ブックタイトル平成26年度公開講座記録集

ページ
27/64

このページは 平成26年度公開講座記録集 の電子ブックに掲載されている27ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

平成26年度公開講座記録集

ブックを読む

Flash版でブックを開く

このブックはこの環境からは閲覧できません。

概要

平成26年度公開講座記録集

第2回公開講座 新潟における果樹農園の展望トなんですけども、燕三条地域の地域ブランド化を目指して設立されたプロジェクトで、互いに相乗効果が発生する四つのプロジェクトから構成されています。どんなプロジェクトがあるかというと、ここにあるレストラン・グループ、プロダクト・グループ、まあ工業製品関係ですね、それからツーリズム・グループ、グリーン・ツーリズムとかあと最近よく言うまち歩きなんかです。それからプロモーション・グループ、色んな宣伝活動を行ったりするグループで構成されております。で、この畑の朝カフェをやってるグループはレストラン・グループでして、その中の三つプロジェクトがあるうちの、プロジェクト1 というところで、オーガニック地名野菜、オーガニック地名食材、オーガニック水、酒みたいなことをやりましょうという目標が掲げられて、メンバーがいろんなところから集められました。そのなかの1 人に私も加わっているわけなんです。構成メンバーは15名ぐらいで、農家が5 名、あとは他の業種の方で飲食業とか旅館業、web制作業、米卸、農業資材、鋏製造業、食器卸業、マスメディア関係などの方がいてやっております。最初オーガニックという目標を掲げられて、そのなかで例えばオーガニック燕三条キャベツとか燕三条葡萄とかを作って、農産物のブランド化をやんなさいっていうことだったんですけど、なかなかそっちの方面って、有機とか無農薬とか非常に難しい分野ですし、また、地名をつけた農産物っていうのは、いろんなところでやってるので、何か違うなっていうところで壁にぶつかって、色んな模索をした結果、2012年、この燕三条畑の朝カフェという取り組みをスタートしました。先ほどもあんな感じで、スライドショーで状況を見ていただいたんですが、最初は2012年の5 月に、燕市にある花苗農家のハーベストさんというところで1 回目の朝カフェを行いました。本当にハウスの脇にテーブルといすを並べてそこで食事を提供すると。食事だけではなくて、体験も取り混ぜておりまして、この時はハーブのブーケを作ってもらう体験をしました。こんな感じですね。で、食事はこんな感じで、この時はマフィンでしたね。●『 グレープバスケット?あなたと分けあう収穫の秋?』それから3 年間、朝カフェという事業を続けてるのですけど、もう一つ例として、9 月にうちの岡村葡萄園で行った朝カフェの様子も見ていただきたいと思います。どの朝カフェを開催するときもタイトルをつけるんですけれども、うちの場合は、「グレープバスケットあなたと分け合う収穫の秋?葡萄って家族みたいだ?」みたいな、こんなタイトルをつけてみました。これがうちの裏庭の葡萄畑です。はじめに参加者の皆さんにご挨拶をしているところですね。うちでも今年3 回目だったんですけれど、今回初めて畑を飛び出して、すぐ家の裏にある中ノ口川の土手にあがりました。そこで狙っていたのは、うちでやっている葡萄作りのバックグラウンドを参加者の皆さんに知ってもらおうということで、この中ノ口川から水を引いて畑に灌水していますとか、この中之口川の氾濫が果物作りにいい土壌を作ったんですよというような話をさせて頂きました。また畑に戻ってきて、葡萄畑で葡萄という植物の特性とか、あと土作りはこんなふうにしていますとか、そういった説明をした上で、収穫体験をしていただきました。その時使っている鋏は、地元の三条市の果物切バサミを使用しております。それで収穫した葡萄を入れるのは三条市のサポート・ステーションというところで活動している若者たちが作ってくれた新聞バッグですね。食事の前に、うちでは色んな葡萄の品種、30種類ぐらい作ってますので、今回10種類を食べていただこうということで、参加者のみなさんにバスケットを持っていただいて、ここの右側にいるのはうちの母なんですけども、うちの母と父が交代交代に、この葡萄はこんな特性ですとか、こういう味がしますとか、これは作るのが難しいんですとか、そんなお話をしながら、ひとつひとつのバスケットに手渡しで葡萄を入れていきまし25 University of NIIGATA PREFECTURE