子宮頸がん

子宮頸がんは、20歳代から30歳代の若い方に急増しており、日本では毎年約11,000人の女性が発症し、3,000人もの方が亡くなっています。
進行すると妊娠や出産の可能性を脅かしたり、尊い命を奪う場合もあり、女性の一生に大きな影響を及ぼす病気です。
子宮頸がんの発生にはヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が関わっているとされています。
感染は、主に性的接触によって起こり、女性の多くが一生に一度は感染するといわれています。
HPVに感染した人が必ず子宮頸がんになるわけではありませんが、予防としてHPVワクチン接種と、20歳からの子宮頸がん検診による早期発見・早期治療が大切です。

 

HPVワクチン接種

定期接種対象者は、小学校6年生から高校1年生相当の年齢の女性で、標準的接種年齢は中学校1年生です。
接種対象年齢であった当時に、HPVワクチンが定期接種ではなかった平成9年度から平成20年度生まれの女性の皆さんを対象に、HPVワクチン公費接種の期間延長が行われています。「令和4年4月1日から令和7年3月31日までに1回以上公費で接種をした方」は、令和7年度中に2回目、3回目の接種を公費で受けられます。令和7年度中に追加接種が終わるように、かかりつけ医で接種のスケジュールを確認してください。

 

子宮頸がん検診

20歳を過ぎたら定期的に子宮頸がん検診を受けましょう。
 *性交渉の経験がない場合は、子宮頸がんが発生するリスクは極めて低く、検診を受ける必要性はこれまで示されていません。
子宮頸がん検診は、産婦人科や検診センターで受けることができます。
市区町村(自治体)が子宮頸がん検診の無料クーポン券を配っていたり、費用を一部負担しています。
自治体が費用負担をする子宮頸がん検診の年齢や、費用負担額は市区町村によって異なります。
子宮頸がん検診の受診券が市区町村から届く場合と、ご自身で申し込む場合がありますので、詳しくはご自身が登録されている市区町村のホームページや窓口からご確認ください。

 

ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症の予防接種について 新潟県HP
がん検診について/健康にいがた21新潟県福祉保健部健康づくり支援課
ヒトパピローマウイルス感染症のワクチン(HPVワクチン)予防接種新潟市
各種がん検診新潟市