ブックタイトル平成26年度公開講座記録集

ページ
61/64

このページは 平成26年度公開講座記録集 の電子ブックに掲載されている61ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

平成26年度公開講座記録集

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

平成26年度公開講座記録集

Essay自然という栄養素金胎 芳子わたしは、傷病者の栄養・食事管理を取り扱う「臨床栄養学」という分野を専門としており、疾病や障害というライフイベント時の食事療法について、あれこれと指導しています。「食」をどう取り込むか? 取り込んだ食の栄養素が、この生体の栄養状態に反映するのですから、傷病者にとって、お口から取り込む食物(食品)が大きな問題となるわけです。よく耳にされる「生活習慣病」ですが、他人ごとでなく、まさに、食生活のあり方が加齢とともに疾病と密接に関係してくるのです。昨今、飽食の時代と言われ、多種多様な食品の開発や流通網の整備にも拍車が掛かり、全国津々浦々、いつでもどこでも自由に求めることができる現状に、豊かさの喜びよりも、豊かさゆえの「つけ」を心配しています。日頃より、地元で収穫したての新鮮な農産物においしさがあり、もちろん、取れ立ては栄養価も高いので、一口一口味わう食物から生命をいただく感謝と健康を確保できるという幸せや喜びを覚えます。そして、生産者がこだわった食物(食品)やお料理には、手間をかけた分の、付加価値が加わって、なんとも言えない絶品な味に変貌するのです。そんなものを味わってみたい願望のまま、どこへでも足を運ぶ習性がついています。今年度の公開講座は、そんな私の専門分野と地元の郷土料理を紹介する企画が重なり、早速、津南町や新潟市の現地調査に行きました。●津南で出会った2 団体のこだわった試食食品・料理ご紹介しましょう!公開講座での直売コーナーごっつお市 レストラン59 University of NIIGATA PREFECTURE