ブックタイトル平成26年度公開講座記録集

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平成26年度公開講座記録集

平成26年度新潟県立大学公開講座「新潟における食の風景」た。で、そのバスケットを持ってテーブルにみなさんについていただきました。今回初めて取り組んだこととして、テーブルを一続きにして大きな長テーブルを作りました。いままでは、各グループごとに分かれた席にしていたんですけれども、「あなたと分け合う収穫の秋」なんで、こういうふうにみんな一つのテーブルを囲む感じにして、他のお客さんとも会話を楽しむというスタイルを今回初めて楽しみました。それで料理なんですけど、これは近くの料理屋さんに作ってもらいました。葡萄入りのお味噌汁で、嘘なんですけども、これ葡萄に見えるのは冬瓜、カモウリですね。カモウリをこうくるっとくり貫いて、葡萄のようにするという、本当に素晴らしい料理を作っていただきました。あとうちはワイン葡萄も作っているんですけれども、ワイン葡萄をその場でご自身で搾ってもらった生絞りジュースというのも提供いたしました。そしてこれはキャンベルっていう紫色の濃い葡萄で作ったジェラートをデザートに食べていただきました。そういったものを食べていただきながら、今回は私と父と一緒に農業をやっている兄も同じテーブルについてお客様と一緒に食事を取りました。食事を取りながら近くの方と、こんなふうに作ってるんです、こんなことが大変なんですみたいなことをお話させていただきました。この一緒に食事の席に着くというのも初めてだったんですけど、やっぱり一緒に食べ物を食べると、非常に和むんですね。和むというのを漢字で書くと禾(のぎ)編に口と書きますよね。稲、つまりお米を口の中に入れると和むということだと思うんですけど、そういうことで、今回初めて一緒に食べさせていただきました。●「畑の朝カフェ」のしくみのデザインこの畑の朝カフェという取り組みのデザイン、骨格なんですけど、1 番に土地・風土を重要な要素として位置づけています。今、農業では、日本中同じような種を使って栽培することがほとんどだと思います。でも同じ種を植えても、蒔く畑が違うと、例えば、新潟県で蒔いたものと北海道で蒔いたものは絶対違う味になってくると思うんですね。そういった味の違いになって出てくるようなもの、それがきっと土地とか風土とかっていうものだと思うんですけど、ワインの用語でテロワールっていう、地域特性という意味の言葉があるんですが、そのテロワールを大事に表現しよう、そういうふうに考えてやっております。それと2 番目に生産者との触れ合い。先ほどの動画の中でも出てきましたが、収穫体験や袋がけ体験University of NIIGATA PREFECTURE 26