アレルギー性鼻炎(花粉症)

この冬も何度となく大雪に見舞われましたが、このところだいぶ春らしくなりました。そのような状況で気になる、あるいはすでに困っている人もいるかもしれません…そう、花粉症ですね。
花粉症は、発作的にくしゃみや鼻みず、鼻づまりの症状を繰り返す「アレルギー性鼻炎」の一種で、人によっては目のかゆみ(アレルギー性結膜炎)を合併することもあります。実におよそ半数の日本人にアレルギー性鼻炎があるとも言われていますが、季節性に発症するものの多くが花粉症です。なかでも春の「スギ」、秋の「ブタクサ」に悩まされている人は多いと思います。
また、春や秋だけでなく、アレルギー性鼻炎の症状が一年中ある、という人もいるかもしれません。この通年性のものの多くは室内塵(ハウスダスト)・ダニアレルギーによるもので、気管支ぜん息を合併している人に目立つ傾向があります。
アレルギー性鼻炎、特に花粉症では、症状が出るか出ないかのうちに治療を開始すると、重い症状に悩まされにくいことがわかっています(初期治療と言います)。毎年同じ時期に花粉症の症状が出る場合には、早めに医療機関で処方を受けるか、ドラッグストアで治療薬を購入して、早々に初期治療を開始することをお勧めします。
なお、症状があるのにアレルギー性鼻炎の診断を受けたことがない場合には、一度は医療機関を受診しましょう。実際には耳鼻咽喉科や内科で対応してもらえます。そして、問診や鼻腔の診察などで典型的なアレルギー性鼻炎の状態と判断できれば、飲み薬や点鼻薬を用いて治療を開始します。症状によっては、鼻みずや血液、皮膚を用いたアレルギーの検査、必要に応じて鼻や副鼻腔(鼻の奥につながる骨に囲まれた空洞)の画像検査なども行うことがあります。
くしゃみや鼻みず、鼻づまりの症状は、集中力や生活のパフォーマンスにも影響します。きちんと診断と治療を行って、愉しくアクティブなキャンパスライフを迎えましょう。
(令和8年3月16日、センター長:田中純太)