教員情報詳細
神谷 睦代
カミヤ ムツヨ Kamiya Mutsuyo
基本情報
学部・部署
人間生活学部/University of Niigata Prefecture, Faculty of Human Life Studies
学科
子ども学科/
Department of Child Studies
職位
教授
学位・出身大学
修士(教育学)・千葉大学
略歴
年月 | 職歴 |
---|---|
1988年4月 | 木更津市立木更津第三中学校教諭(1990年まで) |
1995年4月 | 愛国学園保育専門学校専任講師(2004年3月まで) |
1996年4月 | 千葉敬愛短期大学初等教育科非常勤講師(2005年9月まで) |
2001年4月 | 千葉大学教育学部非常勤講師(2003年度を除く2005年3月まで) |
2004年4月 | 成田国際福祉専門学校保育士科専任講師(2016年3月まで) |
2006年4月 | 葛飾こどもの園幼稚園非常勤講師(2013年9月まで) |
2007年4月 | 豊岡短期大学通信教育部こども学科非常勤講師(2012年3月まで) |
2011年4月 | お茶の水女子大学附属小学校非常勤講師(2012年3月まで) |
2017年4月 | 新潟県立大学人間生活学部子ども学科専任講師 |
2020年4月 | 新潟県立大学人間生活学部子ども学科准教授 |
2024年4月 | 新潟県立大学人間生活学部子ども学科教授 |
主たる担当科目
美術
こどもの造形
造形基礎
保育内容(造形表現Ⅰ)
保育内容(造形表現ⅡA)
保育内容(造形表現ⅡB)
Picture Books and Toys in the World
幼稚園教育実習Ⅰ・Ⅱ
教職実践演習(幼稚園)
卒業研究
研究テーマ
主なテーマ
・幼児教育における造形的表現(粘土・描画等)の役割・援助と環境構成
・保育者養成における造形的表現技能の育成とその活用方法に重点をおいた授業
・現代的な立体造形(彫刻)表現の探求(形態・素材、及び主題等)
・倉橋惣三の芸術教育観ー「 児童芸術」概念内容と歴史的意義についての検討を通して:日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 2021年4月 - 2025年3月 研究代表者
主な内容
子ども個々の思いや発達に応じた造形表現活動の援助法や環境構成を探りつつ、保育現場で行われる造形活動が子どもの育ちにどのような意味を持つのか、またどのような「発達に必要な経験」をもたらすのかを明らかにしたいと考えています。方や、保育者を目指す学生自身の表現モデルとしての資質を育成するための授業・教材研究を行っています。他に、彫刻制作・発表及び美術的なイベントの企画・催行によって、市民美術活動の活性化とリカレント教育などの面から、美術の社会的な可能性を探求しています。
主な研究業績
著書・論文
【著書】
1995年7月「ロダンのかげの彫刻家たち」(共著)、あい書林
【論文】
2024年3月「倉橋惣三の児童画観と図画教育論-先進性及び芸術教育との関連-」(単著)美術教育学:美術科教育学会誌第45号 ※査読あり (印刷中)
2023年3月「倉橋惣三の幼年絵雑誌に求めた芸術性ー大正期から昭和初期にかけての童画に着目してー」(単著)美術教育学:美術科教育学会誌第44号 ※査読あり
2022年3月「倉橋惣三の粘土造形教育観(2)-保育座談会における保育実践・保母への影響及び芸術教育との連関-」(単著)美術教育学:美術科教育学会誌第43号 ※査読あり
2020年3月「倉橋惣三の粘土造形教育観-『粘土製作』概念内容と歴史的意義についての一考察-」(単著)美術教育学:美術科教育学会誌第41号 ※査読あり
2019年3月「4歳児・5歳児の観察画における保育者のかかわり-発話と行為を手がかりに-」(単著)人間生活学研究第10号※査読あり
2018年3月「保育者養成における人形劇の教育的意義ー授業での取り組みを通してー」(単著)人間生活学研究第9号
2018年3月「明治後期から大正時代の幼稚園における粘土教育ー雑誌『婦人と子ども』『幼兒の教育』の記事よりー」(単著)大学造形美術教育研究第16号
2010年12月「身近な体験活動を通して変化する子どもの表現ー絵画での表現を中心にー」(共著)保育ノートⅧ:学校法人希望学園葛飾こどもの園幼稚園実践研究論文集
2010年12月「のびのびした絵画表現への試みーコーナー活動・クラス活動の中での3歳児の姿を通してー」(共著)保育ノートⅧ:学校法人希望学園葛飾こどもの園幼稚園実践研究論文集
2009年3月「幼児の粘土造形ー基礎的な技能の習得及び題材(テーマ)についての実践と検証」(単著)美術教育学:美術科教育学会誌第30号 ※査読あり
2005年2月「大学と地域小学校との連携Ⅱ・築窯焼成実践及びその反響と今後の課題ー千葉さつきが丘小学校との共同研究ー」(共著)千葉大学教育学部研究紀要第53号
2004年2月「発想を豊かにするきっかけとしての粘土遊び」(単著)千葉敬愛短期大学紀要第26号
2003年2月「大学と地域小学校との連携Ⅰ・『総合的な学習の時間』を拓く図工教材の研究-東金市立源小学校との共同研究“焼き物教室1998-2002”より」(共著)千葉大学教育学部研究紀要第51号
2003年2月「新教育課程に向けての美術教育Ⅲ-粘土造形学習の今日的状況・その課題と問題点、千葉市立小学校でのアンケート調査よりー」(単著)千葉敬愛短期大学紀要第25号
2002年5月「ケーテ・コルヴィッツを見る眼」(単著)千葉大学教育学部美術科彫刻研究室編『エルンスト・バルラッハ/ケーテ・コルヴィッツ』
2002年2月「新教育課程に向けての美術教育Ⅱ-[環境教育]に照らし合わせた図工教材の研究ー“焼却炉が焼き物窯に大変身”東金市立源小学校焼き物教室2000の実践よりー」(単著)千葉敬愛短期大学紀要第24号
2000年2月「新教育課程に向けての美術教育Ⅰ-地域の特性を生かした図工学習ー」(単著)千葉敬愛短期大学紀要第22号
1998年10月「情報社会における立体活動ー立体表現ー」(共著)平成10年日本教育大学協会全国美術部門新教育特別課程委員会第三次報告書※依頼あり
【専門誌等】
2017年6月「同窓生の美術館『風の日』」千葉大学教育学部同窓会報第126号
2012年11月「第44回日展アートガイド2012作家のことば」 公益社団法人日展
2009年11月「熊本文庫改題371:美術へ近づく道」(単著)公益財団法人美育文化協会『美育文化』11月号
2009年7月「熊本文庫改題360:子どもの絵の発達過程ー全身的活動から視覚的統合へー」(単著)公益財団法人美育文化協会『美育文化』7月号
2009年5月「熊本文庫改題340:幼児の造形と創造」(単著)公益財団法人美育文化協会『美育文化』5月号
【学会】
2023年5月「倉橋惣三の幼年絵雑誌に求めた芸術性と武井武雄の『童画』観」(単独)日本保育学会第76回大会ポスター発表(オンライン開催)
2022年5月「倉橋惣三における芸術教育観-時代背景・関連文献に着目して-」(単独)日本保育学会第75回大会ポスター発表(オンライン開催)
2022年4月「倉橋惣三の芸術教育観:童画における芸術性」(単独)倉橋惣三協会第4回交流会「倉橋惣三思想とアート」テーマトーク(オンライン開催)
2021年5月「A.L.ハウの恩物における『粘土細工』理念-教育的意味と歴史的意義についての一考察-」(単独)日本保育学会第74回大会ポスター発表(オンライン開催)
2021年3月「倉橋惣三の粘土造形教育観(2)-雑誌『幼児の教育』掲載「保育座談会-粘土-」よりー」(単独)美術科教育科教育学会第43回愛媛大会(オンライン開催)
2016年5月「保育者養成における人形劇の実践と教育的意義」(単独)日本保育学会第69回大会ポスター発表
2013年5月「のびのびした絵画表現への試みー5歳児の協同活動を通して」(共同)日本保育学会第66回大会ポスター発表
2012年5月「4歳児の絵画表現への広がりー生活と材料の関わりー」(共同)日本保育学会第65回大会口頭発表
2012年3月「幼児の描画指導における保育的支援の在り方ー活動に消極的な3歳児に注目して」(単独)美術科教育学会第34回新潟大会口頭発表
2011年5月「のびのびした絵画表現への試み~コーナー活動・クラス活動の中での3歳児の姿を通して」(共同)日本保育学会第64回大会ポスター発表
2009年3月「幼児の粘土造形ー基礎的な技能の習得及び題材(テーマ)についての実践と検証」(単独)美術科教育学会第31回佐賀大会
2008年3月「幼児の粘土遊びー表現を豊かにする保育的方法の研究」(単独)美術科教育学会第30回群馬大会口頭発表
【作品発表】
(全国公募展:主な受賞作品)
2012年10月「洋洋」塑造:石膏、H230Cm 公益社団法人日本美術展覧会第44回日展特選受賞(国立新美術館)
2009年3月「La seducution」塑造:ブロンズ・木、H180Cm 第85回記念白日会展長島美術館賞受賞(国立新美術館)
2004年4月「淵Ⅱ」塑造:テラコッタ・木、H90Cm 社団法人日本彫刻会第34回日彫展努力賞受賞(東京都美術館)
2000年4月「埋もれる日常2:00PM」塑造:石膏・鉄、H85Cm 社団法人日本彫刻会第30回日彫展努力賞受賞(東京都美術館)
1999年4月「埋もれる日常Ⅱ」塑造:テラコッタ・鉄、H150Cm 社団法人日本彫刻会第29回日彫展努力賞受賞(東京都美術館)
1995年10月「風の日」塑造:ブロンズ・石、H190Cm 国民文化祭とちぎ95野外彫刻部門西那須野町教育長賞受賞(にしなすの運動公園作品設置)
1995年4月「work9504」塑造:石膏、H55Cm 社団法人日本彫刻会第25回日彫展奨励賞受賞(東京都美術館)
1995年3月「work9503」塑造:カシュー漆・木・鉄、H80Cm 第71回白日会展準会員奨励賞受賞(東京都美術館)
1993年4月「幸せは貴女しだい」塑造:石膏、H185Cm 社団法人日本彫刻会第24回日彫展奨励賞受賞(東京都美術館)
1992年4月「pause」塑造:石膏、H85Cm 社団法人日本彫刻会第23回日彫展奨励賞受賞(東京都美術館)
1991年4月「耳をすます」塑造:石膏、H185Cm 国民文化祭ちば美術部門佳作賞受賞(千葉県立美術館)
1988年3月「覚めない夢」塑造:石膏、H190Cm 第64回白日展佳作賞受賞(東京都美術館)
(個展:企画・招待)
2007年5月「第16回大田原市街かど美術館神谷睦代展〈彫刻〉」いわいや、他
2005年6月「神谷睦代彫刻展ー未来の娘たちへ」天王洲セントラルタワーアートホール
2003年6月「神谷睦代彫刻展」千葉銀アートギャラリー(日本橋)
2003年5月「神谷睦代展」日本橋高島屋
(グループ展:企画・招待)
2024年2月―4月「千葉県庁県民ホール作品展示」千葉県庁本庁舎
2023年11月-12月「第3回韓日現代彫刻のビジョン」韓国(ソウル)、CAAGギャラリー
2023年6月「第9回ゲタ箱展」大田原市芸術文化研究所(2016年第2回展・2017年第3回展・2018年第4回展・2019年第5回記念展・2021年第7回展・2022年第8回展)
2022年5月「第14回日本彫刻会新鋭選抜・受賞作家展」美術会館ギャラリー青羅(銀座)
2019年11月「第2回日韓現代彫刻のビジョン展」大田原市芸術文化研究所
2018年7月「日本彫刻会俊英作家小品展-机上の美ー」 日本橋三越
2016年5月「2016千葉県美術会代表作家展IN成田」成田山書道美術館主催 後援:千葉県教育委員会・成田市・成田市教育委員会
2014年6月「第9回日本彫刻会新鋭選抜展ーeach episode-」美術会館ギャラリー青羅(銀座)
2013年11月「千葉県庁県民ホール作品展示」千葉県庁本庁舎
2011年8月「ハーフミラー展ーお茶の水女子大学ライフ×アートプロジェクト作品展」OCHAHOUSEユビキュタスコンピューティング実験ハウス
2004年2月「彫刻になった梟展」横浜高島屋美術画廊(2005年も)
2002年8月「女性による彫刻7人展」新宿パークタワー・ギャラリー1
2000年8月「女性による彫刻6人展」新宿パークタワー・ギャラリー1
2000年2月「第34回昭和会展」銀座日動画廊(第35・36・39・40回展)
1999年11月「触れる美術展」千葉県立美術館企画(2003年まで)
1999年5月「女流彫刻家3人展」日本橋高島屋
1998年8月「女性による彫刻4人展」新宿パークタワー・ギャラリー3
(パブリックコレクション)
にしなすの運動公園(那須塩原市)
神栖市中央公民館(神栖市)
大田原市
講座・講演
2023年12月 令和5年新潟県立大学地域連携公開講座「地域の子ども文化を拓く-音楽・アート・絵本の現場から」コーディネーター
2023年8月 新潟市こども創造センター造形講座講師(主催・会場:新潟市こども創造センター「学生×こども創造たいけんプロジェクト2023)(2019年・2021年・2022年)
2023年8月 令和5年度新潟市私立保育協会・初任職員研修会講師(会場:新潟市総合福祉会館)
2023年5月 保育・子育てラーニングプログラム「こども学ゼミ」特別講師(お茶の水女子大学)
2023年4月 公益社団法人日本彫刻会第51回日彫展における鑑賞支援(2016年・2017年・2018年・2022年)(会場:東京都美術館)
2022年11月 絵本ワールドinにいがた・造形ワークショップ講師(主催:新潟日報社 会場:朱鷺メッセ)(2017年・2018年・2019年・2021年)
2021年12月 令和3年千葉市社会教育功労者表彰
2021年12月 新潟市保育会研修講師(北区文化会館ホール)
2021年11月「第17回新潟教育アート展」審査員(新潟市新津美術館)
2021年9月 新潟県立大学教員免許状更新講習(美術)講師( 文部科学省・新潟県立大学 )(2018年・2019年)
2021年8月 幼児・児童創作活動研修講師( 新潟市総合教育センター)(2018年・2019年・2020年)
2021年1月 新潟市私立保育協会青年部研修会講師(会場:新潟市総合福祉会館)
2020年12月 新潟県私立幼稚園・認定こども園協会研修会講師(会場:朱鷺メッセメインホール)
2019年12月 東区クリスマスフェスタ・ものづくり体験ワークショップ講師(主催:新潟市東区 会場:東区役所)(2017年・2018年)
2018年8月 平成30年度アカデミックインターンシップ研修講師 (新潟県教育庁・新潟県立大学)
2018年8月 新潟県立幼稚園親子教室・造形講座講師(新潟県立幼稚園・新潟県立大学子ども学科 連携事業)
2018年2月 みらい子育てネット・新潟 平成29年度研修会実技研修講師(主催:みらい子育てネット・新潟 会場:新潟県立大学)
2014年7月 粘土遊びに関するレクチャー(株式会社公文出版本社)
2014年7月 ファミリー・サポート・センター事業における講習の講師(会場:成田国際福祉専門学校)(2015年まで)
2011年11月 第42回世界児童画展国内の部一次審査員(公益財団法人美育文化協会主催、於:四谷ひろば)
2011年7月 千葉市文化財保護審議会委員(現在に至る)
2007年5月 第16回大田原市主催「街かど美術館」における作品展示及び市内中学生対象のギャラリートーク
2007年2月 講座「自己の彫刻制作と発表について」宇都宮大学教育学部美術科
2006年5月 千葉市優秀建築賞選考委員(2010年まで)
2005年3月 公募美術団体白日会彫刻部審査員(2010年)
2004年8月 千葉市教職員美術展立体部門講師(2006年まで)
2003年10月 神栖町中央公民館こども造形講座講師
2003年9月 千葉市立轟小学校での総合学習における出前授業講師「本物の芸術に触れよう!轟芸術院ー芸術家の技を習おうー」
2003年8月 神栖町名誉市民表彰
2003年8月 神栖町中央公民館町民カレッジ講演「彫刻の魅力と鑑賞のポイントーミロのヴィーナスはダイエットいらず」
2001年2月 千葉市民芸術祭第32回千葉市民展彫刻部門理事審査員(2004年・2007年・2010年・2013年・2016年・2017年・2021年・2022年)
1999年5月 神栖町中央公民館市民講座講師(2001年まで)
1996年10月 千葉・県民芸術祭第46回千葉県展彫刻部門審査員(2001年・2006年・2011年・2017年・2019年)
所属学会
日本保育学会
大学美術教育学会
美術科教育学会
全国大学造形美術教育教員養成協議会
新潟人間生活学会
公益社団法人日本美術展覧会(日展)会友
公益社団法人日本彫刻会
白日会
千葉県美術会理事
千葉市美術協会理事
一般社団法人倉橋惣三協会
自由記載
中学校美術科教諭をスタートに、幼稚園から大学、公民館の生涯教育まで、人のほとんどの発達段階における美術・造形教育に携わってきました。その経験から、それぞれの世代に最も適切な造形活動を行うことが重要だと考えています。
講座・講演キーワード
幼児造形表現 粘土遊び 描画 倉橋惣三(児童芸術) 美術鑑賞 彫刻制作・鑑賞 子ども造形教室 手作り人形劇 手作り絵本 手作りおもちゃ ワークショップ
一言メッセージ
「美術」と聞くと、難しそうとか苦手な印象を持つ人もいると思います。美術は造形活動から成り立っていますが、造形とは一口でいうなら“色と形の組み合わせ”です。そう考えると、私たちの生活はファッション・ヘアメイク・インテリア・食事に至るまで、実は意外と美術的なのです。そこで、「暮らしを楽しく豊かにする美術」という視点から美術に向き合うと、色々な発見があったり、美術をより身近に感じられると思います。