2023.03.08

「産業DX教育プロジェクト 最終報告会兼アドバイザリ委員会」を開催しました

3月6日(月)当大学図書館内グループエリアにおいて、「産業DX教育プロジェクト」【正式名称:文部科学省 令和3年度大学改革推進等補助金(デジタル活用高度専門人材育成事業)「デジタルと食品の高付加価値化・消費者購買行動分析の掛け合わせによる高度専門人材育成教育プログラム」】の最終報告会 兼 アドバイザリ委員会 を開催しました。

 

以下のとおり、3人のプロジェクト担当教員より今年度の最終成果報告があり、途中2名の学生によるzoomでの研究発表も行われました。その後アドバイザリ委員の皆様より、建設的なご意見をいただきました。今回のアドバイスを生かし、本学データサイエンス教育センターでは当プロジェクトによって設けた設備等を活用しながら、来年度以降も教育プログラムを継続いたします。さらに、学生にとって興味のある魅力的なプログラムにしてまいります。

 

産業DX教育プロジェクト 最終報告会兼アドバイザリ委員会

【開催概要】

 日時:2023年3月6日(月) 15:00-16:30

 会場:コモンズ(新3号館)3階 新潟県立大学図書館内グループワークエリア

 主催:新潟県立大学 データサイエンス教育センンター

 

【アドバイザリ委員】

 高野 克己様 学校法人東京農業大学顧問、東京農業大学名誉教授

 髙橋 肇 様 亀田製菓株式会社 執行役員、お米総合研究所 所長

 谷合 俊一様 東京工業高等専門学校 校長

 

 【議事次第】

  • 開会挨拶 新潟県立大学学長 若杉 隆平

 

 1.プロジェクトの概要

    プロジェクト責任者 新潟県立大学 国際経済学部 教授 石塚 辰美

 

 2.成果報告

 (1) 雪室からのデータ取得と分析

    新潟県立大学 人間生活学部健康栄養学科 教授 曽根 英行 

  【Zoom発表】遠隔操作による食品の雪室貯蔵効果の解析

    人間生活学部健康栄養学科 4年 齋藤 明日香・中田 あかり

 

 (2) 消費者データの分析

       新潟県立大学 国際経済学部 准教授 田村 龍一

 

 (3) 計算サーバ演習室の設置と利用

    新潟県立大学 国際経済学部 教授 石塚 辰美

 

 3.質疑応答・アドバイス等

 (3委員のアドバイスより一部抜粋)

・企業においては、消費分析だけでなく生産ラインのオートメーション化など、このDX教育プログラムで扱っている教育の内容(データの収集と分析、遠隔操作ツールの作成と利用など)を活かす工程がたくさんある。ぜひ教育の中で進めていただきたい。

 

・「デジタル×専門分野[食品]×地域[雪室]」という一石三鳥の取り組みで、非常にいい事例が得られたと思う。雪室の研究のような産業界や社会での課題解決に役立つような「実践」の部分が入っていたのが良かった。今後他の分野にも「DX×専門分野」を広げていってほしい。

 

・学生が雪室での食品貯蔵、観光、音楽、洋服など興味のある分野で主体的に取り組めたことが良かった。新しいものを取り入れる時には、こうした個々の目標や興味を取り上げていくことで実際にスキルが身についていき、社会に役立つ人材ができてくるのかなと思った。

 

 4.総括と今後の課題

  • 閉会   (議事進行: 石塚)

 

 閉会後2号館1階へ移動し、「計算サーバ演習室」を見学

  【手書き文字識別にかかる機械学習のデモンストレーション】  

    新潟県立大学 国際経済学部 教授 石塚 辰美

 

産業DX教育プロジェクトの概要