シェークスピアの言葉の虜になり研究者の道へ

先生インタビュー 2018年10月31日

小谷 一明 教授

国際地域学科
専門分野:アメリカ文学、環境文学
担当科目:環境文学・文化演習、言語文化論、Fundamental English A、国際地域学B(多文化共生)、アカデミック・リテラシーⅠ、アメリカ表象文化論

大学教員になったきっかけ

大学時代、シェークスピアの言葉のとりこになり、気づくと毎晩、図書館でオックスフォード英語大辞典をばたばたと開け閉めしながら、珍しい単語を集め、ノートにその単語の語源、意味、例文を書き続けていました。この背丈ほどもある辞典はまさに至宝そのもの、be動詞や冠詞まで調べるうちに研究者の道に進んでいました。

休日は何を

寸暇を惜しんで本を読んでいます。一度に手を付ける本は10冊程度。本を読むと次々に新しい本が欲しくなり、オークションにまで手を広げて本を入手しています。読み疲れるとドイツ製のブック・ブラシで本にたまった埃を払います。蔵書が増えたせいか、最近は紙魚(しみ)という本好きの虫まで現れるようになりました。

授業で工夫している点

学生時代、予習が終わらないという理由ですぐ休講にする教員がいました。とても素敵な先生だったのですが、私は予習をしすぎるとつまらない授業になってしまいます。ある程度、不勉強な部分を残して教室に入ると、思わぬインスピレーションが訪れる気がします。「無知の知」が心のゆとりをもたらしてくれるのでしょうか

My Favorite MOVIE

ショア

映画では『ショア』というホロコーストを扱った作品。音楽は米国のラップやジャマイカのレゲエ。