♪ロシアのポピュラー音楽
1995年頃から、ロシアのポピュラー音楽に興味を持ち、ロシアへ行く機会があるとCDやカセットテープ・ヴィデオテープなどを買ってくるようになりました。
はじめの頃は、日本円で2,000円〜3,000円程度と、かなり高価だったのですが、次第に価格も手ごろになり、2002年の夏の時点では、一枚200円〜300円くらいで買えるお店が多かったです。お店によって品揃えや価格が違っていたり、ちょっと古いものは手に入らなかったり、というところはまだ変わっていないようですが・・。
また、1995頃には、個人でCDを出せる歌手(やグループ)はごく一部の大御所だけで、売られているものの半分以上は、「сборник」と称される、いろいろな歌手の曲を詰め込んだ(?)CDでしたが、この事情も次第に変わり、デビューしたばかりの歌手でもCDを出せるようになりつつあるようです。
近頃では、ネット通販などで、日本にいながらにして買えるCDもあるようで、ファンが増えるといいなと思っています。
なお、このページの表題は「ポピュラー音楽」としていますが、一部民謡も含まれています。(この点についてはここをご覧ください)
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♪「СОЮЗ」について
СОЮЗという名前のсборникの存在は、1995年に「СОЮЗ14」を入手するまで、まったく知りませんでした。
「СОЮЗ14」は、一枚のCDに、最新ヒット曲とおぼしきものが22曲詰め込まれていて、曲の一部がカットされていたり、曲と曲の間にポーズがまったくない(CDプレーヤーは切れ目を認識するようですが、音はつながっていて切れ目がありません)という状態です。ずいぶん乱暴なことをするものだと思いましたが、たくさんのヒット曲を手軽に聴けるという点では、たしかに重宝です。
СОЮЗ15、16もCDを入手することができましたが、やはり同じように、1枚の中にそれぞれ24曲が詰め込まれているものでした。
また、「СОЮЗ15」という名前のヴィデオクリップ集も入手しました。ところが、収録されているのは13曲で(約60分)、そのうちCDと同じ曲は5曲だけ・・。なぜなんでしょうか。
一方、「СОЮЗ17」では、曲数はほぼ同じでありながら、CDが2枚組みになり、「完全収録」という文句がケースに書かれています。
18、19は、残念ながらCDを手に入れることができず、不完全な形のものしかないので何とも言えませんが、20、21、22は、やはりCD2枚組みになっているので、この形は定着したようです。
また、20・21のヴィデオクリップも手元にありますが、どちらも30曲収録で、約120分になっています。(しかし、CDとあまり対応していないのは相変わらずです。)
なお、1998年8月にロシアへ行った際に、「СОЮЗ22」のCDとヴィデオクリップを購入したのですが、CDの方は間違いなかったものの、ヴィデオの方は中身がまったく違っていて、ナターシャ・カラリョーヴァのコンサートでした。海賊版でなく、ちゃんと包装されているものを探して買ったのですが・・。
♪民謡とポップス
「СОЮЗ」は、最新ヒット曲集として出されているものだと思いますが、必ずといっていいほど民謡が含まれているのが面白いです。特に、「ЗОЛОТОЕ КОЛЬЦО」や「БАЛАГАН ЛИМИТЕД」の歌は、町中でも、テレビでも、非常によく耳にしたので、歌謡曲と並んで売れているらしいと感じました。
また、ビチェフスカヤのような歌手だけでなく、НА-НАのようなアイドルグループが民謡をレパートリーに入れたりしていることも、とても興味深いです。「ロシア民謡」というジャンルは、現代でも立派に生命力を保っているといえそうです。
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