教員情報詳細

金 世朗
キム セラン Kim Serang

基本情報

学部・部署

国際地域学部/University of Niigata Prefecture, Faculty of International Studies and Regional Development

学科

国際地域学科/
Department of International Studies and Regional Development

職位

准教授

学位・出身大学

博士(文学) 新潟大学

略歴

年月 職歴
1992年2月 東国大学人文学部日語日文学科卒業(韓国)
2000年3月 新潟大学大学院教育学研究科修士課程修了
2003年3月 新潟大学大学院現代社会文化研究科博士課程修了
2001年10月~2014年3月 新潟大学、県立新潟女子短期大学、敬和学園大学、新潟国際情報大学、新潟医療福祉大学、新潟県立大学等において非常勤講師(韓国語入門~上級)
2014年4月 新潟県立大学国際地域学部専任講師
2019年4月 新潟県立大学国際地域学部准教授

主たる担当科目

言語と地域文化

朝鮮半島の社会と文化

韓国語ⅠA(総合基礎)

韓国語ⅡA(総合初級)

韓国語作文Ⅰ(中級)

韓国語作文Ⅱ(上級)

韓国語学演習

基礎韓国語Ⅰ

基礎韓国語Ⅱ

韓国語特別演習AⅠ・AⅡ

韓国語特別演習BⅠ・BⅡ

アカデミック・リテラシー

卒業研究

海外韓国語研修

 

研究テーマ

主なテーマ

韓国語教育、日韓対照言語学、社会言語学

主な内容

1、韓国語と日本語は、語順が同じで漢字語を多用し、敬語が発達しているなどのことから、他言語に比べ類似していると言われる。しかし、相違点も多く、それはコミュニケーション摩擦の原因になっている。その摩擦を解消するために、日本語と韓国語の言語形式およびその使い方における相違点や類似点を明らかにする研究をしている。

2、学習者の動機づけや学習意欲の向上のための授業法を研究する一方で、韓国語学習者が困難を感じる文法及び表現などを分析対象とし、より効果的な韓国語学習ができるように探求している。

 

主な研究業績

著書・論文

【著書】

・『多言語やりとり素材集コミュニティでコミュニケーション』(共著)凡人社、2011年12月

・『韓国語の時間です요』(共著)同学社、2014年2月

 

【学術論文】 

・「新潟市方言における世代別待遇表現の研究―新潟市五十嵐二の町地域を中心に―」新潟大学大学院教育学研究科修士論文、2000年3月

・「新潟市の方言生活における文末待遇表現―要求表現における問いかけ形式文を中心に―」『新大国語』第27号、2001年3月

・「日韓方言社会における家族間の呼称表現の諸相」『ことばとくらし』第13号、2001年10月

・「家族間の呼称表現における通時的研究―子供中心的用法に着目して―」『現代社会文化研究』第24号、2002年7月

・「日韓老年女性におけるコミュニケーション・スタイルの比較―五十嵐二の町の古俣さんと乾川里の孫さんの例を用いて―」『ことばとくらし』第14号、2002年10月

・「日韓方言地域における待遇表現法の比較研究―新潟市五十嵐二の町と慶尚北道慶州市乾川里を対象に―」新潟大学大学院現代社会文化研究科博士論文、2003年3月

・「日韓対者待遇表現の体系及び特色―新潟市五十嵐二の町方言と慶州市乾川里方言の場合―」『新大国語』第29号、2003年3月

・「対者表現における方言文末詞―日本の新潟市五十嵐二の町の例を用いて―」『日本學報』(韓国)第58輯、2004年3月

・「日本の大学における韓国語教材開発のための基礎調査―教材の満足度と要求分析を中心に―」『朝鮮語教育‐理論と実践』第1号、2006年3月

・「일본대학의 한국어 교재 개발을 위한 기초 조사―교재의 만족도와 요구 조사 분석을 중심으로―」『한국어교육』(韓国)17권2호、2006年7月

・「日本人学習者と韓国出版の初級教材―授業事例と学習者教材満足度を中心に―」『新潟国際情報大学情報文化学部紀要』第12号、2009年3月

・「韓国語成分副詞の語順教育における問題点について―韓国語教育の立場から―」『新潟国際情報大学国際学部紀要』【創刊準備号】、2015年7月

・「韓国語の副詞‘잘[tʃal]’の語順教育について」『言語の普遍性と個別性』第7号、2016年3月

・「新潟下越方言における家族間で使用する対称代名詞について―使用特徴及び世代間における変化の様子に着目して―」『表現文化研究』13号、2017年3月

・「韓国語入門・初級クラスにおけるドラマ的手法の実践に関する考察」『日本語言文化研究』第五輯下、2018年6月

・「成分副詞‘많이[maːni]’の語順について」『日本韓国語教育学会』第9号、2019年9月

・「韓国語成分副詞の語順とテキストタイプとの相関性―‘많이[maːni]’を中心に―」『日本韓国語教育学会』第12号、2022年9月

・「韓国語のコミュニケーション能力向上のためのドラマ的手法の活用―単元ごとの実施と充実したフィードバックを通して―」『国際地域研究論集』第14号、2023年3月

<その他>

・『新潟県方言辞典』(共著:総括編術作業担当)おうふう、2003年2月

・『新潟県雪言葉辞典』(共著:語彙の収集整理担当)おうふう、2007年10月

・「得する微妙表現」『韓国語ジャーナル』28号~35号、アルク、2009年4月~2010年1月

・「いいかげんな学習相談室」『韓国語ジャーナル』41号~43号、アルク、2012年7月~2013年1月

・「ことばの交差点―日本語と韓国語が出会う場所を求めて」『国際地域学入門』勉誠出版、2016年3月

・「得する副詞」(協力)『韓国語ジャーナル2020』アルク

・「得する副詞」(協力)『韓国語ジャーナル2021』アルク

・「得する副詞」(協力)『韓国語ジャーナル2022』アルク

講座・講演

「初級学習者のための韓国語授業モデル―授業事例を中心に―」新潟韓国教育院主催韓国語講師研修講座、2009年6月

「実践を通した韓国語教授法」長野韓国教育院主催2016年度韓国語講師研修会、2016年8月

所属学会

韓国日本学会
国際地域研究学会
朝鮮学会
朝鮮語教育学会
新潟県ことばの会
新潟大学言語研究会
日本韓国語教育学会
日本方言研究会
表現文化研究会

自由記載

講座・講演キーワード

韓国語、朝鮮半島の社会と(伝統)文化、韓国の言語文化、韓国の民話等

一言メッセージ

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