きっかけは物事を知る、疑う楽しさを知ったこと

先生インタビュー 2017年10月31日

堀江 薫 教授

国際地域学科
専門分野:法律学(憲法学、国際人権法学)
担当科目:法学、日本国憲法、国際人権法、国際法演習Ⅰ(基礎)、国際法演習Ⅱ(展開)、卒業研究、オムニバス授業の国際学A(国際社会の課題)・国際地域学B(多文化共生)

大学教員になったきっかけ

大学卒業後社会に出て働くうちに、物事を知る楽しさや、根本から疑うことの大切さに気がつき、もう一度勉強し直そうと考え、30歳の時に大学院に入りました。そこでは、学部在籍中に学んでいた法律学の中でも、人権や平和等に関する基礎理論から現実の最先端の問題まで考究できる憲法学を専攻しましたが、とくに人権論の面白さや重要性を感じて、研究者になろうと思いました。

休日は何を

小旅行をすることが多く、東北地方や新潟県内で、バスや電車等の公共交通機関で行けるところに行っています。山や渓谷を見て楽しむ、いわゆる乗り鉄です。JR東日本とJR北海道の路線で乗ったことがないところは数カ所を残すのみで、学生さんや卒業生さんたちと旅行の話や出身地の話になった場合は、役に立つことが多いです。

授業で工夫している点

明るく楽しい法律問題はないこと、法律学は理論的に学説が対立する領域が多いこと(例えば、公的領域での保障を中心に組み立てられている人権が、私的領域でも適用されるか、という人権規定の私人間効力の問題における、直接適用説、間接適用説、無効力説の対立等)等の理由から、わかりやすい説明をするように心がけています。

My Favorite MUSIC

笹川 美和

新潟県立大学の前身である県立新潟女子短期大学の卒業生です。