Татуについて

01-6021 富樫香菜美

 私とТатуの出会いは、2001年の実地研修で行った、ロシアの大学寮です。テレビで偶然、Нас не догонятのプロモーションビデオを見て、「これだっ!」と衝撃を受けました。それからずっとТатуが大好きで、この機会にТатуについて、きちんと調べてみようと思いました。正直初めて見たときは、まさかこんなに有名になって、売れまくるとは思っていませんでした。でも、調べてみたら、私が初めてТатуを知った、2001年の夏の時点で、かなりの売れっ子だったようです。ロシアでは、Татуファンの事を呼ぶ、Татушкиなんて言葉も出来るくらい。レズだなんだと、噂の絶えない彼女たちですが、それを十分補うだけの資質を備えていると思います。これからの活躍が、とても楽しみです。

Тату

Елена Сергеевна Катина(レーナ)  1984年10月4日生まれ
Юлия Олеговна Волкова(ユーリャ) 1985年2月20日生まれ

モスクワの音楽学校在学中に参加していた合唱団"Непоседы"で出会った二人は、500人余りのオーディションからプロデューサーのイワン・シャポヴァーロフに選ばれ、1999年Татуを結成する。  
2000年9月にはデビューシングル"Я сошла с ума"がラジオで流れ、10月にはビデオクリップがMTVロシアで放映された。  
2001年5月には"Нас не догонят"のクリップがMTVロシアに登場。この月にはUniversal MusicRussiaと契約も交わしている。そして5月21日、待望のファーストアルバム"200 по встречной"が発売される。このアルバムは、ロシア国内で発売から2ヶ月で50万枚、2001年年間で85万枚以上の売り上げを記録した。9月、"Полчаса"発表。  
2001年秋には、ヨーロッパで"200 по встречной"のアルバムが発売され、ロシア国内のみならず、ドイツ、スロバキア、ブルガリアでライブを行っている。  
2002年1月、"200 по встречной"の英語版CDの制作が始まり、アメリカでライブも行った。2月18日には"BusinessWeek"の表紙にも載っている。またこの月に、新曲"Клоуны"も発売されている。  
3月から4月にかけて、チェコとイスラエルでライブを行う。5月には、IFPI Platinum Europe Awardより賞も受けている。  
6月、ロスで英語版CDのレコーディングを行う。T.A.T.U.として"All the Things She Said"が、アメリカ、カナダ、オーストラリア、メキシコ、ヨーロッパ、日本で発売される。この曲は、アメリカのビルボード・ダンスチャートで最高4位を記録した。  
8月、アルバム発売に先駆けた、プロモーションツアーを行う。  
9月、イタリアとスペインで"All the Things She Said"が発売され、チャート1位を獲得。  
9月後半、ヨーロッパでプロモーションツアーを行う。t.A.T.u名で"200Km/h IN THE WRONG LANE"がヨーロッパで発売される。  
12月、アメリカとカナダで"200Km/h IN THE WRONG LANE"が発売。日本でも、輸入盤が発売された。

 2002年末までのТатуの経歴は大体こんな感じです。公式HP(http://www.taty.ru)を参考にしました。
 では次に、今現在のТатуのリリース曲を挙げたいと思います。英語版があるものは、一緒に曲名を載せています。

Я сошла с ума(All the Things She Said)
Нас не догонят(They Not Gonna Get Us)
Зачем я(Stars)
Досчитай до ста
30 минут(30 Minutes)
Я твой враг
Я твоя не первая(Show Me Love)
Робот
Малчик-гей(Malchik Gay)
Клоуны(Clowns)
Ты сошёл с ума
Простые движения
Заведи
В твоих руках(Entire World In Your Hands)
Одна
Лишь теъя(Only you)
Меолодия любви(Melody Of Love)
Альфонс(Alfonce)

 改めてまとめてみると、結構ありますね。リミックスをたくさん出してるせいか、そんな感じはあまりしないのですが。Татуはリミックスが好きなのでしょうか、新曲は1,2曲で、後のトラックは全部リミックスというCDがかなりあります。私の持っているТатуのCDの中には、1枚のCDの中にリミックス違いの30 минутが3曲も入っているという物もあります。
 私が初めて買ったТатуのCDは、"Нас не догонят"目当てで買った"200 по встречной"でした。とにかく、初めてプロモを見た時、気になってしかたなくて、意気込んでCD屋まで行ったことを覚えています。CDが見つかった時は、本当に嬉しかったです。
 Татуの曲は、どれも好きなのですが、その中で、特に一番好きな曲は、文句無しに"Я сошла с ума"です!とにかくメロディーが凄く好きで、後になって歌詞を手に入れて、日本語訳もしてみたんですが、詞の内容も曲にあっていて、お気に入りの一曲です。特に、"Я себя не пойму"という一節が好きで、サビで繰り返される"Я сошла с ума"と、この"Я се бя не пойму"に曲のイメージが集約されている気がします。"Нас не догонят"のサビの"Небо уронит ночь на ладони"も、言葉が綺麗な感じがして、お気に入りです。他には、"Простые движения"が、曲も詞も良くて、気に入ってます。

 

 ビデオクリップは、"Я сошла с ума""Нас не догонят""Полчаса""Простые движения"の4本がありますが、ヴァージョン違いが何本かあるようです。どのクリップもかなり過激な内容だと思うのは、私だけでしょうか…。でも、歌の内容をそのまま映像にしたら、こんな感じになるのだろうな、と思います。  この4本の中で、私が良いと思うのは、"Нас не догонят"です。映像の中に一貫して流れる疾走感に、とても惹かれます。初めて見たクリップ、というのも多少影響してると思いますが…。トラックの屋根の上に立って、叫ぶように歌う、レーナとユーリャの姿が、とても印象的です。

 活動範囲を、ロシア国内のみならず、今や世界中に広げているТату。この快進撃はどこまで続くのでしょうか?本当に、この先彼女たちが進む道が楽しみです。ロシア人歌手で、初めて好きになったТатуを、私はこれからもずっと好きでい続けるだろうし、彼女たちの歌を聴き続けていくのだと思います。Татушкиでいることは、止められそうにないです。  いずれは、Татуが日本に来て、ライブが実現することを祈っています。



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