モンゴル経済の構造転換と北東アジアの気候・エネルギー課題
研究紹介・研究室紹介
2026年07月01日

Shagdar Enkhbayar 教授
北東アジア研究所
主な研究分野: 開発経済、モンゴル経済、貿易政策、気候変動・脱炭素
モンゴル経済は、中央計画経済から市場経済への大きな転換を経験してきました。1990年代初頭以降、モンゴルは大きな経済転換を遂げてきましたが、製造業基盤の弱体化の後、鉱物資源開発に依存した成長の影響を強く受けるようになりました。その結果、モンゴル経済は、持続的なマクロ経済発展、資源依存型成長とのバランス、経済の多角化、さらには地域・国際市場との貿易統合の深化といった重要な課題に直面しています。
私の研究は、モンゴル経済および北東アジアにおける気候変動問題を主な対象としています。移行前の経済体制から現在の経済転換に至るまでのモンゴル経済の変化を、マクロ経済発展、貿易構造、鉱物資源に依存した成長などの観点から探究しています。ま た、モンゴルの経済発展についてマクロ経済分析を行い、貿易政策や地域経済統合などの課題を研究しています。さらに、GTAP(グローバル貿易分析プロジェクト)データベースなどの応用一般均衡(CGE)モデルや貿易分析を用いて、モンゴル経済における構造変化や政策の影響を分析しています。
同時に、気候変動とエネルギー転換は世界的に重要性を増している政策課題であり、特に北東アジアにおいてその重要性が高まっています。私は、国際的な気候変動交渉、エネルギー転換、温室効果ガス排出削減政策などについても研究しており、北東アジアにおける動向や、それが地域協力や持続可能な発展に与える影響に注目しています。
私は学生に、これらの課題について学び、モンゴルの経済転換の過程や、北東アジアの気候・エネルギー問題を理解することを奨励しています。
- モンゴル現地調査
- 国連気候変動枠組条約締約国会議にて (ブラジル連邦共和国・ベレン)