ブックタイトル平成29年度公開講座記録集

ページ
26/30

このページは 平成29年度公開講座記録集 の電子ブックに掲載されている26ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

平成29年度公開講座記録集

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

平成29年度公開講座記録集

平成29年度 新潟県立大学 公開講座 地域を守る。家族を守る。?いざという時のために?かった経験から、振り返ってみて自分の子どもに、こういった支援があったらよかったなと思うことはあるか。菊野:当時、託児所やベビーシッターも利用していたが、災害時はたまたま夫が見ており、夫がそばにいる安心感もあった。もし託児所やベビーシッターを利用していたらどうしてただろうと思うと答えが出ない。今は子育て支援として整備が進められてきているが、身内以外では迎えが必要である。逆に保育士や学校現場で子どもを預かる立場であれば、自分の子どもは迎えにいけないが、目の前の子どもを守らなくてはならない。そういうときの覚悟や、それに対する子どもやパートナー、周囲の理解や支援が必要である。土田:私の立場から、災害時に動ける人たちを育成して増やしたい思いがある。当時は災害時の活動ができる人が限られていた。管理栄養士養成の学生実習での活動も人材育成の一つと考えている。角張:働く女性の視点、要配慮者への支援という、それぞれの入口は大多数から見えていない部分であったかもしれない。ただこれらは当事者だけが知っていればいいことでなく、いざというときに支援が必要な人が地域の中にいることを知っておく必要がある。それが地域の防災力を高めることにつながり、そこに暮らす家族を守ることにつながるのではないか。情報共有をこの場でできたことをうれしく思う。パネルディスカッションの様子(左から)菊野氏、土田氏、角張准教授University of NIIGATA PREFECTURE 24