平成24年度新潟県立大学 公開講座

平成24年度新潟県立大学 公開講座 page 24/80

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平成24年度新潟県立大学公開講座「阿賀野川流域から世界へ」メントだそうです。「水俣病を辿る」ということで、私たちは9 月2 日から5 日まで水俣を訪問してきました。訪問した場所は、水俣病資料館と水俣病歴史考証....

平成24年度新潟県立大学公開講座「阿賀野川流域から世界へ」メントだそうです。「水俣病を辿る」ということで、私たちは9 月2 日から5 日まで水俣を訪問してきました。訪問した場所は、水俣病資料館と水俣病歴史考証館、国立水俣病総合研究センター、水俣市、鹿児島の一部、そして、御所浦という島に行ってまいりました。写真は国立水俣病総合研究センターの前で撮影しました。水俣病を考えるということで、水俣病の公式確認から12 年もの月日が経ってから、政府は公害病と認めました。これは1968年の出来事です。この遅れがなければ、1965年に発生してしまった新潟水俣病を防ぐこともできたのではないでしょうか。次に、「伝わらなかった情報」ということで、国、県には一早く正確な情報を伝える責任がありました。しかし、被害者は水俣病が不治の病であることすら知らされずに近海の魚を食べ続けていたという事実を水俣病歴史考証館で説明してもらいました。この写真がその説明をしてもらっている際の風景です。更に、「新潟と水俣の接続」ということで、これはお地蔵様なのですが、上の写真左側の小さいお地蔵さまですね。これが水俣の石を使って作られたお地蔵様で阿賀野市の千唐仁という地域に置いてあります。その右側のお地蔵様は虫地蔵といって、ツツガムシの被害が抑えられるように祈念して置かれた地蔵で、水俣の石で作られたお地蔵様より前から置かれており、その隣に水俣の石で作られた地蔵が置かれたそうです。そして下の写真が水俣市の百間港という地域にある阿賀の石を使って作られたお地蔵様です。この二つのお地蔵様はお互い方角的に向かい合っているそうです。国立水俣病総合研究センターにて阿賀野川流域の千唐仁に置かれたお地蔵様(「新潟県HP―新潟水俣病教師用指導資料集」http://www.pref.niigata.lg.jp/seikatueisei/1270249212822.htmlより引用)水俣市百間港付近に置かれたお地蔵様水俣病歴史考証館にて説明を受けるUniversity of NIIGATA PREFECTURE 22