地域と大学を考えるシンポジウム

講演会 開催日:2010年1月21日(木)

グロ-バル化、高齢化、少子化が進展する中、様-な課題と格闘する地方においては、どのような「人材」が求められているか、また「大学」はどのような教育、人材育成をやらなければならないかについて有識者の講演とパネルディスカッションを行います。

時間 13:30〜15:40 ※受付開始は13:00〜
場所 クロスパル新潟 4階映像ホ-ル(新潟市中央区礎町3ノ町2086番地)
内容 基調講演
講師 原田 泰氏((株)大和総研常務理事チ-フエコノミスト)
演題 『社会が求める大学とは』
パネルディスカッション
パネリスト 原田 泰氏((株)大和総研常務理事チ-フエコノミスト)
北村 正美氏((株)グロ-バルネットコア代表取締役社長)
猪口 孝(新潟県立大学学長)
コ-ディネ-タ- 渡辺 英美子氏((株)新潟日報社読者ふれあい部長)
参加費 無料
お申込 参加ご希望の方はこちらをご利用ください。
新潟県立大学事務局
〒950-8680 新潟市東区海老ケ瀬471番地
電話:025-270-1300
FAX:025-270-5173

イベントレポート

地域と大学を考えるシンポジウムを開催しました

1月21日(木)、クロスパルにいがたにて、「地域と大学を考えるシンポジウム」(新潟県立大学主催)が開催されました。生憎のみぞれ模様の悪天候にもかかわらず、約100人の方が会場に足を運んでくださいました。この場を借りて主催者として御礼申し上げます。

前半の基調講演では、大和総研常務理事チーフエコノミストの原田泰先生から、戦後の高度成長時代、企業側が「大学は実務を教えなくてよい。人材は企業が育てる。」という日本独特の制度「Jモード」が成立。その後、低成長とともに「Jモード」を維持することが困難になってきたが、企業が必要とする能力は不定形であり、大学が公式として教えられるようなことは少ないという現実がある。企業の多くは、今でも新卒者に「即戦力」より「潜在力」を求めている。社会は、「少しの公式」と「大きな探究心」を教えることを大学に求めている、とのお話がありました。

後半のパネルディスカッションでは、新潟日報社読者ふれあい部長の渡辺様のコーディネートで原田先生、地元IT企業(株)グローバルネットコア社長の北村様及び本学学長猪口が、今の学生に求められる資質、大学が行うべき教育について活発に議論したました。