ブックタイトル平成26年度公開講座記録集

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平成26年度公開講座記録集

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平成26年度公開講座記録集

平成26年度新潟県立大学公開講座「新潟における食の風景」育成ということで、農家と連携した研修の実施をできないかということです。南区では果樹栽培を希望する新規参入者がぽつぽつ出始めていますが、技術取得のために果樹農家に出向いて研修する機会が多いと思います。研修の際に利用していただくための宿泊施設もあります。宿泊は有料ですので、その一部を労働対価として受け入れ農家が負担できるような仕組みを考えているところです。それからアグリパークを拠点としたグリーンツーリズムの促進です。最近、農家に滞在して農家と交流したり、農業体験、あるいは農村景観を楽しむグリーンツーリズムが盛んになってきていますが、これを進めるために関係機関、あるいは農家と連携してその仕組みを作りたいと思っています。この写真はアフリカから研修に来た方がアグリパークに泊まり、付近の観光農園で交流した写真です。最後に観光農園に関する情報発信ということですが、アグリパークに泊まる宿泊のお客様に対して観光農園の割引を行っています。今後、観光農園と連携したいろんな仕組みを模索していきたいと考えています。そういうことで、新潟市アグリパークは、多様な機能をもっていますので、皆様方からの積極的なご提案を頂戴しますとともに、いろんな視点で活用していただければと思っています。雑駁なお話になりましたが、以上で私の話を終わらせていただきます。ありがとうございました。「観光農園のビジネスモデルの現状と将来展望」白根グレープガーデン代表取締役 笠原 節夫白根グレープガーデンの代表をしております笠原です。代表と言うと、あなたは仕事をしてないでしょということをよく言われるんですけど、農家として葡萄栽培・果物栽培のプロとして、ほぼ毎日農園のほうで頑張って仕事をしております。こういう場に出て人前で話をすることはめったにありませんので、脱線したりするかもしれませんが、お付き合いいただければと思っております。●観光果樹園の現状さきほど、坪川さんから、南区の果物栽培の状況等、話があった中で、観光果樹園の話もあったわけですが、実際に南区のなかでは観光農園が6 園ほどあります。5 軒は果物農園で、1 軒はきのこ園です。合併してから、味方、月潟のほうに声をかけてそれなりに近いから一緒にならないかという話をしたんですが、やはり旧白根市の観光農園のほうが一歩リードしていて、もうちょっと時を見て一緒になれるようだったら一緒にさせてくれという話があり、今現在は、旧白根市の6 軒で動いているところです。旧白根市においては歴史があるという話が坪川さんからありましたが、観光農園については、昭和41年くらいに聖籠町の小野岩松さんの瑞穂農園さんとグレープガーデンの2 軒でスタートしたという感じになります。今ですと、大きなのはやはり白根地区と聖籠にある果樹園がメインに走っているようですが、県下全域に観光農園がぽつぽつと増え、最近ですと苺園を含めまして、年間を通じてあちらこちらでやってるのが実情だと思います。新潟県はそのような状況ですけれども、全国的にどういう状況かと言いますと、先ほどから言われてます6 次産業化、自分が作っているものを自分の責任で販売したり、少しでも利益を求めるということで、観光農園に近い農園が出てきています。自分が努力して作った果物をお客様に自分の力で販売するというのが観光農園のスタンスであり、今現在もそういう形が多いかと思います。University of NIIGATA PREFECTURE 20