国際経済学部について

学部長あいさつ

学部長 秋山 太郎 教授

国際経済学部に着任する教員を代表して

現代の経済に生きる人は、他の国の人々や企業との関わり合いを避けることはできません。例えば、あなたが使っているスマホはほとんどの場合海外で作られたものですし、日本国内で組み立てられているものであっても、CPUをはじめ多くの海外で生産された部品が使われています。さらに、一昔前は日本国内の相手にのみ売られていたもの、例えば日本酒も、近年は海外市場での販売が急増しています。地域の経済や企業も世界へとつながっているわけです。

また、情報化の急速な進展とともに、「データ」の重要性が飛躍的に増加しています。企業や国・地方公共団体が経営や行政上の何らかの決定を行う際にも、カンに基づいた決定ではなく、データに基づいた根拠に裏付けされた決定が求められています。Googleのような大きな企業でなくても、顧客のさまざまなデータを利用して、顧客の特性に応じた広告や販売戦略をとることは珍しいことではなくなってきています。

国際経済学部は、このような経済のグローバル化とデータ重視の流れの中で必要とされる新たな人材を新潟の地で育てることを目的とし、日本海側におけるトップの経済学系学部となることを目指しています。現代の国際経済を理解・分析するための理論および各国経済や地域経済の実際に関する講義、実践的なコミュニケーション力を身に付ける英語をはじめとする外国語のトレーニングと英語による専門科目の講義、データを扱い分析するための統計やデータサイエンスに関する講義を組み合わせた体系的な教育により、経済学の専門知識、データの分析力、確かな語学力と国際感覚を備えた人材を育成します。

国際経済、データの分析に興味がある皆さん、是非国際経済学部で学び、グローバル化とデータ重視の新たな時代を担う人材となり、国際経済や地域経済で活躍してください!

経歴

1957年青森県生まれ。
1979年横浜国立大学経済学部卒業。
1984年東京大学大学院博士課程単位取得。
横浜国立大学経済学部講師、同助教授、同教授を経て、2019年4月に新潟県立大学国際産業経済研究センター教授に着任。2020年4月より現職。
横浜国立大学在職時には、経済学部長、大学院国際社会科学研究院長、成長戦略研究センター長等を務める。
専門分野は、マクロ経済学、経済成長論。

主要著書・訳書

『日本経済:競争・規制・自由化』(共著)有斐閣(1992年)
『スティグリッツ マクロ経済学』(共訳)東洋経済新報社(2014年)

国際経済学部の3つのポリシー

国際経済学部のディプロマ・ポリシー

本学部では、国際的視野から経済・産業・企業の仕組みを理解する専門知識を有し、情報分析力、確かな語学力・国際コミュニケーション力を有する人材を育成することを目的とします。そのために本学部では、「国際経済コース」「地域経済創生コース」の二つのコースを設け、「国際経済コース」では「国際的視野から東アジアをはじめとする国際経済における経済・産業・企業の仕組みを理解する専門知識を有し、グローバル化する経済・産業・企業において主体的に活躍し、役割を担ってゆく上で必要とされる専門知識と応用能力」を有する人材、「地域経済創生コース」では「国際的視野を備えながら地域における経済・産業・企業の仕組みを理解する専門知識を有し、地域の経済・産業・企業の創生と発展に主体的に関わり、役割を担ってゆく上で必要とされる専門知識と応用能力」を有する人材の養成を行います。

本学部では、以下に示す四つの「知・力」を身に付け、かつ所定の単位を修得した者に、学士(経済学)を授与します。

知識・理解

(1)東アジアをはじめとする国際社会とのネットワークを深めつつ新潟の持続的発展を担うことができるように、国際的視野から経済・産業・企業の仕組みを理解するための基礎となる知識を獲得し、理解する。

(2)グローバル化する経済・産業・企業において主体的に活躍し、役割を担ってゆく上で必要とされる専門知識と応用能力又は国際的視野を備えながら地域の経済・産業・企業の創生と発展に主体的に関わり、役割を担ってゆく上で必要とされる専門知識と応用能力を獲得する。

基本的技能・態度

(1)国際経済や地域経済に関連して、統計データを用いた分析やデータの処理・分析に必要な基礎力を身に付ける。

(2)国際経済や地域経済に関連して、統計データを用いた分析やさまざまな業務におけるデータの処理・分析に必要な実践的な情報分析力を身に付ける。

コミュニケーション能力

(1)国際経済や地域経済に関連する知識や情報を収集・整理・分析した結果をまとめ、それについて論理的に分かりやすく表現する能力や意見交換する能力を身に付ける。

(2)外国語での会話や資料の読解、文章表現を行う基礎的能力を身に付け、自己を表現し他者と相互に理解する国際コミュニケーション力を身に付ける。

総合的活用力

国際的視野から経済・産業・企業の仕組みを理解する専門的能力、情報分析力、国際コミュニケーション力を総合的・実践的に活用し、主体的に問題点を抽出し答えを探求することができる力を身に付ける。

国際経済学部のカリキュラム・ポリシー

本学の基本理念である「国際性の涵養」「地域性の重視」「人間性の涵養」 の下で国際経済学部が育成する人材が身に付ける能力は、「国際的視野を備えて、東アジアをはじめとする国際経済・地域における経済・産業・企業の仕組みを理解する力」、「統計データを用いた分析やデータの処理に必要な基礎力を高める実践的な情報分析力」、「英語を実践的に駆使する力と露中韓言語を理解する力」を三つの主要な柱とします。これに対応して、国際経済学部のカリキュラムは、「国際性の涵養」「地域性の重視」「人間性の涵養」という本学の理念に基づいて設定された全学共通の基盤科目及び本学部の学生を対象とする専門科目により構成します。

なお、段階的及び体系的な教育課程を構築するため、すべての開講科目について、ナンバーを施し、100番台から400番台までの4段階の科目を学生の進度に応じて配置します。100番台は入門科目、200番台は専門基礎科目、300番台は専門応用科目という位置付けとします。「専門演習Ⅲ」「専門演習Ⅳ(卒業論文を含む)」は400番台の科目として配置します。

(1)「国際性の涵養」「地域性の重視」「人間性の涵養」という本学の理念に基づく教養教育

幅広い視野と深い教養を修得するとともに本学が位置する新潟への関心と問題意識を促すことを目的として、「新潟学」「歴史と文化」「人間社会と科学」「社会と経済の仕組み」のカテゴリーからなる現代教養科目を配置します。

(2)「国際的視野を備えて、東アジアをはじめとする国際経済・地域における経済・産業・企業の仕組みを理解する力」及び「統計データを用いた分析やデータの処理に必要な基礎力を高める実践的な情報分析力」を養うための教育

体系的かつ段階的に学力を養うため、「専門的基礎能力を高める入門科目(1年次)」、「専門的知識に裏付けられた理解力・応用能力を高める専門科目(2~3年次)」、そして、「実践力を習得する専門科目(3~4年次)」を配置します。

  1. 「国際的視野から経済・産業・企業の仕組みを理解する基礎的専門能力」及び「基礎的情報分析力」を習得するために「専門的基礎能力を高める入門教育(1年次)」(入門科目 100番台)を配置します。入門科目は、1)全学共通科目である経済学及び情報・データ分析関連分野の入門科目、2)本学部の学生のみを対象とする同分野の入門科目、3)入門演習により構成されます。入門演習は、アカデミック・リテラシーの基礎を身に付けるとともに、経済的現象に広く探究心を持ち大学の教育への興味、関心を高めることを目的とします。
  2. 2年次以降の学生に対して「国際経済コース」と「地域経済創生コース」の二つのコースを設け、専門基礎科目(200番台)を配置します。学生は2年次当初からいずれかのコースに所属します。「国際経済コース」においては「専門的知識に裏付けられた理解力・応用能力を高める教育」の目的は「東アジアをはじめとする国際経済における経済・産業・企業の仕組みを理解する専門知識を有し、グローバル化する経済・産業・企業において主体的に活躍し、役割を担ってゆく上で必要とされる専門知識と応用能力」の習得、「地域経済創生コース」においては「国際的視野を備えつつ、地域における経済・産業・企業の仕組みを理解する専門知識を有し、地域の経済・産業・企業の創生と発展に主体的に関わり、役割を担ってゆく上で必要とされる専門知識と応用能力」の習得のために、専門科目を両コース共通科目、国際経済コース科目、地域経済創生コース科目として配置します。
  3. 具体的課題を解明し、主体的に解決に取り組むことのできる実践的専門能力を習得するために、3~4年次向け学生に専門応用科目(300及び400番台)を配置します。「国際経済コース」では東アジアをはじめとする国際経済が直面する具体的課題を取り上げ、「地域経済創生コース」では地域の経済・産業・企業が現実に直面する具体的課題を取り上げた教育を行います。
  4. 3~4年次では、講義科目に加えて専門演習科目を設け、少人数による実践的教育(卒業論文作成指導を含む)を行います。
  5. 4年次における専門演習及び卒業論文は、ディプロマ・ポリシーで掲げた<総合的活用力>「国際的視野を備えた専門的能力、情報分析力、国際コミュニケーション力を総合的・実践的に活用し、主体的に問題点を抽出し答えを探求する力」を養う上で重要な科目とします。

(3)確かな語学力・国際コミュニケーション力を養うための教育

外国語教育においては、「英語を実践的に駆使する力」を育成し、英語でコミュニケーションを行うことのできる基盤的能力、英語を実践的に駆使する能力の習得を目指すとともに、「露中韓言語を理解する力」として露中韓言語の基礎力と理解力の習得を目指します。

  1. 英語教育は、4年間を通して、英語科目、経済学の専門科目、海外の大学と連携した海外研修、交換留学等のプログラムにより行います。
  2. 英語科目は、高大接続改革の一環としての入試改革において重視すべきとされた「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を総合的に伸ばすことを主眼とする一般英語プログラムを1年次に履修することに加え、1年次後期から2年次にかけて(100番台及び200番台科目において)CLILの手法を用い、英語の読む・聞く・話す・書く基礎的能力を高めるとともに、英語を実践的に駆使する力を養うために、英語教育を専門とする教授陣によるプログラムに基づき集中的英語教育を行います。
  3. 2年次において「CLIL English」(200番台)及び本学部学生のみ開講される“English for Economics”等の英語科目(いずれも200番台)を配置し、専門能力と実践的な語学力・コミュニケーション力の両面を高める観点から配置される英語による専門科目(主に3年次向け300番台)の履修に向けての橋渡しの役割を果たす科目とします。
  4. 2、3年次においては、英語により開講される専門科目を履修することにより、専門知識を踏まえた実践的な英語力、コミュニケーション能力を高めます。
  5. 露中韓言語については、2年次(200番台)において露中韓言語のうち一言語を選択必修とし、各言語の基礎力を養うインテンシブな授業を行います
  6. 露中韓各言語のさらに高度なリテラシー修得のため、3年次の選択科目(300番台)として、露中韓各言語を使ったインターネット等での情報収集、経済関係のメディア情報及び専門文献の講読等に必要とされるより高度なリテラシー修得を目指す科目を配置します。さらに、会話力向上のための科目を選択科目(300番台)として配置します。

国際経済学部のアドミッション・ポリシー

(1)教育内容・特色

国際経済学部は、「国際的視野から経済・産業・企業の仕組みを理解する専門知識を有し、情報分析力、確かな語学力・国際コミュニケーション力を有する人材を育成する」ことを目的とし、専門性の高い能力を有する人材の教育を目指しています。また、質の高い教育を支え、地域や社会のニーズを踏まえた研究活動を推進していきます。

(2)国際経済学部が求める人材像

国際経済学部では、次のような学生を求めています。

入学を期待する人材

  • 国際経済及び地域経済に関心を有し、専門的能力を高めることに意欲を有する者
  • 経済を読み解くための情報・データに関心を有し、その分析能力を高めることに意欲を有する者
  • 国際経済や地域経済に関して学んだ知識や思考力を生かして社会や地域に貢献する意欲を有する者

(3)大学入学までに身に付けておくことが望ましい知識・能力・態度

高等学校における学力の三要素、「知識・技能」「思考力、判断力、表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」に関して以下の学力評価を行います。

基礎的な知識・技能

経済学を学ぶために必要な基礎学力として、高等学校等で身に付ける英語、国語、数学の知識。特に英語に関しては、「読む・書く・話す・聞く」の4技能をバランスよく習得し、幅広い基礎学力を身に付けていること。

思考力、判断力、表現力

広く経済社会のさまざまな動きや変化に対する探究心を有し、自らの考えを論理的に表現し、わかりやすく伝えることができること。

主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度

国際及び地域の経済問題に常に関心を持ち、それらの解決に向けて専門知識・思考方法を自ら活用し、国際社会及び地域社会に積極的に貢献しようという意識を有していること。

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