新潟市・イオンリテール(株)と協働したお弁当開発

活動報告 2023年12月18日

新潟市・イオンリテール(株)と協働したお弁当開発

代表 緑川 諒さん
人間生活学部健康栄養学科 3年

活動の様子を教えてください。

 公衆栄養学の一環で、市民への食育の普及と啓発を図ることを目的に、新潟市・イオンリテール(株)と連携した、美味しくて健康なお弁当開発に携わりました。今回の取組みでは、特に食事を準備することが難しいといわれる30-50代の働く男性をターゲットに、仕事の昼休みや仕事帰りにスーパーで手軽に購入できるような、健康的なお弁当を考えました。開発において、スマートミール(健康に資する要素を含む栄養バランスのとれた食事)の基準と、イオンリテールの販売基準に合うように、栄養価や価格の調整をしながら試作を重ねた他、実際に店頭アンケートを行い、嗜好調査等も実施しました。そして開発後は、店頭販売や市の広報誌などのマスコミを通じてお弁当の販売促進活動を行いました。
 お弁当開発にあたり、健康的なお弁当から一般的にイメージされる「薄味」や「物足りなさ」を感じないような味付けとボリューム、ネーミングを意識しました。この活動を通して、商品化されるまでには、多職種との連携や、栄養価や使用したい食材と価格のバランスなど、多くの課題をクリアする必要があり、商品開発のやりがいと難しさを学びました。