ブックタイトル平成25年度公開講座記録集

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平成25年度公開講座記録集

平成25年度新潟県立大学公開講座「新潟における食の風景」会は、その笹団子の裾野を広げようという目的で出来ました。新潟の駅南広場で、毎週金曜日、産直市が行われていたのですが、今年の8 月、認定を受けてから、こんなちっちゃな親指サイズの笹団子を売ったりしています。来年はそこで、新潟市内の色々な笹団子の関係者に集まっていただき、笹団子サミットをしたいといった計画もあります。今年8月に認定されたばかりですので、本当の活動は来年度からが本来のスタートではないのかなと思っているのですが、それもやはり、新潟駅で笹団子を販売することによって生まれた出会いです。そのメンバーの中には、天地豊作さんもそうですが、商社の方だとか、メディアシップにあるシャモニーさん、コーヒーショップの方であるとか、古町のウーロン茶屋さんの社長だったり、いろいろな方が入っています。笹団子の研究会と聞いたときに、新潟有数の笹団子屋さんの社長が「本来であれば、笹団子の業者の私たちが、その役目をせんばならんのだけれども、そこまでいっていないのが現実なんだ。そこは考えるべきですね」と言われたそうです。理事長は、トッキーの前支社長でして、やはりお土産であったりだとか、笹団子をずっと見てきた人なので、その方から声を掛けていただき、私も笹団子研究会の一員とならせていただきました。いろいろな意味で、笹団子を通しての出会いというのが大きいです。こういった場に立たせていただくこともさることながら、新発田の女性起業家の集まりのときに、女性起業家としての一言であったり、本当に恥ずかしいのですが、自分の経験談の話をさせていただくことがあります。三条市では、「ポンテキア」という起業家の集まりがあるんですが、ポンテキアは反対から読むと空き店舗なんです。三条でも、市の助成金をいただきながら、空き店舗対策をしています。そのために、起業する人、お勉強する人が、半年間ぐらいかけてこうした集まりを立ち上げまして、その中で今、本当にもう何人も起業されています。市長がアイデアを深めながら、そういう市のシャッター街をどうにかしようということで、そこに入るには最高250万までの助成金を用意するという形の中で、今年に入って、お店が4 店舗ぐらいオープンしました。私はもう起業はしていたのですが、お店経営のノウハウなどを学びたくて入りました。1期生は43名いましたが、今年の2 期生は大体20名ぐらいで、なかなかおとなしいのかなという印象です。三条には、「みんくる」という古民家を改修しまして、ワンデーでお店を貸してくださるところがあるんです。そこを1 カ月5 万円で、これから起業やってみたいわという方のために、1 日でも大丈夫なんですけど、借りていました。ポンテキアの1 期生が、ワンデーで皆さんやったんですが、私は11月1 日から6 日まで使わせていただきました。写真は笹団子ではなく、私が時として作るシフォンケーキとプリンです。シフォンケーキは1 年ぶりぐらいに焼きましたら、なかなか膨らまなくて、実は米粉です。米粉でもまじりっけがないので、本当に玉子と牛乳とノンオイルでやってみました。プリンは下田の有精卵を使ってカラメルから自分で作って、ここにパープルスイートと書いてあるんですが、この上に本来、ムラサキイモのあんがのります。でも子どもさんはあんが嫌いな人もいるので、このときは面倒くさくてこのままにしました。あとは、今年三条でカレー博がありましたので、カレー笹団子を開発しまして、これも実行委員長の商工会議所の専務理事が、「五十嵐さん、私が実行委員長になるからカレー博に出てくれないかね」「カレーといえば、笹団子の中にしかないでしょうと」。実は去年断ったのですが、今年は天地豊作さんのカレーをいただいて、カレー笹団子を作ってお店では販売しています。笹団子ばっかりやってきたんですが、それだけではいけないんじゃないかなと思っていました。六次産業化の中には、自分で品物を作るというのもあるんですが、もう一つの課題の中に、サツマイモを使ったスイーツの開発というのがありました。前からの計画であったんですが、ブランデーケーキ風の感じにして何かをつくろうかなと思っていたんです。三条は「五十嵐川」という酒もあるので、サツマイモと「五十嵐川」を使った、ブランデーケーキではなく、日本酒ケーキにして開発していこうかなと思っていました。こんなことを考えたのは、夏場、笹団子の売り上げが落ちることの対策です。お店の隣の家のお父さんがケーキ職人なんですね。この間も、ブランデーUniversity of NIIGATA PREFECTURE 18