●Proside JM166-PIT2:1996年-
ハードウェア:Proside JM166-PIT2 Pentium166MHz RAM:64MB
OS:アプリケーション:Office95(日本語版),Office97(日本語版),Word 6.0(ロシア語版),Office95(ロシア語版),Word Perfect 8Jなど
1)Windows 95(日本語版)(「多国語サポート」を追加インストール)
2)Windows NT4.0 Workstation(日本語版)(「キーボード」を追加インストール)
3)Windows 3.1(英語版)+Cyr Win3.20
4)*Windows 3.11 for Workgroup(ロシア語版)
5)*Windows 95(英語版)+Cyr Win95
以上を、差し替え式HDDやSystem Commanderなどを利用して切り替えて使用OS:1)または2)の上で日本語アプリケーションを動かしています。NTの方がロシア文字を出す設定は簡単ですが、機能には大差はないようです。
3)は、英語版Windowsにロシア語化ソフト(フォントも付属)を組み込んだ環境です。
4)は、DOS/V6.2をswitchで英語モードにした上にインストールしたのですが、起動するたびに「DOSのバージョンが違う」と警告してくる(ロシア語のDOSを求めているらしい)・CD-ROMドライブが認識されなくなる、などの不都合があり、解決する力がなかったため、放棄しました。
5)は、3)をそのままバージョンアップしたような形ですが、まだ環境構築に成功していません。
フォント:95上では、標準のTimes New Roman (Cyr)などを使っています。力点付きフォントは入手していません。ただ、上述の力点付きNakhodkaを、Windowsでも使えるようにしたいと思い、目下調整中です。
環境とアプリケーション:
1)Windows 95(日本語版)+多国語サポート
ここにOffice95(日本語版)中のWord95を乗せる、という環境で、初めて、Windows上でロシア語と日本語を共存させることができました。また、Word95は、3)などで作ったロシア語テキストをそのまま開くこともできたので、ロシア語の部分はロシア語版Wordで作っておき、それを読み込んで、日本語を入力して整形して出力、という使い方もできました。ただし、ロシア語テキストを扱っていると、不可解なエラー(突然文字がすべて点の羅列(・・・・・・)に置き変わってしまう、とか)が起き、編集中の文書が破壊される、ということもよくありました。
Office97(日本語版)では、ワープロ環境は、私にとっては「悪化」することになりました。Word97は、ロシア語テキストをそのまま開けません。Word Padを介するなどして、力ずくで(^^;)開いても、ピリオドやЬなどいくつかの文字が”?”に化けてしまいます。また、ロシア語の文書をテキスト形式で保存すると、すべて全角のロシア文字に変換してしまうのも、コンバータとして使う分には便利ですが、通常の使用にはとても不便です。
Excel97では、ロシア文字の入力が可能になりました。しかし、ロシア文字のテキストを開いたり、コピー&ペーストで入れたりしようとしても、文字化けします。ところが、全角ロシア文字のテキストならば、コピー&ペーストしてから、フォントをTimes New Roman (Cyr)などに変更する、ということができます。ワードプロセッサにはできないこのような芸当がなぜExcelにできるのか、少し不思議です。
Excel上で全角からTimes New Roman (Cyr)などに変換したテキストは、コピー&ペーストでWordやWord Perfectなどに持っていくこともできます。
Access97では、ロシア文字の入力も一応可能で、ソートの基準になる言語として「ロシア語」を選ぶこともできます。ところが、大文字しか正しくソートできません。また、小文字の一部はうまく入力できません。Excelと同様、コピー&ペーストもできません。というわけで、あまり実用にはならないようです。
以上の状況は、2)Windows NT4.0 Workstation(日本語版)+「キーボード」(ロシア語)という環境でもまったく同じです。
2)の上では、最近入手したWord Perfect 8Jも動かしてみました。標準でロシア語のスペルチェックが付属するという、日本語ワープロとしては画期的な製品です。これは、新規文書としてロシア語を入力しながら使うのであれば、大変便利だと思います。ただ、Word97と同じで、ロシア語のテキストを開くことができないのは残念です。Macintosh版のWord Perfectで作ったロシア語文書も受けつけません。Windows内でのコピー&ペーストもできません。
上のような、Excel経由でのコピー&ペーストはでき、スペルチェックも効きます。目下の問題は、表として貼り付けられたものを、元のテキストに戻す方法が分からないことです。
3)の上では、Word 6.0(ロシア語版)を動かしています。ヘルプが文字化けして使えませんが、それ以上の支障はないようです。スペルチェック機能もあり、日本語が入らないことを除けば、とても快適です。
5)は、現状では不完全な形で動いています。Office95(ロシア語版)を一応入れてあり、使えるのですが、メニューのロシア文字が表示されないので、手探りで操作しなければならない状態です。また、日本語は扱えません。(私が知らないだけで、方法はあるのかも知れませんが・・。)ロシア語のみのデータを、Excel95(ロシア語版)などで処理したい場合に使用しています。この環境の整備は、宿題です。
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