ブックタイトル平成26年度公開講座記録集

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平成26年度公開講座記録集

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平成26年度公開講座記録集

第2回公開講座 新潟における果樹農園の展望い申込数が3 倍とか4 倍とかそんな感じで、なかなか要望に応え切れていないので、ぜひそういった役割を果たしていただけたらと思っております。山中 行政の垣根を越えてということですね。坪川 私ども指定管理者ですので直接の行政機関ではありませんが、今、岡村さんから提案のありました情報発信をすることは受託任務の一つですので、積極的にやっていきたいと思っています。笠原 先ほどからいわれているこちらの加工施設、私も見せてもらったのですが、すごい加工施設なのですよね。ここまで金をかけているのかなと。さっきアイスクリームを作る等々出ていましたけれども、何百万円もかかる機器がばんばん入っている。私どものドライフルーツ関係は加茂にあります県の食品研究所、あそこはほんとうにプロの方々の集団で、いろんなアドバイスをもらって作ってきたのですが、ここにそれだけのものがあると。だから、これから冬期間で我々時間がとれるので、この加工施設を使って、ビネガーとかフルーツソースとか。ビネガーは話を聞いたら、ちょっと難しくて、こんなに難しい品物があるのかなと。よその講演に行ったら酢だったら簡単にできるという話を聞いて飛びついたのですが、非常に難しいというのであきらめまして、今度フルーツソースのほうでこの施設をぜひ利用したいなと今思っているところです。山中 それでは予定の時間なんですけれども、あと10分以内で閉じますので、もうちょっと突っ込ませてください。まず公的支援、アグリパークだけに限らずパブリックセクターのことについてちょっと。アダムソン いろいろ意見交換しまして、いろいろテーマが出ていまして、最後のポイントは教育はどういう役割を果たすでしょうか。簡単にまとめることはできないと思います。おもしろいことは、先ほどの笠原さんの話を聞いたら、今食べていることをすごく研究している、時間はかかりましたがいいビジネスになりましたね。研究は長い目で見たら利益になりますね。山中 なかなかまとめはできないと思うのですけれども、岡村さんの畑の朝カフェももともと燕三条プライドプロジェクトという地域ブランド、それから笠原さんは白根という地域ブランドという話があったのですけれども、そういう産地としてのブランディングというのは、将来の後継やビジネスモデルも含めてどうお考えになっていますか。岡村 畑の朝カフェが材料にしているものというのは、地元の人にとってはありふれたものだと思うのですよ。使っている食器とかカトラリーとか、食材も。ここに住んでいる人にとってはあたりまえのものですけれども、あたりまえがゆえにその価値がわからないと思うんですよね。なので、地域ブランドということを考えるときに、まずよその人に来てもらって、その人たちの反応を見る、意見を聞く、そういう場が非常に必要になってくると思います。畑の朝カフェもちょっと外から目線を獲得する場になればいいなと思っています。笠原 今日は南区の果樹関係がテーマで、私も後継者不足、産地の面積がどんどん減っている、ということは産地の衰退だろうと。白根と聞くと新潟県内であれば果物がおいしいというイメージがもうすぐ頭に浮かぶのですが、生産量も力なりで、どんどんそれが減ってきていると。なかにはがんばって加工品を作ったりということで関東圏関西圏に売り込んでいる方々がおられますけれども、そういう方々と常に情報を共有しながら、行政サイドやいろんな角度から支援していただいて、なんとか若者が喜んで果樹産業を引き継いでくれるような産地づくり。私もその点ではなにをやるにしても努力していかなければならないと思っているところです。若い連中は若い連中でいろいろな研修に出ていて情報をとってきて。やはり百聞は一見にしかず、自分のところだけにいると何も見えませんけれども、県外に行くといろんな角度でいろいろなことをやっていますので、それをみて果たして自分ができるのかできないのか。できる人はものまねでも成功の部類に入りますので、いいものはどんどんものまねをして自分の経営発展につなげていけばいいなと。若い人ですので、自分が思いついたものはちょっとリスクがあるかもしれないけれども、行動にうつしてやってみなさいと。だめだったら若いときだったら、恥をかいても若かったから、という言葉ですむけれど、年をとって一生やりたかった、で終わっては、自分の夢も何も実現しないよ、というのが私の気持ちですので。若いときにはいろいろなアイデアをキャッチして、行動にうつして、結果を出していく。行動にうつすと恥をかきたくないということで、人間は結構努力するもので、それをもって私も若者の育成を努力していきたいなと思っているところです。山中 それと最後、関連する質問がもう一問ありま35 University of NIIGATA PREFECTURE