研究所 代表取締役を経て、2009年4月より新潟県立大学国際地域学部教授、2018年4月より特任教授、2020年4月より国際経済学部教授。2020年4月より現職。

教員データベース

青木 知一郎 准教授

企業と大学をつなぐ

新潟の企業はおもしろい

「燕三条 工場の祭典」って、知っていますか。モノづくり、特に刃物・金属洋食器やさまざまの金属加工で名高い新潟県の燕市及び三条市の地域で、数日間の開催期間中、一斉に工場を開放し、モノづくりを体感できるイベントです。来場者数は今や5万人規模となり、第1回目(2013年)の約5倍です。新潟県内各地で地域の産業や観光資源の魅力を発信しようという同じような趣旨の企画があって、盛り上がっています。

新潟のオープンファクトリー

新潟県立大学の前身である県立新潟女子短期大学に赴任したのは、今から16年ほど前になります。新潟に来て驚いたのは、「工場の祭典」に限らず、特に構えた雰囲気を感じさせることなく、外部の人間にモノづくりの現場や酒蔵を見学させてくれることです。外部の人に見せることを大切にする強い意志がないと、なかなかできることではありません。そこに、それぞれ事業を営んでいる方の地域活性化に向けての覚悟を感じた次第です。

出会いの場を広げる新潟でのインターンシップ

学生の皆さんと地元の企業との接点は、皆さんがこうした企業で研修をするインターンシップが中心になります。私自身、学生の皆さんとの出会いも含めて、さまざまな人との出会いが自分の成長につながったことを実感しています。皆さんも、大学で出会った同世代の友人たちに加えて、大学の外でも出会いの場を広げてみたらいかがでしょう。私も応援します。

専門分野

地域産業

担当科目

インターンシップ、地域産業論A(ものづくり)、地域産業論B(サービス産業)など

略歴

東京大学法学部卒業。修士(国際経済学、青山学院大学大学院)。日本長期信用銀行を経て、2004年県立新潟女子短期大学国際教養学科助教授。2009年新潟県立大学国際地域学部准教授。2020年4月より現職。

教員データベース

藤井 誠二 准教授

国際経済学部で一緒に学べることを楽しみにしています

私が経済学を学びたいと思ったきっかけ:無差別曲線の感動

実は私が大学で勉強したいと思っていたのは経済学ではありませんでした。ところが、私が学部1年生のときにミクロ経済学の授業で習った無差別曲線に衝撃を受けて、経済学を勉強したいと思い立ち、現在に至ります。その衝撃というのは、人の心の中をこのような図を使って表現できるのか!という、めまいがするような衝撃でした。ちなみに無差別曲線は、人がモノを消費したときに得られる満足度の高さを比較する経済学の基礎的な分析道具です。

段階的な学び:基礎からより高度に

国際経済学部では、2年次前期の「ミクロ経済学Ⅰ」で無差別曲線を学びます。1年次前期の「経済学入門(ミクロ経済学)」では、無差別曲線よりも入門的な事柄を学びます。そして、2年次後期の「ミクロ経済学Ⅱ」では、無差別曲線よりもさらに応用的な内容を学びます。このように、国際経済学部のカリキュラムは入門→基礎→応用と段階的になっており、丁寧に学べるように組み立てられています。

体系的な学び:基礎から応用へ

経済学という学問分野は、ミクロ経済学とマクロ経済学という共通の土台の上に、他の応用経済学の分野が位置しているという、きわめて体系的な学問分野です。国際経済学部のカリキュラムも同様に、「コース共通科目」には、ミクロ・マクロ経済学をはじめ、経済政策や産業経済学といった授業科目が配置されており、ここでは他の応用経済学の前提となる経済学の基本的内容が学べるようになっています。

専門分野

公共選択/公共経済学

担当科目

経済学入門(ミクロ)/ミクロ経済学Ⅰ・Ⅱ/公共経済学/社会調査法など

略歴

青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科卒業。博士(Ph.D. in Economics、米国カリフォルニア大学アーバイン校大学院)。2009年新潟県立大学国際地域学部講師。2014年4月より准教授。2020年4月より現職。

教員データベース

李 佳 准教授

読万巻書行万里路(万巻の本を読破、 万里の道を行く)

経済学というレンズを身に付けよう

「読万巻書 行万里路」は中国のことわざで、人は本から知識を得るとともに、世界へ旅に出ることも大切だという意味です。私は中国出身で、国際経済学部では開発経済学やアジア(中国)経済の科目を担当します。経済学は国際的普遍性を持つ一方で、それぞれの地域の属性が顕著に現れる学問でもあります。私の授業では、経済学のレンズを通して、我々の身の回りで起きている社会現象を読み解いていきます。

大学時代の疑問に答えてくれた経済学

大学時代、ちょうど中国の国有企業の民営化が加速された時期でした。民営化改革の結果、同級生の御両親が職を失い、家庭の経済事情が一気に悪化するケースを目の当たりにしました。国有企業が「悪」でしたら、なぜ存在していたのでしょうか。民営化が「善」でしたら、なぜ一般国民が社会的弱者になり、大きな打撃を受けるのでしょうか。そのとき、私の疑問に答えてくれたのは経済学でした。民営化のような多くの国が経験してきた課題について、経済学が我々に分析ツールを提供してくれます。

世界へ足を運ぶ

共通の課題であっても国によって異なる側面が現れます。例えば、日本と中国はともに少子高齢化が進んでいます。中国では同時に男性超過が深刻な社会問題となっていますが、日本では違います。その国特有の社会現象は、現地に赴き、言語や文化を理解して、初めて本質が掴まえられることも少なくありません。私が担当し同行する海外研修科目(米国のピッツバーグ市)もこのような体験を提供する機会です。教室での授業だけでなく、私と一緒に実地へ経済社会を見にいきましょう。

専門分野

開発経済学/中国経済

担当科目

東アジア経済入門/開発経済論/ Current Issues in the East Asian Economy / 中国経済/ Development Policy Studiesなど

略歴

中国西安交通大学経済金融学院卒業。中国人民銀行を経て来日。博士(学術)(名古屋大学大学院)。2013年新潟県立大学国際地域学部講師。2015年7月より准教授。2020年4月より現職。

教員データベース

田村 龍一 准教授

統計学とデータを使って、地域と世界を科学しよう

データで社会や経済の動きを捉える

学生時代、地域の経済や住民の意向に関する記録(データ)に触れる機会がありました。コンピュータで分析を進めていくうちに「社会の動き」が次第に明らかになっていくことに興奮を覚え、これが研究者としての自分の原体験となっています。インターネットの発達により、現在では自治体や政府によって調査・集計された社会や経済に関する統計に加え、SNSでの投稿や口コミ・レビューといったオンライン情報がリアルタイムにデータとして蓄積されています。これらは、社会や経済がどうなっているのか、どうあるべきかに関するリッチな情報を私たちに与えてくれます。

統計学はこれからの社会人の身だしなみである!

統計学は、世界中から得られる多様なデータから、社会・経済の特徴や傾向を見出し、将来の推測や意思決定に役立つ情報を得るための 科学的方法論です。データの種類と量が増えればそれだけ取り回す技量も必要になるため、近年そのような統計学的技量に長けた人材を世界中の企業や機関が欲しています。そして、このような人材を育成することが国際経済学部の目標のひとつでもあります。

経済学の論理を使って地域と世界を分析していこう

国際経済学部では、皆さんが経済学の授業を通して得た問題意識を、地域・国家・世界に関する多様なデータを使った統計分析によって 解決していくことになります。私の授業ではこれらについて、最も基礎的なところからゆっくりと学習を始めてもらい、データによって社会や経済を浮き彫りにする醍醐味を味わっていただきたいと思っています。

専門分野

経済実証分析

担当科目

統計分析入門
計量経済学 Ⅰ ・Ⅱ
経済統計 Ⅰ ・Ⅱ

略歴

京都大学農学部卒業。博士(経済学、横浜国立大学大学院)。稚内北星学園大学情報メディア学部准教授などを経て、2020年4月より現職。

教員データベース

塚田 尚稔 准教授

学生生活で得られる財産

研究への取り組み方

私が担当する科目は、産業組織論といわれる応用ミクロ経済学の一分野です。例えば、携帯電話等の移動体通信事業の市場は4社による寡占状態にあります。そのような市場の競争状況と企業行動の関係や消費者の利益を守るための競争政策について学びます。また、研究としては、企業のイノベーション活動や知的財産戦略に関連する分析にも取り組んでいます。研究では、企業人、行政官、研究者たちと議論しながら、仮説構築とデータ収集・分析・解釈を粘り強く何度も繰り返して結論を導きます。

ゼミナールの思い出

振り返ってみると、そうした研究に必要な態度は、学部と大学院での演習(ゼミナール)で学んだことが多い気がします。学部のときのゼミのイベントとして、ゼミ生同士の共同研究の成果を他大学との合同ゼミで報告したことがあります。準備は自分たちで研究テーマを見つけるところから始まります。指導教員とゼミの先輩・後輩たちの前で研究の構想や分析結果を何度も報告し、多面的な検討を迫られました。大変でしたがやり甲斐があり思い出深く記憶に残っています。

経済学に基づく実践力と人間関係を築く力

国際経済学部では、入門演習と専門演習を全員が履修します。教員の指導のもとで、文献やデータの収集、内容の論理的整理、文章と図表によるまとめ、プレゼンテーション、質問・批判・評価を行う能力を伸ばします。専門科目で得た知識を総合して活用する実践力を養い、最終的には卒業論文を完成させます。同時に、他の学生とコミュニケーションを深めて人間関係を築く力を培う機会でもあり、そこで得たものは皆さんの貴重な財産になることと思います。一緒に学べるときを楽しみにしています。

専門分野

産業組織論/イノベーションの経済学

担当科目

産業経済学/規制と競争の経済学/知的財産と地域経済

略歴

横浜国立大学経済学部卒業。博士(経済学)(一橋大学大学院)。文部科学省科学技術・学術政策研究所主任研究官。2019年4月より新潟県立大学国際産業経済研究センター准教授。2020年4月より現職。

教員データベース