ブックタイトル平成26年度公開講座記録集

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平成26年度公開講座記録集

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平成26年度公開講座記録集

第3回公開講座 頑張る農家のお母さん─郷土料理を通した津南と新潟の交流─食べたお客様からもいろんなことをいわれました。「この料理は、日本の食の原点ではないか?!」、「切り方が、実にいろいろで、食感の多様性を存分にあじわえる」「身体中の細胞が喜んでいるようだ」、「食べた後2 ・3 日は身体の調子が良い」、「この料理は、今、日本人が忘れかけている大事な食というものを教えてくれている。食べ物がいかに大切であるか、農家・農業がいかに尊い仕事であるのか、ということを教えてくれた」とおっしゃったんですね。他にもいろんなことを教えていただきました。たしかにこういった素材や調理方法にこだわった料理のやわらかさ、甘み、からさ、しょっぱさ、はごたえ、食感の違い、満腹感という多種多様な感覚が身体に働きかけてくれ、それが満足感につながっているのではないでしょうか。私たちは、単純な発想から始めた仕事でしたが、そして直接効果が表れるわけではないかもしれませんが、食材一つ一つを通して、とても大切なことを伝えている仕事なのだと気づかされました。私たちメンバーは主婦ですから、家族や周りの子どもたちや、そのまた子どもたちの健康と幸せを常に願っています。でも、それと同時に、おいでいただくレストランのお客様、惣菜を買っていただくお客様、直接的ではなくても、間接的に出会うお客様、すべての方の身体も心も喜んで幸せになっていただけるように願い、活動をしていきたいとあらためて思いました。また、一生懸命米や野菜を作っている津南の農家の人たちがこれからもずっと作り続けていけるよう、一人でも多くの方から津南の農産物を食べていただき、健康で過ごしていただきたいと思っています。私たちのやっていることは、小さなグループの、ほんの日常の一コマにすぎませんが、この活動や取り組みでご縁ある人が幸せを感じることができ、どんどん広まってくれたらうれしいと思っています。そのために、もっと多くの人と手をかけて作る野菜料理の重要性を語り合い、食べていただきながら、伝えていかなければならないとも思っています。終わりにあたり、新潟県立大学の金胎先生をはじめとする諸先生方、私たち津南の母ちゃんの思いの丈を取材し、聞いてくださったこと、そしてこのような発表の機会につなげてくださったことに心から感謝いたしております。そして、休日のなか、大勢のかたのご参加をいただき、たいへんうれしく、ありがたく、この気持ちを明日からのエネルギーとして、今度出会う方々にお返しさせていただきたいと思っています。ご清聴ありがとうございました。ごっつお市のかあちゃんたちこの他にもメンバー沢山います43 University of NIIGATA PREFECTURE