ブックタイトル平成26年度公開講座記録集

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平成26年度公開講座記録集

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平成26年度公開講座記録集

第3回公開講座 頑張る農家のお母さん─郷土料理を通した津南と新潟の交流─黒埼の「ふるさと村」の隣にあります「ピュアカーサ」といいますが、場所を提供してくださる住宅メーカーさんがあったので、そこを会場費6,000円でお借りしました。お昼だけで、1 食1,000円。定食1 種類として、品数は多めに、とにかく野菜をたくさん使った家庭料理、郷土料理です。現在は4 人で切り盛りできますが、最初は心配で有志の会6 人でやってみました。分担して調理する人、配膳する人、運ぶ人、お金を預かる人とか、自分たちの畑でとれた旬の野菜なんかも置いて直売しましょうということで、こういう風にしてちょっと並べました。だからこの係も要るんですね。そうしますと6 人いなきゃだめだねということだったんです。1 年目はその1 回の取組でした。2 年目の平成23年になりますと、ステップアップして各シーズンにやりましょうということで、「夏の農家レストラン」「秋の農家レストラン」「冬の農家レストラン」とタイトルを付けて週1 回を各シーズンに連続4 回でやってみました。お客様の食生活に参考にしていただこうと、本日の献立表には、金胎先生の監修の元、お料理の材料の分量に、糖質、たんぱく質、脂質に摂取カロリーそして塩分量も掲載して配布し、喜ばれました。金胎先生には現在もお世話になっておりまして、毎回学生さんをお連れいただいて感謝しています。ただ、わたしたちには本業の農業の仕事がありますし、メンバーは直売やスーパーのインショップなどに野菜や果物を出しているため週1 回はとても大変でした。次の3 年目は、月2 回に変更しまして、また、地域が変われば料理も違うということで、全域のアドバイザーに声をかけて各地域の郷土食や特産の農産物などを取り入れることにしました。例えば北区は「桃太郎トマトの鬼退治スープ」というような名前もユニークな、特産のトマトを使ったスープを出してくださったり、おにぎりも焼いて「けんさん焼き」という郷土食の形で出してもらうことができました。3 年目ともなるとリピーターのお客様がつき始めました。わたしが予約の電話を受けるのですが、「前回も行った○○です」というお電話をいただくと、とてもありがたいです。3 年目、4 年目とそんなやり方で運営してきましたが、少しずつですがお客様が減っています。ここに来て集客が課題となっております。どんなメニューにしようとか、どんなことをしたらお客様に喜んでいただけるかなど試行錯誤しているのですが。自分たちが作った新鮮な野菜を、野菜の使い方を知るわたしたちが料理し食べてもらう。それを喜んで食べに来てくれる人が大勢いますので、それはやはり外せないという共通認識でやっております。今年の初回ではちょっと変わったことをしようということで、笹だんごを手作り体験してもらって、そのあとで軽いおむすび定食を食べてもらいました。その時は大勢来てくださいまして、とても楽しんでいただけました。PRが一番大事ですね。ラジオにもでたり一生懸命PRしているつもりですが、ラジオを聞いて来てくださるお客様はなかなかなく、新聞で活字で残るようなやり方が効果があるようです。区役所だよりとか無料で掲載してくださる媒体を使って、わたしたちの活動を周知して、続けられたらと思っております。●これからも笑顔とお客様とともにここで思うことは、農業だけという生活もそれは楽しいんですが、それだけではわたしたちの進歩は望めないと思っていますし、わたしたちの持っている多様性をお客様に知ってもらえることは、自分たちが輝いて生きていけることだと思うのです。わたしたちも高齢になってきましたけれども、でも実は今が一番なにか出来るときなのではないかと思うのです。高齢だからと尻込みせず、自分の健康のためにも若いメンバーと助け合いながら続けたいと思っています。野菜の直売45 University of NIIGATA PREFECTURE