言語地理学のへや(福嶋秩子)

 

SEAL version 6.0 for Windows98/Me/2000

・・2001/4/15 作成 4/22改訂 02/05/05追記・・

 

SEAL version 6.0について

システムの公開

ダウンロードとインストール  重要情報

SEALのインストール

1. SEALをすでにインストールしている場合

2. SEALを新規にインストールする場合

(1)インストールの準備、新しいフォルダの作成
(2)ファイルのダウンロード
(3)SEALシステムのインストール
(4)SEALデータのインストール
(5)Sealの初期設定
(6)初期設定時のトラブルシューティング
(7) SealDriveName.mapについて
(8)フォントを変える、新しい地図に移る場合など

 

 

SEAL version 6.0について

 SEAL version 5.6の「言語データの入力」のバグを改良し、SEAL version 6.0としました。Windows98の他、Windows MeおよびWindows2000で、動作することを確認しましたので、SEAL version 6.0 for Windows98/Me/2000としました。日本語版6.0Jの他に、英語版Windowsで動作の可能な英語版6.0Eを作成しました。英語版は英語版Windows Meで動作することを確認しています。

 

システムの公開

 Seal version 6.0Jは、学術上の利用であることを前提に、次のようにして公開します。

1) Visual Basic 6.0をおもちの場合、ソースプログラムを提供します。これはフロッピィディスク1枚に入る量ですので、添付ファイルによる送付も可能です。

2) Visual Basic 6.0をおもちでない場合、以下のダウンロードのページからダウンロードしてください。あるいは、フロッピィディスクあるいはCD-Rでお送りします。送付をご希望の方はどちらの媒体かお知らせください。FDでは、インストール用のディスク3枚とデータディスク1枚の4枚となります。

 システム送付ご希望の方はどちらかご連絡ください。

 

ダウンロードとインストール

 ここでダウンロードできるSEALは、SEAL ver. 6.0J(日本語版)です。同じVersionが、2002年5月作成のページで、システム・データを一括ダウンロードでき、より簡単にインストールできるようになりました。こちらを参照してください。
http://www.nicol.ac.jp/~fukusima/inet/
 以下では、Netscapeでダウンロードできないと書いてありますが、上記ページでは、それも可能になっています。
 SEAL ver. 6.0E(英語版)は、英語版ホームページでダウンロードできます。ただし、日本語版SEALと英語版SEALを同じコンピュータにインストールすることはできません。
http://www.nicol.ac.jp/~fukusima/english/
(2002年5月5日追記)

 SEALのインストールにはハードディスクに最低約5MB、理想的には8MB以上の空き容量が必要です。

 

 重要情報:このシステムが動くのは、Windows98以上です。Windows95をお使いの方は、別の場所からSeal version 5.0をダウンロードしてインストールしてください。Windows 3.1については対応していません。

 古いパソコン(Windows3.1で出発した機種など)ではインストールしようとすると、Windowのシステム中のDLLファイルなどを書き換えようとします。これをした場合に、他のソフトが動くかどうか保証できません。そういう警告があったときは、そのパソコンにインストールするのはあきらめて、より新しいパソコンにインストールしてくださるようお願いします。書き換えをしないと答えると、インストールは中断されます。

 また、新しいコンピュータであっても、Windowsの共用ファイルのデータがこわれているようなときは、インストールの途中でエラーメッセージが出ることがあります。これは、Windows98対応のVisual Basic 6.0では、ファイルの管理がより厳しく行われているからのようです。エラーメッセージが出たときには、ほとんどの場合インストールはできません。メッセージを無視しても、結局はインストールがうまくいかないようです。この場合も、「中止」を選択して、インストールを中断してください。例外は、「Windowsのシステムに、書き換えようとしているファイルより新しいファイルがあります。新しいファイルを保持しますか」と聞かれたときです。この場合は、「保持する」と答えると、正常にインストールが終了します。

 Windowsの共用ファイルのデータがこわれる理由としては、アプリケーションの削除を手動で行ったり(エックスプローラで関連のディレクトリを削除するなど)したために、どのプログラムがどの共用ファイルを使っているかについてのデータが不適正のものとなることが考えられます。このような状態で、無理にインストールを何度も試みると、最悪の場合、必要なファイルを削除してしまうことが起こります。SEALのインストールがうまくいかないときに再挑戦するのは1回ぐらいにとどめていただくようお願いします。

 SEALのインストールがどうしてもできない場合や、ほかのソフトに不具合が起きたような場合は、Windowsの再インストールからやり直すしかありません。ほかのソフトに不具合はなく、SEALの最新バージョンのインストールができない場合は、古いバージョンのSEALのインストールをおすすめします。基本的なことはこちらの版でも可能です。これはこのホームページの別のところからダウンロードできます。

 

SEALのインストール

1. SEALをすでにインストールしている場合

 SEAL 6.0Jは旧版の機能を含む上位ソフトで、旧版の処理をすべて実行できますので、特に必要な場合を除いて、旧版を削除して、新版のSEALをインストールしても問題はないはずです。ただし、OSがWindows95の場合には、SEAL 6.0Jは動作しないので、SEAL 5.0を使ってください。
 すでにSealをインストールしている場合でバージョンアップする場合には、Windowsのコントロールパネルで「アプリケーションの追加と削除」を選択し、SEALの旧版を削除してから、SEAL6.0Jをインストールしてください。旧版のSEALの削除に当たっては必ず、「アプリケーションの追加と削除」を使ってください。エクスプローラで直接SEALを削除するとシステムを破壊することがあり、他のアプリケーションの実行ができなくなる可能性があります。

 なお、SEALフォルダーには、二つのデータフォルダーがあるはずなので、これを別の場所に移動しておかなければなりません。これをやっておかないと、SEALフォルダーは削除されません。

 また、旧版のSEALを残したい場合は、次節で示すように別のフォルダーに新版のSEALをインストールしてください。

 

2. SEALを新規にインストールする場合

 以下では、標準的なパソコンを対象として、新規にSEALをインストールする方法を示します。ここではハードディスクのドライブ「c:\」のフォルダ[SEAL]にインストールするものとします。すでに前のバージョンのSEALをドライブ[c:\SEAL\]にインストール済みで、これを残したい場合などで、[c:\SEAL\]以外のフォルダにインストールする場合は、インストールしたいドライブ、フォルダーを、たとえば、[d:\SEAL60J\SEAL\]のように読み替えてください。ただし、この場合でも最後のフォルダ名は[SEAL]とする必要があります。また、[d:\]はドライブ名、[SEAL60J]はフォルダ名で、システムに合わせて設定できます。
 
(1)インストールの準備、新しいフォルダの作成
 この準備として、まず、ハードディスクのc:\ドライブにフォルダ名を[SEALDL]として新規にフォルダーを作ります。このためには、エクスプローラを起動し、ローカルディスク(c:)を左クリックした後、ファイル(F)メニューを開き、新規作成(W)メニューをドラッグし、フォルダー(F)を左クリックすると「新しいフォルダ」が表示されるので、名前を[SEALDL]とします。
 
(2)ファイルのダウンロード 
 SEALのシステムファイルとサンプルデータファイルを自己解凍ファイルにしました。以下で示す方法でダウンロードし、ハードディスクにとりこんでください。ただし、必ずIE(インターネット・エクスプローラ)を使ってください。理由はわかりませんが、Netscapeでは正常にダウンロードできません。Netscapeでダウンロードしたファイルでインストールしようとすると、システムをこわしてしまい、以後IEで正常にダウンロードできたファイルでもインストールできなくなくなります。ご注意ください。
 

setup.exe

SETUP.LST

Seal1.CAB

Seal2.CAB

Seal3.CAB

Seal60JData.exe   データファイルの自己解凍書庫

 
 まず、"setup.exe"を右クリックし、「対象をファイルに保存」を選ぶ。「名前をつけて保存」フォームが表示されるので、「保存する場所」をクリックし、先に作った作業用フォルダー[SEALDL]を指定します。これを行うとsetup.exeファイルをフォルダー[SEALDL]にダウンロードできます。残りの5つのファイルについても同様な作業を行い、すべてのファイルをダウンロードします。ただし、2つ目のファイルからは「保存する場所」の指定をする必要はありません。
 上の場所をただクリックだけでは、setup.exe以外はうまくダウンロードできません。特に、setup.lstは、読みに行き、ファイルの中身を開いてしまいます。また、setup.lstを「テキストファイル.txt」としてダウンロードすると、拡張子.txtをつけてしまったりします。保存するとき、「すべてのファイル*.*」を選択してください。
 ダウンロードの際はハードディスクに取り込むことをお勧めしますが、フロッピィディスクに落としたい方は、最初の3つのファイルで1枚、Seal2.CABで1枚、Seal3.CABで1枚使ってください。データファイルは3枚目か4枚目に入れてください。
 
(3)SEALシステムのインストール
 Internet Explorerを終了し、エクスプローラを起動します。作業用フォルダ[SEALDL]に上記6つのファイルがあることを確認します。setup.exeをダブルクリックすると、SEALのシステムファイルが解凍され、同時にSEALのインストールが始まります。初期指定のインストール先はc:\Program Files\Seal\になっています。Sealフォルダーをc:ドライブのルートに作るために、[ディレクトリ変更(C)]をクリックします。「パス名」"c:\Program Files\Seal\"のところの"Program Files"を消去し、インストール先のディレクトリ(フォルダとも)を[c:\Seal\]とし、[OK]ボタンをクリックします。
  「Seal6.0 J セットアップ」、セットアップ先ディレクトリ
   c:\Seal\は存在しません。
   このディレクトリを作成しますか、[はい]、[いいえ]
と表示されるので、[はい]をクリックします。
 「Seal6.0 J セットアップ」、セットアップを開始するには、
   次のボタンをクリックして下さい。
   このボタンをクリックすると、Seal 6.0 Jアプリケーションが
   指定されたディレクトリにセットアップされます。
と表示されるので、左の大きなボタン(アイコン)をクリックします。
 「Seal 6.0J-プログラムグループの選択」、セットアップは
   [プログラムグループ]
   ボックスに表示されたグループに項目を追加します。
   新しいグループ名を入力することも、既存のグループリストから
   選択することもできます。
と表示されるので、[継続(C)]ボタンをクリックします。
 次のような警告が表示される場合があります。
   コピーしようとしているファイルのバージョンはシステムに存在する
   ファイルより古いかまたは同じです。現在のファイルをそのまま使用
   することをお薦めします。...ファイル名:  c:\........ 
   詳細...... バージョン.......など、現在のファイルを保持しますか
と聞かれるので[はい(Y)]ボタンをクリックします。同様なメッセージが表示されたときは[はい(Y)]ボタンをクリックしてください。なお、これ以外の警告が表示される場合はセットアップが正常に終わらない可能性があります。この場合には、SEALのシステムはインストールできません。
 以上を行うと、
   「Seal 6.0 Jセットアップ」
   Seal 6.0Jのセットアップが完了しました
と表示されるので、[OK]ボタンをクリックすると、SEALのシステムのインストールが終了します。エクスプローラでSEALフォルダをクリックすると、以下の二つのファイルが作成されています。
    Seal.exe    ST6UNST.LOG
2番目のファイルはSEALのアンインストールを行うために必要であるから削除してはいけません。
 
(4)SEALデータのインストール
 SEALでは、システムのほかに、はんこデータ、地図データ、フォントデータなどを使います。SEALを実行すると、まずこのデータを読みに行きますので、SEALの実行前にこのデータのインストールをしておく必要があります。以下の手順でインストールをしてください。
 エクスプローラを起動し、[SEALDL]フォルダをクリックします。
   Seal60JData.exe
をダブルクリックします。
 「Seal60Jデータファイル」
   データファイルの解凍先
   c:\Seal60JData\ 
と表示されるので、"60JData"を消去し、
c:\Seal\
とし、[OK]ボタンをクリックします。データファイルがSealフォルダに解凍されるので、エクスプローラでSealフォルダの下に、SealDataとSealSymbolの2つのフォルダーが作成していることを確認します。SealDataとSealSymbolの下にはさらに以下に示すようなフォルダーが作成されています。
 
 c:\Seal ....\Sealdata...  \sample
               \sample60
\SealSymbol ...\bold16
        \bold18
        \standard16
        \standard18
 
以上でSealで用いるデータのインストールの終了です。
 
(5)Sealの初期設定
 (3)、(4)でインストールしたSealを初めて使う場合には、2回目以降と異なる手順が必要です*)。この方法を説明します。
 [スタート]メニューからSeall 6.0J を選択して実行すると
  「Sealのドライブ」ドライブ名を実行してください
と表示されます。ここで、"c:\"を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
  「Sealの地図名」地図名を入力してください
と表示されるので、"sample60"と入力し、[OK]ボタンをクリックします。
  「フォントの設定」フォントを入力してください、[はい(Y)]、[いいえ(N)]
と表示されるので[はい(Y)]ボタンをクリックします。つづいて、
  「フォント名」、「スタイル(Y)」、サイズ(S)」
と表示されるので、それぞれ[MS明朝]、[標準]、[10]を入力します。これはフォントとして「MS明朝」を用いて、「標準」の字体を選択し、フォントのサイズを「10ポイント」と設定するという意味です。フォント名にはこれ以外を選択できますが、フォント名の先頭に$、%、&、@がついているファイルを選択しないでください。これらのフォントを選択すると正しく表示されません。
  「特殊文字の位置」、特殊文字の位置を入力してください。-3.0〜3.0に設定、
   0で標準 数字が大きくなるほど下に移動する。
と表示されます。ここで"0"を入力します。この部分の入力は、SEALで用いる特殊文字(発音記号など)を他の文字と上下方向にそろえるために必要です。地図を印刷した際、凡例の説明で特殊文字の位置が他の文字とそろわない場合、-3.0〜3.0の範囲の値を入力します。この数字が大きくなるほど下に動きます。マイナスの数字の場合、上に動きます。フォントやフォントのサイズを変更したときは、試行錯誤的に適切な値を決めてください。
 
 2回目以降にSealを起動すると、すでに設定された「Sealデータのドライブ名、地図名とフォント」がまず表示され、これでよいかと尋ねます*)。これらに変更がない場合には、[はい]をクリックしてください。
 
*)「Sealデータのドライブ名、地図名とフォント」が表示されず、他のメッセージ「パスが見つかりません」などのコメントが表示される場合は以下の「トラブルシューティング」を参考にして、もう一度設定を行ってください。
 
(6)初期設定時のトラブルシューティング
 以上の(5)でSEALの初期設定がうまくゆかない場合、また、前のバージョンのSealをインストールしていた場合は、以下を試してください。まず、Seal6.0Jを起動し、「Sealデータのドライブ名、地図名とフォント」が表示されず、
  「実行時エラー"76"」パスが見つかりません
が表示された場合は、以下の作業をおこなってください。
 Sealで用いるデータフォルダー、すなわちSealData、SealSymbolが、(4)SEALデータのインストールで示したディレクトリにあるか確認します。もしなければ(4)をやり直します。SealData、SealSymbolはc:\Sealディレクトリの下になくてはいけません。もし、この2つのフォルダが正しい位置にあれば、以下をやってみてください。 
 エクスプローラを起動し、[検索]をクリックして、「ファイルまたはフォルダの名前」の箇所に"SealDriveName.map"と入力し、[検索開始]を入力し、検索してください。どこかに"SealDriveName.map"見つかったら、それを右クリックして[削除]してください。このファイルが複数見つかった場合はすべて削除してください。
 この後、Sealを起動し、(5)Sealの初期設定を行います。
 
(7) SealDriveName.mapについて
  SealDriveName.mapはSealのデータフォルダーがどこのドライブにあるか、どの地図を作業するか、また、フォントの設定など「Sealの初期設定」で入力したデータを保存するファイルです。Sealを初めてインストールし、(5)の初期設定を行った後、作成されます。このファイルは以前のバージョンのSealでも用いているので、Seal 6.0Jでも使っています。旧版のSealを使っている場合、SealDriveName.mapを更新する必要があるので、まず、このファイルを探し出して削除する必要があります。Sealを実行するとまずこのファイルを読みに行くので正しい情報が正しい位置、すなわち、2つのデータフォルダがSealフォルダの下の位置にない場合には「パスが見つかりません」のエラーになります。
 これらのファイルを削除してSealを起動すると
  「Sealのドライブ」ドライブ名を入力してください
と表示されるはずです。
 
(8)フォントを変える、新しい地図に移る場合など
 フォントを変更する場合、別の地図に移る場合などは、(5)の場合に[いいえ]と答え、地図名やフォント名、フォントスタイル、フォントサイズを指定します。
 

 

お願い

 2001年3月発行のSEAL ver.6.0のマニュアルで、実行後の手順などについて詳しく説明しました。マニュアルをご希望の方は、e-mailでご連絡ください。
 SEALをダウンロードし、インストール・実行された方は、ご感想あるいはご意見をお聞かせください。Chitsuko Fukushima fukusima@elle.nicol.ac.jp
 私たちは小規模でソフトウェア開発を行っていますので、比較的短期間でみなさまのご提案に応ずることができるのではないかと思っています。

 また、インストールおよび実行時にトラブルがありましたら、ご連絡ください。注意事項などは、「言語地理学のへや」Webページを通じて公開いたします。

 システムのバグなどがあると思いますので、お気づきの方はご一報いただければ幸いです。

 提供したプログラムは実行用のプログラムですので、プログラムの改変はできません。ご希望の方には、Visual Basic 6.0版のソースプログラムを提供できますので、その旨ご連絡ください。なお、このプログラムの改変によるいかなる結果にも責任はもてません。

 SEALを使った言語地図を発表するときは、SEALを使用した旨明示してください。

 


インターネット共同研究報告 福嶋秩子

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