教員情報詳細

西村 愛
ニシムラ アイ NISHIMURA Ai

基本情報

学部・部署

人間生活学部/University of Niigata Prefecture, Faculty of Human Life Studies

学科

子ども学科/
Department of Child Studies

職位

准教授

学位・出身大学

修士(社会福祉学) ・大阪府立大学

略歴

年月 職歴
2005年4月から2009年3月まで 東北文化学園大学医療福祉学部保健福祉学科専任講師
2009年4月から2019年3月まで 青森県立保健大学健康科学部社会福祉学科専任講師
2019年4月から 現職

主たる担当科目

障がい者福祉、地域福祉、コミュニティ・ワーク、就労支援サービス論、相談援助演習Ⅳ、相談援助実習指導Ⅰ・Ⅱ、施設実習指導Ⅰ、保育・教職実践演習(オムニバス)、相談援助実習Ⅰ・Ⅱ、施設実習Ⅰ・Ⅱ、乳幼児保育実習Ⅰ・Ⅱ

研究テーマ

主なテーマ

1.知的障害者の地域生活支援に関する研究

2.知的障害者の親亡きあと問題の解決に向けた家族支援に関する研究

3.障害学生支援に関する研究

4.合理的配慮に関する研究

 

 

主な内容

これまで、余暇活動や生涯学習支援を通して、意思疎通が困難な重度知的障害のある人を含めた、知的障害のある人たちが親亡きあとも、地域の中で自分らしく暮らすことができるような実践や研究を行ってきました。また、障害のある本人だけではなく、保護者の思いを聞き、悩みの解決に向けた家族支援も行ってきました。

ここ最近は、2016年に施行された障害者差別解消法の核となる合理的配慮について、制度上の条件整備だけではなく、どのような個別の配慮があれば、安心して自分らしく暮らすことができるかという視点をもちながら研究を行っています。

主な研究業績

著書・論文

書籍

1.『カフェからはじまる就労支援』
小笠原光摩・中野伽南・八並琴乃・西村愛
コーデックス印刷 2018年 02月

2.『社会は障害のある人たちに何を期待しているか―生涯学習実践から知的能力をめぐる問題を考える』
西村 愛
あいり出版 2014年 11月

3.『なぎさの福祉コミュニティを拓く‐福祉施設の新たな挑戦』
岡本栄一監修 新崎国広、守本友美、神部智司編
大学教育出版 2013年 05月

4.『高等学校における特別支援教育の実践』
加藤貴久・杉岡啓治編 安藤忠、西村愛、安原佳子、岡崎裕、吉村雅昭、角田茂良
あいり出版 2010年 07月

5.『ちがうからこそ豊かに学びあえる』
堀智晴、西村愛、中田省己、中村工、松森俊尚、徳田茂
明治図書 2005年 09月

直近の10年間

1.都外施設をめぐる議論と知的障害者の親亡きあと問題の関連についての検討
西村愛
日本社会福祉学会『社会福祉学vol.63-2(No.142)』PP. 28-40. 2022年08月

2.障害者差別解消法における障害学生支援の課題
西村愛
新潟人間生活学会『人間生活学研究第11号』PP.11-22.2020年03月

3.合理的配慮がめざす価値とは何か‐対話がはじまるプロセスに着目して‐
西村愛
日本社会福祉教育・ボランティア学習学会『日本福祉教育・ボランティア学習学会研究紀要33』PP.6-17 2019年11月

4. 知的障害者の親亡きあとの地域生活と「地域格差以前の問題」-サービス等利用計画は問題解決の糸口になりうるか-
西村愛
日本地域福祉学会『日本の地域福祉 31』PP. 17-27 2018年03月

5. 自己認識がない発達障害傾向のある学生に対する合理的配慮の一考察-実習指導者との情報共有を目指して-
西村愛
日本社会福祉教育学会『日本社会福祉教育学会誌 17・18 』PP.33-43 2018年03月

6. 社会福祉分野における当事者主体概念を検証する
西村愛
法政大学大原社会問題研究所『大原社会問題研究所雑誌(645)』 PP.30-42 2012年07月

7. 知的障害のある人の地域ネットワークづくりの現状と課題‐自分らしく生活するために‐
西村愛、渡邉洋一、廣森直子、山内修、石岡れい子、加藤和仁、工藤睦美
日本地域福祉学会『地域福祉実践研究(3)』 PP.26-35 2012年05月

8. 重度知的障害者の家族支援に関する一考察‐安心して親役割を降りるためのサポートカード作成に向けて‐
西村愛
日本社会福祉学会東北部会『東北の社会福祉研究(7) 』PP.107-120 2011年12月

9. 知的障害者の「居場所」づくりに関する一考察-インクルージョンの視点から-
西村愛
大阪市立大学人権問題研究所『人権問題研究(11)』 PP.45-57 2011年03月

10. インクルージョン実践に向けたオープン・カレッジの課題‐生涯学習支援から共に生きる関係性の構築に向けて
西村愛
オープン・カレッジ研究協議会『オープン・カレッジ研究(11)』 PP.21-35 2011年03月

新聞投稿
1.障害者へ配慮 「安心」を到達点の発想で
朝日新聞 「私の視点」2019年05月02日

2. 2025年問題 「老障介護」対策 早急に
河北新報「持論時論」2015年05月08日

3.家庭訪問のセンター作れ
朝日新聞 「私の視点」2012年04月16日

4.「親亡き後」の支援体制を
朝日新聞「私の視点」 2009年03月05日

5.「卒業後」を見据えた議論を
河北新報「持論時論」 2008年06月27日

6.知的障害者の触法行為-負の情報も伝え防止を-
河北新報「持論時論」 2007年10月24日

7.充実生活 障害者にも自然な支援の輪 広がれ
河北新報「持論時論」 2007年04月06日

 

講座・講演

講座
1.新潟市要約筆記者養成講習会講師 
「社会福祉の理念と歴史」「障がい者福祉の概要と施策の現状」「障害者権利条約」
2022年7月30日

2.新潟県要約筆記者養成講習会講師 
「社会福祉の理念と歴史」「障がい者福祉の概要と施策の現状」「障害者権利条約」
2022年9月18日

3.社会福祉主事認定講習会講師 「身体障害者福祉論」「知的障害者福祉論」2009年~2018年

4.知的障害者福祉の動向 講師
社会福祉主事認定講習会 2013年11月18日

5.障害児・者福祉施設新任研修講師
障害児・者福祉施設新任研修 2013年05月15日

6.障害者福祉論
市町村児童家庭相談専門性向上支援講習会 2011年09月12日

7.生き心地のよい地域をめざして-気づき・つなげる・見守る
青森県健康福祉部主催「お日様キャラバン(自殺防止市町村演劇キャラバン)」 2011年07月16日

講演

1.親亡き後の生活支援と生涯学習支援
令和4年度 障害者の生涯学習支援モデル事業公開講演会 於:能代市中央公民館 2022年09月11日

2.親亡きあとの支援について~親役割を引き継ぐために~
公益財団法人真柄福祉財団真柄福祉セミナー  於:新潟日報メディアシップ  2022年10月01日

3.オプカレの意義と可能性
知的障がい者が大学で学ぶ!~大阪府立大学オープンカレッジの挑戦~ 於:大阪府立大学
2015年12月13日 

4.知的障害のある人たちが地域で自分らしく暮らすための現状と課題
第55回全国社会教育研究全国集会第5分科会 2015年08月30日

5.障害者家族の孤独死から考える-多問題化に対応するアウトリーチセンターの必要性-
青森家庭少年問題研究会主催 学習会・シンポジウム 2012年06月16日

6.発達障害とともに
東北文化学園大学主催「東北文化学園大学医療福祉フォーラム 「誰もが地域の一員として‐共生社会を目指す居場所づくり」シンポジスト2008年08月16日

7.「誰もが地域の一員として‐共生社会を目指す居場所づくり」シンポジスト
仙台市発達相談支援センター「アーチル」第3回療育セミナー 2008年01月12日

8.親亡き後を考える‐地域の支援体制の重要性
仙台市知的障害者関係団体連絡協議会『平成19年度福祉講座』 2007年11月06日

9.特別支援教育の現状と課題
大阪府人権教育研究協議会夏季セミナー 2007年08月31日

所属学会

日本社会福祉学会、日本地域福祉学会、日本社会福祉教育学会、日本特別ニーズ教育学会、新潟人間生活学会

自由記載


2022年12月~現在 新潟市移動円滑化促進方針策定検討協議会 委員長
2022年06月~現在  「新潟ふれ愛プラザ指定管理者中間評価委員会」 委員長
2022年04月~現在   社会福祉法人新潟太陽福祉会 評議員
2022年04月~現在  「江南区ふれあい▪ささえあいプラン」推進委員会 委員長
2022年04月~現在   公益財団法人真柄福祉財団 業務推進委員
2021年07月~現在   新潟市社会福祉協議会日常生活自立支援事業契約締結審査会 委員長
2021年07月~現在  公益財団法人真柄福祉財団 理事
2019年04月~現在  社会福祉法人更生慈仁会 障害者支援施設十字園 オンブズマン
2019年07月~現在  新潟県福祉のまちづくり施策推進会議委員
2019年07月~現在  新潟市社会福祉審議会障がい者福祉専門分科会委員
2019年10月~現在  新潟県都市計画審議会委員

2017年06月 - 2019年03月 日本地域福祉学会 東北部会地方委員
2016年10月 - 2022年09月 日本福祉教育・ボランティア学習学会 特任理事
2010年12月 - 2015年03月 青森県手をつなぐ育成会本人の会「レインボー青森」支援者
2002年04月 - 2005年03月 大阪府教育委員会 「知的障害のある生徒の高等学校受入れに係る調査研究校」
学習サポーター養成事業実行委員

講座・講演キーワード

知的障害者の地域生活、親亡きあと、合理的配慮

一言メッセージ

障害のある人だけではなく、障害のある子どもと暮らす家族が、自分らしく生活できることが真のノーマライゼーションの実現であると考え、これまで研究や実践を行ってきました。何か協力できることがあれば、お手伝いしたいと思っています。

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