卒業後も学び続けて働くこと
卒業生インタビュー
2025年06月27日
山田 孝太郎さん
国際地域学部 国際地域学科 2024年3月 卒業
社会医療法人新潟勤労者医療協会勤務
大学で学んだこと、今の仕事を選んだ理由、今後チャレンジしたいこと
私は大学時代、水俣病について学んでいました。水俣病について深く学ぶうちに社会の不条理ややるせなさを感じるとともに、「社会に貢献する」とはどんなことだろうと考えていくようにもなりました。大学で学んだことをいかにして社会に活用できるのかと考えた時に、この職場と出会いました。
新潟勤労者医療協会は「無差別・平等の医療の実現」を掲げており、経済的・社会的な事情に関わらず、全ての人に医療を提供しています。社会と医療は密接な関係です。現代には様々な社会問題が生じています。大学で得た不条理な社会に対しての抵抗や向き合う努力を存分に活かせる場所だと思っています。
私は現在でも水俣病の勉強を続けるとともに、裁判や患者さんの活動の支援に取り組んでいます。ありがたいことに最近では、高校生や大学生に出張授業をさせていただくことも増えました。今後は医療の現場から水俣病を語り継ぐ存在になりたいです。