ブックタイトル平成27年度公開講座記録集

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平成27年度公開講座記録集

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平成27年度公開講座記録集

第2回公開講座 伝統の技術が拓く世界への道パネリスト紹介・デュケット智美氏第1 回講師略歴を参照。Niigata SAKE Lovers(以下、NSL)代表。・マシュー・ヘッドランド氏カナダ出身。NSLメンバー。・ペネロペ・ウォズキィ氏イギリス出身。NSLメンバー。第1 回の公開講座で講師およびパネリストをつとめていただいたNSLより、代表のデュケット智美氏・外国人メンバー2 名に登壇いただき、前半の講演を受けての感想や質問の形で講師とのやりとりを行いました。なお、パネリスト3 名は事前に玉川堂の工場を見学されており、その際に感じたことや疑問に思ったことなども交えてのディスカッションとなりました。─パネリスト自己紹介デュケット:NSLはいろいろなイベントを行いつつ、日本酒文化を学び、そしてそれを世界に伝える国際交流プロジェクト。コンセプトは、新潟から世界へ、そして世界から新潟へ。玉川さんの、新潟のことをもっと知ってもらって、燕三条のことをきちんと知ってもらって、そしていずれ海外の方から新潟に来てもらいたい、という精神は同じだと伺い感動していた。ヘッドランド:NSLと関わって新潟の魅力を知って、もっと新潟のことを発信したいという気持ちが、今、あふれている。ウォズキィ:NSLで日本の本当の文化に触れることがたくさんあって、すごくいい経験をさせてもらっている。これからも日本文化をもっと知っていきたいと考えている。─以下、ディスカッションヘッドランド:今回のプレゼンテーションの中で、燕三条へ、言ってみればハブという形で、いろんな方に来ていただきたいとおっしゃったが、どういった形で15年後、来られた方たちを受け入れていくとお考えか。例えば市と、連携してやっていくとか。玉川:先ほど山田室長からもあったように、燕市と三条市が協力し行っている事業に、「燕三条 工場の祭典」がある。毎年参加する企業が増えている。これを毎年やることによってメーカーの意識が高まっていく。もう一方で、地元住民の方々において、燕三条は工場を観光資源として観光産地としてやっていくんだという、そういう意識付け・動機付けにもなると思う。そこでまず「工場の祭典」を機軸として、工場を開放していくべきだと思う。玉川堂としては、海外進出をしながら、海外で玉川堂や燕三条をアピールして、燕三条に興味を持っていただけるような事業をやっていきたい。ウォズキィ:今現在もしくは今までに、海外から玉川堂で働きたいといった方はいらっしゃったか。玉川:海外から働きたいという方はまだないけれど、そういった方の採用は、我々にとっては、今後やっていきたい所である。来年度でもすぐに欲しいぐらい。デュケット:その辺、私も気になるところ。日本酒の世界で、アメリカの方が日本酒をすごく好きになって、日本にわざわざ学びに来て、その造りを学んで、実際に向こうで蔵を作った方もいれば、日本にそのまま残って日本酒を造っている方もいる。そういったことに関してはどうお考えか。第2回公開講座伝統の技術が拓く世界への道第2部 パネルディスカッション21 University of NIIGATA PREFECTURE