ブックタイトル平成27年度公開講座記録集

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平成27年度公開講座記録集

平成27年度新潟県立大学公開講座「分かち合おう!新潟の魅力」燕三条地場産業振興センター 燕三条ブランド推進室長山田 隆雄 氏●燕三条ブランドの情報発信基地こちらが燕三条ブランドのシンボルマークでございます。「organic lifestyle creations」と下に書いてあるとおり、ライフスタイルを提案していきますというもので、決して燕三条製品にマークを付けて物を売ろうというものではないことをまずご理解、ご承知おきをいただきたいと思います。これから伝統技術と共に燕三条を世界に拓くということで、お話をさせていただきます。世界に拓くという形は、決して世界に行くばかりではなくて、ぜひ世界から大勢の方に来ていただきたいという狙いもあります。「燕三条はこんな所です」という、“いいものめぐり”と“いいところめぐり”が裏表になっている燕三条のガイドブックを配らせていただきました。「燕三条」で発信はしていますが、行政は燕と三条に分かれているということは、新潟県在住の方はよくご存知だと思います。伝統的な利器工匠具(刃物)や鎚起銅器あるいは金属洋食器・金属ハウスウェア・作業工具などで作れないものはない、ものづくりのまちを自負してきました。昨今その点で割と燕三条を取り上げてご紹介いただく機会が増えており、私どもとしても、大変うれしく思っています。また、近年は「燕三条 工場(こうば)の祭典」を初め、産業観光を推進していますので、ものづくり見学を目的にお見えになってくださるお客さまも増えました。海外からもJRの乗り放題のジャパンレールパスをご利用いただき、大勢の方々にお越しいただいています。私が所属する燕三条地場産業振興センターは、燕市と三条市、そして新潟県もお金を出してくださって作った、いわゆる第三セクターというものです。この燕と三条それぞれ行政が違いますので、色々な形で情報を発信しようとしても、燕は燕、三条は三条という枠組みを基本は維持せざるを得ないのですが、当センターでは、その行政の境を超えて、燕三条からの発信を担う組織ということで、運営させていただいています。もちろん、こちらには他に売り場や企業支援、ビジネスマッチングですとか、燕三条から情報を発信する私どものブランド推進室というようなセクションもございます。●ものづくりのまち 燕三条昨今、燕三条をご紹介いただくに当たって、「ものづくりのまち 燕三条」とか、「燕三条といえば、ものづくりですよね」という形で、ご紹介をいただくことが多くなりました。今日、お越しの皆さんも、燕三条と耳にされたとき(何か、ものづくりのまちだな)とお感じになられたならば幸いです。単にものを作っているだけではなくて、その背景にある歴史や伝統、技術集積や革新、努力や情熱やデザインも含めて、燕三条を発信しています。「燕三条のものづくり」は取って付けた訳ではなく、燕三条第2回公開講座伝統の技術が拓く世界への道第1部 リレー・トークUniversity of NIIGATA PREFECTURE 10