椅子がない研究室

研究室紹介 2017年10月31日

伊藤 巨志 研究室

子ども学科 教授

専門分野:身体発育発達、健康科学
担当科目:子どもの運動、保育内容(健康)、体育実技、体育講義、自然とスポーツ

伊藤研究室には椅子がありません。

厳密には「座って仕事をする椅子がない」ということです。ゼミや打ち合わせ、食事の時以外は立っています。なぜこんなことを?と思われる方が多いと思いますが、50歳を過ぎた頃から体力の低下を感じ始めたのがきっかけです。実感できるメリットは、姿勢保持能力が高くなりました。脚(特にふくらはぎ)の筋肉を鍛えることで美脚になりました。「どっこいしょ!」という感覚がなくなりました。デメリットは、すごく疲れて寝るのが早くなりました。

そして、何よりも立っている(立てている)ことの幸せを感じられます。ちょうど昨年の今頃、第2の身体発達をしました。寝たきりから車いす、補助器具を使っての歩行、平行棒につかまりながらの歩行と、段階を踏みながらのリハビリを行い自立歩行ができるまでに1ヶ月かかりました。その時に実感したのは、姿勢保持や歩行には筋力と平衡感覚が重要だということです。大学に復帰してからも、立って仕事をしています。「漸進性の原則」「オーバーロードの原則」を実感しています。

研究室のお気に入り品

似ている!と言ってもらった、熊のプーとブリキのおもちゃ