ブックタイトル平成29年度公開講座記録集

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平成29年度公開講座記録集

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平成29年度公開講座記録集

第1回 災害復興と地域づくり?大震災からの経験と教訓?7と思ってできなかった反省点などについてお伝えしています。被災地に何度も足を運び地元の皆様とも意見交換してきましたが想像を絶する惨状には言葉を失うほどの強いショックを受けました。??????あまりにも巨大な災害で、?? 年余りを経た今日でも依然として復興の槌音は遅く、壊滅的被害を受けた集落や住まいの再建が大きな課題となっています。山を削って高台に大規模な造成工事を行って土地を生み出す、あるいは10㍍を超える高盛土や人工地盤構築等いわば自然を克服する形で都市や集落を再生すべきという意見もありますが、軽々には判断してほしくないと思っています。??戦後都市が無秩序にスプロールした地区は別として、長い歴史の中で先祖代々母なる海や大地と密接に繋がって暮らしが営まれてきた地区については歴史の記憶や先人の自然と関わる知恵を尊重し、自然と折り合いをつけながら21世紀にふさわしい都市や集落の再生していく、あるいは創生していくことを謙虚に検討してほしいと思います。??いざ自然の驚異に襲われたときには命を守る避難のシステムを構築、そして地域の祭りや行事、教育、サインシステム等々ソフト施策として100年後200年後の子々孫々へ教訓を伝えていくことの方が千年に一度というような災害対応にはリアリティーがあると思います。??また、いまだに先の見えない原子力災害はまさに人災、何の罪もない福島の人々を全力で救えるか、日本という国家の存在理由が問われていると思います。??復興へは長く厳しい道のりになるだろうと思います、そうではありますが、この未曾有の大災害をバネに、自然と寄り添いながら心豊かに生きていくという人類の英知が、新たなまちづくりの展望としてこの国から発信されていくよう願っています。????渡辺??斉???? 略歴?????????? 年??東北大学大学院修了後新潟県庁に入庁?? ??住まい・建築・まちづくり・地域づくりを担当、中越大震災では仮設住宅建設の総括を担当後、山古志村等被災???? 市町村が合併した長岡市の復興管理監(長島旧山古志村長の後任)として復旧復興に携わる。?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?? ?????????? 年~???????? 年?? 新潟大学非常勤講師?? ?????????? 年~?? 新発田市景観アドバイザー?????????? 年~?? 県を退職、(一社)新潟県建築士会常務理事?????????? 年~???????? 年?? 魚沼市政策参与?????????? 年~?? 胎内市都市計画審議会会長????できるだけ皮膚感覚、現場感覚、プロセスを大切にし、未来へ夢と展望が持てるまちづくり、地域づくりを目指しています。??11 University of NIIGATA PREFECTURE