ディプロマ・ポリシー

ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与方針)

新潟県立大学は、国際性の涵養、地域性の重視、人間性の涵養を大学の基本理念とし、グローバルな視点から地域づくりを担う中核的な人材を育成することを目的とします。また、新潟から世界に向けて交流の輪を広げ、情報発信するとともに、教育研究の成果を地域に還元して、持続的な地域の発展と共生社会の実現に貢献する大学を目指します。
国際地域学部では、「国際」と「地域」の視点から教育・研究を行い、国際的に活躍でき、地域のグローバル化に対応して地域づくりを担う人材を育成します。人間生活学部では、「人間」と「生活」の視点から教育・研究を行い、少子高齢化が進む地域社会に対応し、魅力ある地域社会を実現することができる人材を育成します。国際経済学部では、「国際」と「経済」の視点から教育・研究を行い、国際的視野から経済・産業・企業の仕組みを理解する専門知識を有し、情報分析力、確かな語学力・国際コミュニケーション力を有する人材を育成します。
この目標を達成するために、それぞれの学部における教育理念や目的に沿った指導を受け、所定の期間在学して所定の単位を修得した学生に学位を授与します。また、全ての学生が(知識・理解)(技能)(実践的姿勢)(統合的な学習経験と創造的思考力)の領域で以下の具体的な学修成果を修めることを目指します。

学士課程の学生が獲得する4つの知・力

知識・理解

  1. 文化、社会、または、自然に関する知識を獲得し、理解する。
  2. 新潟県の文化的または社会的な特徴を理解する。
  3. 専攻する学問分野における知識を体系的に獲得し、理解する。

基本的技能・態度

  1. 健全で豊かな社会生活を行うための素養・態度を身につける。
  2. 他者と協働して活動できる素養・態度を身につける。
  3. 専門的分野の活動に必要な技能・態度を身につける。

コミュニケーション能力

  1. 行った活動の成果を適切に表現できる。
  2. 他者が表現した内容について適切に評価し、建設的に意見を交換できる。
  3. 外国語でも情報収集・表現・意見交換できる。

総合的活用力

知識や情報、技能などを総合的に活用し、専門分野の活動に活かすことができる。

注:ここでの活動とは、学習活動、研究活動、社会活動、専門技能の実践活動などを含む、幅広い活動を意味する。

国際地域学部国際地域学科

国際地域学部は、グローバル化の進行が国際社会のみならず地域社会にも影響を与える中、国際的に活躍でき、地域のグローバル化に対応して地域づくりを担う人材を育成することを目指します。そのために本学科では、従来別個のものとして行われてきた「国際研究」と「地域研究」を融合した「国際地域学」を探求し、グローバルな視野をもってローカルな課題に取り組む学生を育てます。
所定の単位を修得し、以下に示す4つの「知・力」を身につけた者に、学士(国際地域学)を授与します。

知識・理解

  1. 文化、社会、自然などに関して各自が選択した分野の知識を獲得し、理解する。
  2. 新潟県の特徴に関して各自が選択した分野の知識を獲得し、理解する。
  3. (1)国際地域学を学ぶための基礎となる知識を獲得し、理解する。
    (2)国際地域学の研究に必要な専門知識を獲得し、理解する。

基本的技能・態度

  1. 文学や芸術、体育、社会貢献活動、異文化交流などの体験・学習を通して、自らの社会生活を豊かにするための素養・態度を養う。
  2. グループの一員として主体的・協調的に課題に取り組む態度を身につける。
  3. 国際地域学に関連する学問的・実践的課題の解決に必要な知識や情報を収集・整理・分析する能力を身につける。

コミュニケーション能力

  1. 国際地域学に関連する知識や情報の収集・整理・分析の過程や結果をまとめてスライドや資料、レポート、論文などにまとめ、論理的に解りやすく表現する能力を身につける。
  2. 国際地域学に関連してまとめられたスライドや資料、レポート、論文などの内容について意見を交換し、互いに内容の理解を深め、改善に役立つ意見を交換する能力や態度を養う。
  3. 外国語での会話や、資料の読解、文章表現を行う基礎的・発展的な能力を身につける。

総合的活用力

国際地域学に関連する知識や理解、基本的技能、コミュニケーション能力を総合的に活用して研究が行える。

国際経済学部

本学部では、国際的視野から経済・産業・企業の仕組みを理解する専門知識を有し、情報分析力、確かな語学力・国際コミュニケーション力を有する人材を育成することを目的とします。そのために本学部では、「国際経済コース」「地域経済創生コース」の二つのコースを設け、「国際経済コース」では「国際的視野から東アジアをはじめとする国際経済における経済・産業・企業の仕組みを理解する専門知識を有し、グローバル化する経済・産業・企業において主体的に活躍し、役割を担ってゆく上で必要とされる専門知識と応用能力」を有する人材、「地域経済創生コース」では「国際的視野を備えながら地域における経済・産業・企業の仕組みを理解する専門知識を有し、地域の経済・産業・企業の創生と発展に主体的に関わり、役割を担ってゆく上で必要とされる専門知識と応用能力」を有する人材の養成を行います。
本学部では、以下に示す四つの「知・力」を身に付け、かつ所定の単位を修得した者に、学士(経済学)を授与します。

知識・理解

  1. 東アジアをはじめとする国際社会とのネットワークを深めつつ新潟の持続的発展を担うことができるように、国際的視野から経済・産業・企業の仕組みを理解するための基礎となる知識を獲得し、理解する。
  2. グローバル化する経済・産業・企業において主体的に活躍し、役割を担ってゆく上で必要とされる専門知識と応用能力又は国際的視野を備えながら地域の経済・産業・企業の創生と発展に主体的に関わり、役割を担ってゆく上で必要とされる専門知識と応用能力を獲得する。

基本的技能・態度

  1. 国際経済や地域経済に関連して、統計データを用いた分析やデータの処理・分析に必要な基礎力を身に付ける。
  2. 国際経済や地域経済に関連して、統計データを用いた分析やさまざまな業務におけるデータの処理・分析に必要な実践的な情報分析力を身に付ける。

コミュニケーション能力

  1. 国際経済や地域経済に関連する知識や情報を収集・整理・分析した結果をまとめ、それについて論理的に分かりやすく表現する能力や意見交換する能力を身に付ける。
  2. 外国語での会話や資料の読解、文章表現を行う基礎的能力を身に付け、自己を表現し他者と相互に理解する国際コミュニケーション力を身に付ける。

総合的活用力

国際的視野から経済・産業・企業の仕組みを理解する専門的能力、情報分析力、国際コミュニケーション力を総合的・実践的に活用し、主体的に問題点を抽出し答えを探求することができる力を身に付ける。

人間生活学部子ども学科

社会の『対人支援』の多様な分野で中核となる人材を育成します。子ども学科では、子ども・家庭・地域支援の人材育成を目指し、地域で暮らす人のウェルビーイングに貢献し、地域の抱える問題に対応する専門的知見を深く探究します。具体的には、全学ディプロマ・ポリシーを踏まえ、以下に示す4つの知・力の育成を目指し、そのような資質・能力を身につけ、かつ所定の単位を修得した者に、学士(子ども学)を授与します。

知識・理解

  1. 文化、社会、自然などに関して各自が選択した分野の知識を獲得し、理解する。
  2. 新潟県の特徴に関して各自が選択した分野の知識を獲得し、理解する。
  3. (1)教育・保育・福祉を学ぶための基礎となる知識を獲得し、理解する。
    (2)教育・保育・福祉の専門家として活動するために必要な専門知識を獲得し、理解する。

基本的技能・態度

  1. 文学や芸術、体育、社会貢献活動、異文化交流などの体験・学習を通して、自らの社会生活を豊かにするための素養・態度を養う。
  2. (1)グループの一員として主体的・協調的に課題に取り組む態度を身につける。
    (2)社会の中でルールや規範を尊重して活動する素養や態度を身につける。
  3. 教育・保育・福祉に関連する学問的・実践的課題の解決に必要な知識や情報を収集・整理・分析・活用する能力を身につける。

コミュニケーション能力

  1. 教育・保育・福祉に関連する知識や情報の収集・整理・分析の過程や結果をまとめてスライドや資料、レポート、論文などにまとめ、論理的に解りやすく表現する能力を身につける。
  2. 教育・保育・福祉に関連してまとめられたスライドや資料、レポート、論文などの内容について意見を交換し、互いに内容の理解を深め、改善に役立つ意見を交換する能力や態度を養う。
  3. 外国語での会話や、資料の読解、文章表現を行う基礎的な能力を身につける。

総合的活用力

教育・保育・福祉に関連する知識や理解、基本的技能、コミュニケーション能力を総合的・実践的に研究・活用できる。

人間生活学部健康栄養学科

食事指導や疾病予防、高齢者等への栄養指導について、国際化、高度化、複雑化する現状に適切に対応でき、総合的な食育活動の中核を担える資質・能力及び健康をサポートできる食の専門家としての資質・能力を身につけるために所定の単位を修得し、4つの知・力を身につけた者に、学士(栄養学)を授与します。

知識・理解

  1. 文化、社会、自然などに関して各自が選択した分野の知識を獲得し、理解する。
  2. 新潟県の特徴に関して各自が選択した分野の知識を獲得し、理解する。
  3. (1)栄養学を学ぶための基礎となる知識を獲得し、理解する。
    (2)栄養学の専門家として活動するために必要な専門知識を獲得し、理解する。

基本的技能・態度

  1. 文学や芸術、体育、社会貢献活動、異文化交流などの体験・学習を通して、自らの社会生活を豊かにするための素養・態度を養う。
  2. (1)グループの一員として主体的・協調的に課題に取り組む態度を身につける。
    (2)社会の中でルールや規範を尊重して活動する素養や態度を身につける。
  3. 栄養学に関連する学問的・実践的課題の解決に必要な知識や情報を収集・整理・分析し、活動に活かす能力を身につける。

コミュニケーション能力

  1. 栄養学に関連する知識や情報の収集・整理・分析の過程や結果をまとめてスライドや資料、レポート、論文などにまとめ、論理的に解りやすく表現する能力を身につける。
  2. 栄養学に関連してまとめられたスライドや資料、レポート、論文などの内容について意見を交換し、互いに内容の理解を深め、改善に役立つ意見を交換する能力や態度を養う。
  3. 外国語での会話や、資料の読解、文章表現を行う基礎的な能力を身につける。

総合的活用力

栄養学に関連する知識や理解、基本的技能、コミュニケーション能力を総合的に活かし、実践的な活動や研究が行える。