教育課程の編成の考え方及び特色

セメスター制の導入

学生がより効果的な履修計画を立てられるようにするため、また、海外からの帰国子女及び留学生の入学を円滑に受け入れられるよう、授業は半期完結型のセメスター制度を導入します。

1学年を2学期で構成し、一つの授業を学期(セメスター)毎に完結させるセメスター制は、1学期のなかで少数の科目を集中的に履修し、学習効果を高めることに意義があります。

学部・学科の特色

新潟県立大学は、知識・技能・態度等を総合的に活かし、知的な行動力でグローバルそしてローカルなコミュニティに貢献できる人材の育成を目的とします。

グローバルそしてローカルなコミュニティの今日的な課題に取り組み、学際的に研究・教育をする観点に立ち、国際化に対する基礎体力(語学力)を鍛えます。また現代社会の変化に即応できる教養教育を実践し、学生の自己実現を支援する中で専門的知識・技能を有し地域社会に活躍できる人材を育成します。ひとづくりを通じて地域の国際化・振興に貢献することを目標とします。

 

このため、新潟県立大学の教育課程を大きく、基盤科目(教養教育)と展開科目・専門科目(専門教育)にわけ、1年次および2年次の「基盤科目」では、英語を中心とした「外国語科目」と、情報処理システムの活用と生涯スポーツなどを学ぶ「基本技能科目」、豊かな教養教育を行う「現代教養科目」の科目区分を設け、大学教育の基盤となる教育を行います。「基盤科目」を修得後、学部学科ごとの専門分野である「展開科目」「専門科目」に移行し、学習成果の取りまとめとして4年次に「卒業研究」「専門演習Ⅲ・専門演習Ⅳ(卒業論文を含む)」に取り組む教育課程の構成としました。

教育課程編成の基本的な考え方

※具体的な授業科目の内容(シラバス)はオンライン検索システム

教育課程は、基盤科目、展開科目・専門科目、卒業研究の3つの科目区分で構成します。基盤科目には、基礎体力としての英語を中心とした語学力と現代人としての豊かな教養を身につける「外国語科目」、「基本技能科目」、「現代教養科目」があります。展開科目・専門科目は学部学科の特色に応じた専門教育科目があります。4年次に学習の締めくくりと専門的な研究を行うための「卒業研究」や「専門演習Ⅲ・専門演習Ⅳ(卒業論文を含む)」があります。 教育課程の編成の特徴は以下の通りです。

  • 1年次に「新潟学」に関する科目を開設し、新潟県がおかれている現状を理解できるよう工夫しています。
  • 1~2年次にかけて、実践的な英語活用能力を身に付けるため、学部共通の基盤科目として、英語科目(ACE: Academic Communicative English)を設置します。
  • 教育課程は教養科目である基盤科目群と学科専門科目を学ぶ展開科目・専門科目で構成されます。

基盤科目は、英語活用能力を身に付ける「外国語科目」、学生の基本的な技能を身に付ける「基本技能科目」と哲学、歴史、美術、西洋音楽、経済などを学ぶ「現代教養科目」で構成されます。

展開科目・専門科目は学科ごとの特色に応じた科目群を設定し、履修モデルと履修指導により、学生一人ひとりがその独自な問題関心を深められるよう工夫しています。

外国語教育の特色

1.英語教育の特色

新潟県立大学は英語教育に特色があります。グローバルな環境で英語が使える学生の育成を目標とし、1~2年次に集中して英語教育ACE(Academic Communicative English)を実施します。英語教育の特色は以下の通りです。

  • 1年次は英語の4技能の基礎を身につけるため、学部共通の必修科目として設定します
  • 話し聞くだけではなく、インターネット時代に即して読み書くことも必要です。このため、英語の受信・発信能力をともに伸ばして行くための積み上げ科目を用意します。
  • 2年次ではスキル別クラス、あるいは、目的別クラスを用意します。
  • 入学直後に全学生に英語テストを実施し、各自の英語力を把握させ、習熟度を考慮したクラスを編成します。
  • 英語担当の専任教員として、日本人教員8名に加え、ネイティブ・スピーカーを含む外国人教員8名を配置します。
  • 課外の学習支援として、自学自習のためのセルフ・アクセス・センターを設置し、ライティング・スピーキングの指導を充実します。
  • CALL(Computer-Assisted Language Laboratory)やNBLT(開放型CALL:Network-Based Language Teaching)による自律学習を進める。

このような英語クラスと自学自習で培われた英語力は、海外研修や国際関係、比較文化、露中韓など展開科目を構成する科目群や国際経済、地方経済創生など専門科目を構成する科目群における英語による授業や英語資料を用いる授業でさらに鍛えられます。

2.東アジア言語の教育

  • 新潟県立大学の外国語教育のもう1つの特色は、ロシア語・中国語・韓国語という環日本海諸国の言語を学べる充実した学習環境があることです。特色は以下の通りです。
  • 国際地域学部・国際経済学部の学生を対象に、初習外国語としてのロシア語・中国語・韓国語の3言語のうち1つを2年次から学習し、東アジア地域に対する学生の学習の動機づけを行います。
  • 国際地域学部では1年次の「言語と地域文化(露中韓)」の導入講義をへて、希望者は集中的に学べるカリキュラムを構築します。語学授業の三分の一は、 ネイティブ教員による授業で、徹底した発音指導と会話授業をダイレクト方式でおこないます。
  • 学んだ言語を現地で実際に使い、同時に地域の文化も学ぶ「海外研修」を開設します。

学部・学科における教育課程編成の考え方

国際地域学部国際地域学科

国際地域学科は2年次から学習者のニーズに応じて国際関係コース、比較文化コース、露中韓コースの3コースに分かれて履修します。国際社会及び地域社会の現状と課題を本格的に学習するためには、社会科学、人文科学、自然科学の学際的な枠組みに基づくコース設定が有効であり、学生は、自らの関心と適性に従って、社会科学(国際関係)、人文科学(比較文化、露中韓)の3コースのいずれかを選択し、コース科目を本格的に学ぶとともに、他コースの関連科目を学習することによって、学際的で総合的な能力を身につけることができます。

国際関係コース 国際関係の理論的枠組みを学び、実践的な英語力を使って世界の課題に取り組む人材を育成するコースです。国際関係コースでは、そのためにまず『国際関係基幹科目』群で理論的基礎を学びます。国際関係コースには日本語だけでなく、英語で行われる専門科目群が多く設置されています。英語での学びの基礎力をつくるために日本人教員と英語ネイティブ教員がチームで担当する『Interactive Studies』 の科目群も用意されています。そして、『国際関係演習科目』と『国際関係選択科目』の科目群で、さらにそれぞれの関心に沿って専門的な学びをすすめます。
比較文化コース 言語、文化、社会を捉える様々な視点を学び、多文化共生社会の課題に取り組む人材を育成します。比較文化コースのカリキュラムは「哲学・倫理学」「文化人類学」「言語学」などの比較文化の基本的学問を学修する『比較文化基幹科目』群と、さらにそれぞれの関心に沿ってより専門的な学びをすすめる『比較文化選択科目』群から構成されています。比較文化コースにも英語で行われる主の応用言語学系の専門科目群があります。比較文化コースでは、英語の実践力を養うだけでなく、英語圏の文化を他の地域との比較を通してより深く学ぶ科目群も備えています。
露中韓コース ロシア、中国、韓国のそれぞれの言語文化を専門的に学びつつ、異文化理解の、そして地域および隣国における文化間の架け橋となる人材を育成します。露中韓コースのカリキュラムは、『露中韓共通科目』と各言語の専門科目群で構成されています。『露中韓国共通科目』には、人文地理、歴史、言語学など、人文社会系の基本的学問を支える科目群と、日本語教育や多文化共生をテーマとする、異文化間におけるコミュニケーションと調整能力を養うための科目群が配置されています。各言語の専門科目群には、各言語のネイティブ教員による科目を含む、最大週6コマの集中的な語学カリキュラムと、各言語文化を多角的に、それぞれ深く学ぶための選択科目群があります。ロシア、中国、韓国の現地の協定校で学ぶ各言語の『海外語学研修』も設置されています。

国際経済学部国際経済学科

国際経済学部が育成する人材が身に付ける能力は、「国際的視野を備えて、東アジアをはじめとする国際経済・地域における経済・産業・企業の仕組みを理解する力」、「統計データを用いた分析やデータの処理に必要な基礎力を高める実践的な情報分析力」、「英語を実践的に駆使する力と露中韓言語を理解する力」の三つの力を主要な柱としています。

国際経済学部のカリキュラムは、「国際性の涵養」「地域性の重視」「人間性の涵養」という本学の理念に基づいて設定された全学共通の基盤科目及び本学部の学生を対象とする専門科目により構成されます。
「国際的視野を備えて、東アジアをはじめとする国際経済・地域における経済・産業・企業の仕組みを理解する力」と「統計データを用いた分析やデータの処理に必要な基礎力を高める実践的な情報分析力」を養うために、専門的基礎能力を高める入門科目(1年次)、専門的知識に裏付けられた理解力・応用能力を高める専門科目(2~3年次)、そして、実践力を習得する専門科目(3~4年次)が配置されています。

なお、国際経済学部は、実践的な能力を身に付けるためには、基礎から応用へと段階的で体系的な教育課程が不可欠であるという基本認識を有しています。このため、すべての開講科目について、ナンバーを施し、100番台から400番台までの4段階の科目を学生の進度に応じて配置します。100番台は入門科目、200番台は専門基礎科目、300番台は専門応用科目という位置付けとします。「専門演習Ⅲ」「専門演習Ⅳ(卒業論文を含む)」は400番台の科目として配置します

人間生活学部子ども学科

子ども学科の展開科目は、学部共通科目と専門科目からなります。学部共通科目で学部が目指す人間としての基本的知識を身につけるとともに、専門科目で高度な専門的知識・技術を学びます。

子ども学科の専門科目は、教育・保育・社会福祉の現場で中核として活躍できる人材を育成するために、「保育の本質と目標」「子どもの心とからだ」「子どもの文化」「保育の内容・方法」「地域社会と福祉」「実践演習」「実習」の科目群を設置することで、幼稚園教諭や保育士、社会福祉士の免許・資格を取得できるようにします。

人間生活学部健康栄養学科

基盤科目ではグローバルな視野と深い教養を育み、専門科目では「食」の専門家としての知識と技能を身につけることを教育課程の方針としています。
専門科目は、「専門基礎分野科目」と「専門分野科目」から成り、専門基礎分野科目では、公衆衛生学などの社会・環境と健康に関する科目や食品学、調理学などの食と食環境、健康に関する科目、人体の構造と機能、疾病に関する科目を学びます。
専門分野科目では、基礎栄養学、応用栄養学、臨床栄養学、栄養教育、公衆栄養学、給食経営管理などの高度な専門的知識・技能を学びます。

健康栄養学科では、現代の多様化した生活者ニーズに対応し、生活習慣病をはじめとした栄養学に求められる役割にこたえるため、健康と栄養分野のスペシャリスト(管理栄養士、栄養教諭)の養成を行います。