ブックタイトル平成26年度公開講座記録集

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平成26年度公開講座記録集

平成26年度新潟県立大学公開講座「新潟における食の風景」ので、うまくいけば、Twitter、Facebook、そこからどんどん情報を出してくださるので、怖い面はあるのですけれど、やはり若い方々にきてもらいたい。実際若い方々は増えております。あと年配の方々は結構口うるさく、目が厳しいので、それを耐えるためにも、我々はそういう方々にあえて来ていただきたいなと。今ほとんど年齢層も、家族とかカップルとかも関係なしに、非常に多くなってきているので、非常にありがたい。体験型、いろんなジェラートがあったり、休日にはピザ焼き体験があったりということで、食育を含めて農園全部を楽しんでもらえる、その年齢層に合わせて楽しみ方があるということで、たぶんそのようになってきたかなと。私の意見がもう弱くなりまして、若いスタッフの方や、先ほどいった長男次男の意見が中心に物事が動いておりますので、接客も、私はもうバスが来ても表に出ないで、彼らの若い者のほうが、笑いをとりながら上手に園内説明をしてくれているので、それは非常に助かっています。山中 お2 人のビジネスモデルのお答えどうですか。アダムソン これはほんとうにおもしろいと思いますね。初めの印象は、フルーツファームをつくるときにはおいしいフルーツだけではなく、いろいろなノウハウ、年齢と高齢化社会、どういうふうに外国のお客様をつなぐ、どういうふうにボランティアをつかう、など、そういうものもネクストジェネレーションになるでしょう。それはマルチスキルズですね。ほんとに農業のスキルズと農業の研究だけではなくて、それだと足りないですね。それはほんとうに印象的なことですね。山中 たしかに後継の問題とビジネスモデルの問題は別の話じゃないですよね。そのなかで生み出していくという循環がないと難しいのだと思います。笠原 後継の夢を1 個つんだことがあるのですよ。後継者がそれぞれ研修して帰ってきたときに、ブームなので、農家レストランやると。私もそれを感じておったので、大賛成で研修から帰ってくるまでは協力するよと。自宅が結構大きかったもので、全部改装して農家レストランと。ところが私がいろいろ情報をとっていくなかで、新潟県は農業地帯なので、犬も歩けばじゃありませんけども、ほとんど親戚関係が農家で、芋の煮っ転がしとか今結構あちこち格好よく農家レストランさんやっていますけれども、うちのところは立地条件が悪いので、たぶんここでやっても農家レストランはあたらないよと。農家レストランはストップさせたけれども、でもなにかやりたいと。じゃあピザ焼き体験をしましょうということで、投資は安いですし、食育はできるので、そっちのほうがいいかなということで、農家レストランだけは止めさせてもらいました。将来的青写真としては、農家レストランではなくスイーツ店をもっていきたいな、と思っているところです。山中 まさにビジネスモデルと後継の問題が重なった話だと思うのですけれども、岡村さんはどうですか。先代というか今の代表の親と、後継者としての関係上、そういうストラグルというか、そのへんも聞かせてください。岡村 先ほどすごくいいなと思ったのは、笠原さんのうちは夕食の場で先代の社長さんとお父さんと夢を語り合う場があったと。うちは会話がないんですよね。それがやっぱりちょっと足りないところかなと思いますね。夢ですけれど、うちは葡萄専門なんですよね。葡萄という植物は本当にいろんな切り口があって、生食で食べるだけではなく、ワインもあるし、ビネガーもあるし、オイルもあるし、ジャムもあるし、干し葡萄もあるし。ということで、そういった葡萄のいろんな側面を楽しめる、そういったいいやりかたを見つけていきたいなと。朝カフェをやるのもそういったことを身につけ、模索する一つの過程ですし、自分が何を一番やりたいのかというのを、毎回毎回開催するときに事業計画と事業報告を書いて、実行委員で検討しています。そういった過程であぶり出している。非常に有意義な時間を過ごさせてもらっています。山中 では、畑の朝カフェという実験の中で、ある意味でビジネスモデルにつながるようなトレーニングをしているという感じですかね。岡村 そうですね。山中 それではいよいよアグリパークの登場ということで、いろいろ後継問題とビジネスモデルという話もあるのですけれども、その前にアグリパークの坪川さんに質問がいくつか上がっています。ひとつは、アグリパークの農業体験をこれから雪の中で、どうやってなにかできるのでしょうか。それから、収穫体験だけではなくて、成長の過程そのものを学べるような体験農業をやっているのか、あるいは可能なのか。たとえば種蒔きから途中の世話から含めてですね。まずはそれについてお答えいただいたUniversity of NIIGATA PREFECTURE 32