熱中症 -春から意識する暑熱順化-

4月21日に気象庁が発表した向こう3か月の天候の見通しでは、全国的に平均気温が平年より高い見込みになっています。

そうなると心配なのが「熱中症」です。

いや…そうは言ってもまだ5月…と思っていませんか?

実は、総務省消防庁が発表した救急搬送状況では、令和7年5月に全国で2,614人が熱中症のため搬送されています(参考:6月;17,229人、7月;39,375人)。

身体には気温や湿度の変化に応じて体温の調節を行う仕組みが備わっています。しかし、急激な変化には対応が難しく、暑熱ストレスが体温調節の仕組みを一気に上回ってしまうと熱中症になってしまいます。

熱中症の予防では、体調管理や衣服等の調整、水分補給はもちろんですが、気象条件や暑熱時の作業環境に対する配慮も大切です。また、徐々に暑さに身体を慣らしていくことを「暑熱順化」と言いますが、実際にはこの時期から梅雨どきまでの間に実施します。具体的には、1週間以上をかけて、軽めの作業や運動、ストレッチなどを暑さに応じて時間を調節しながら実施します。また、入浴もシャワーだけでなく、ぬるめのお湯に浸かるようにするとよいでしょう。

もし、熱中症あるいはそれを疑う症状のある人を発見したら、健康支援センターあるいは事務局に連絡しましょう。ただし、意識障害がある意識がない応答や言動が何かおかしい名前や場所を尋ねても適切に答えられない場合は、直ちに119番通報(救急車要請)をしてください。

大事なことは、暑くなる前から身体を慣らし、水分や塩分の補給を心がけること、そして「熱中症」の知識や対応への理解を深めておくことです。

 

参考スポーツをする、しないに関わらず、ぜひ目を通してみてください!
○日本スポーツ振興センター:熱中症発生のメカニズムと対策「児童・生徒編」
https://www.jpnsport.go.jp/anzen/anzen_school/heat/tabid/3055/Default.aspx                                                                                                             ○日本スポーツ協会:スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック
https://www.japan-sports.or.jp/medicine/heatstroke/tabid1437.html#guidebook

                                         (令和8年5月11日、センター長:田中純太)