健康栄養学科の3つの特長

1健康をサポートする「食の専門家」としての基礎を築く

人間の生命・営みについて学ぶ学部共通科目、4分野の専門基礎分野、8分野の専門分野について学ぶ専門科目と、主体的・総合的に学ぶ力を体得できる卒業研究を総合的に学ぶことができます。食生活を科学的にマネジメントできる能力と、健康をサポートできる食の専門家としての能力を培います。

2地域の「食」その特性を学ぶ

新潟県の特性・地域性を理解し、地域の「食」について深い理解を育むための科目、例えば「新潟県の農産物と食品加工」や「地産地消論」があります。新潟県や他の地域の「食」について知識を得ることができます。

32つの資格が取得できる

管理栄養士国家試験受験資格と食育推進活動を目指すための栄養教諭一種免許状(管理栄養士国家試験受験資格が基礎資格として必要)が取得できます。栄養教諭は教職科目を履修するため、管理栄養士国家試験受験資格より28単位多く取得する必要があります。

取得できる資格

  • 栄養士免許
  • 管理栄養士国家試験受験資格
  • 栄養教諭一種免許状

履修モデル(平成29年度)

想定される卒業後の進路

  • 特定給食施設(病院・学校・事業所・社会福祉施設・児童福祉施設・矯正施設等)
  • 食品会社(企画開発・品質管理等)
  • 学校(栄養教諭・学校栄養職員)
  • 行政機関(都道府県の栄養指導員・食品衛生監視員、市町村保健センター)
  • 地域医療センターや企業の健康管理部門および健康産業での栄養指導員

科目一覧(平成29年度)

※学部共通科目を除く

1年次
1セメスター 2セメスター
  • 健康管理学概論
  • 人体の構造と機能Ⅰ(解剖)
  • 調理学
  • 調理科学
  • 生化学Ⅰ(機能)
  • 管理栄養士の理解
  • 食物と栄養の科学
  • 基礎栄養学I(栄養素)
  • 調理学実験
  • 生化学Ⅱ(代謝)
  • 人体の構造と機能Ⅱ(生理)
  • 健康管理学各論Ⅰ(疾病)
2年次
3セメスター 4セメスター
  • 臨床栄養学Ⅰ(基礎)
  • 食品学総論
  • 健康管理学各論Ⅱ(診断・治療)
  • 調理学実習Ⅰ(基礎)
  • 食品衛生学
  • 食品衛生学実験
  • 基礎栄養学Ⅱ(代謝)
  • 応用栄養学Ⅰ(栄養管理)
  • 栄養教育総論
  • 臨床栄養学Ⅱ(栄養評価)
  • 給食経営管理論Ⅰ(基礎)
  • 食品学特論
  • 調理学実習Ⅱ(応用)
  • 基礎栄養学実験
  • 応用栄養学Ⅱ(母性・成長期)
  • 栄養教育各論
  • 臨床栄養学Ⅲ(栄養管理)
  • 給食経営管理論Ⅱ(応用)
  • 給食経営管理演習
3年次
5セメスター 6セメスター
  • 公衆衛生学総論
  • 疫学
  • 生化学実験Ⅰ(基礎)
  • 生化学実験Ⅱ(応用)
  • 食品学実験
  • 食品学実習
  • Global Cooking
  • 応用栄養学Ⅲ(成人・高齢期)
  • 栄養教育実践論
  • 臨床栄養学Ⅳ(栄養教育)
  • 臨床栄養学実習Ⅰ(食事療法)
  • 公衆栄養学Ⅰ(基礎)
  • 給食経営管理実習Ⅰ(基礎)
  • 給食経営管理実習Ⅱ(応用)
  • 総合演習**
  • 臨地実習Ⅰ(学校・福祉施設)
  • 学校栄養教育総論
  • 公衆衛生学各論
  • 健康管理学実習
  • 解剖生理学実験
  • 食生活学
  • 英語文献講読セミナー
  • 応用栄養学実習
  • 栄養教育実習
  • 臨床栄養学実習Ⅱ(栄養管理)
  • 公衆栄養学Ⅱ(応用)
  • 公衆栄養学実習
  • 臨地実習Ⅱ(病院)
  • 臨地実習Ⅲ(保健所)
  • 総合演習**
  • 学校栄養教育各論
4年次
7セメスター 8セメスター
  • 食品微生物学(発酵食品と微生物)
  • 総合演習**
  • 学校栄養教育実習
  • 学校栄養教育実習指導
  • 卒業研究***
  • 教職実践演習(栄養教諭)
  • 卒業研究***

※ 同一数の * は、通年および年度をまたいで継続する科目。

授業紹介

生化学

人体のしくみについて細胞レベル、分子レベルで学習します。生命の最小単位である細胞や組織の構造と機能、人体の主要成分である糖質・脂質・たんぱく質・核酸の性質と代謝、個体の調節機能と恒常性などについて学びます。

食品学実験

身近な食品に含まれる成分や栄養素の定性定量分析をおこなうなかで、これらの物質の構造や化学的特性について理解を深めます。実験過程を通じて化学分析の技術を習得するとともに、科学的視点から物事を捉え、考察する能力を養います。

給食経営管理論

特定給食施設における喫食対象者の栄養・食事管理、および経営管理のあり方について基本的な知識を学習します。主に食事計画、大量調理、供食、評価等の給食業務、さらに給食運営管理について学びます。

臨床栄養学

基礎的医学知識をよく理解し、疾病の予防および治療等を学習し、臨床現場における必要な栄養管理、実践的な栄養ケアマネジメントを習得します。具体的に症例を通して栄養状態評価のあり方、チーム医療について学びます。

栄養教育論

人間と食の関わりを考え、指導者となるための教育的見地から実践する学びと、健康や生活の質(QOL)の向上につながる主体的な実践力形成の支援に必要な理論と方法の基本を学習します。さらに段階的に発展させた理論と方法を学習します。

学校栄養教育実習(教職科目)

新潟市内の小学校において、学校組織や学級経営の実際、児童生徒の実態等への理解を深め、教育現場での「食に関する指導」の実際について体験し、栄養教諭としての基礎知識や技術の指導方法を習得します。

在学生からのメッセージ

4年生(女性)

学業は忙しいこともありますが、健康栄養の人は食べることが好きで、よく手作りのお菓子をみんなで食べながらワイワイしています。さらに講義の一環で、健康長寿で有名な沖縄に安く行ける(別途実費必要)など学生生活は充実できると思います。食べることが好きな人はぜひ新潟県立大学で食とともに充実したキャンパスライフをおくりませんか?

3年生(女性)

健康栄養学科は先生方と学生、また学生間の距離がちかく、毎日充実した授業と生活を送っています。それはこの学科で学ぶことが日常生活と密接に直結する内容が多く、自身の生活のなかで私は「食べる」ことの楽しさや幸せを日々感じられ、心身が満たされているからだと思います。

2年生(男性)

大学生活、それがどうなるかは全部自分次第。大学に限ったことではない。それは皆が気づいていることでしょう。でも、大学入学って節目は自分を変える特に大きいチャンスではないか?大学デビューは悪いことではない!受験生の皆様、その際は是非とも海老ヶ瀬の地をご利用ください!

健康栄養学科のQ&A

Q栄養士、管理栄養士、栄養教諭一種免許状と3つの資格を卒業時に取得することができますか?
A栄養士免許と管理栄養士国家試験受験資格については、卒業要件を満たすと同時に本学の管理栄養士養成課程に定められた単位を修得した場合に、取得することが可能です。管理栄養士の資格取得は、卒業時に受験資格を得て、毎年3月に実施される管理栄養士国家試験に合格する必要があります。また、栄養教諭一種免許状の取得は、管理栄養士養成課程および教職課程を修了することが必要となります。
Q管理栄養士と栄養士の資格の違いを教えてください。
A栄養士免許(都道府県知事の免許を受けて、栄養士の名称を用いて栄養の指導に従事)は指定された養成機関で履修し単位を修得することで取得できます。しかし、管理栄養士免許(厚生労働大臣の免許を受けて、管理栄養士の名称を用いて従事)の取得は国家試験に合格することが必要です。栄養士と管理栄養士の業務内容の明確な分け方はありませんが、病院、保健所、福祉施設等の職域では、管理栄養士免許が必須になっています。特に、医師との連携により患者に対して必要とされる栄養量や摂取方法などの指導を行うことや、特別な配慮が必要な特定給食施設での栄養管理、生活習慣病に関する治療のための指導等、高度で複雑な業務については管理栄養士免許取得者のみが認められた業務となります。
Q栄養教諭とはどのような資格ですか?
A栄養教諭制度は、平成17年4月に始まりました。栄養教諭は、学校現場においては養護教諭と同様な位置づけの教員になります。すなわち、学級担任になり一般教養科目を担当するのではなく、学校全体を通して、児童生徒やその保護者に対する「食に関する指導」と「学校給食管理」が主な仕事になります。「食に関する指導」に関しては、肥満、偏食、食物アレルギーなどをもつ児童生徒に対する個別指導、学級活動や学校行事等で学級担任と連携しての集団指導などです。同時に、児童生徒の健やかな成長のために安全で美味しい学校給食を提供することです。さらに、児童生徒の家庭や地域と連携して食の指導を推進することも業務のひとつとされています。
Q健康栄養学科で学ぶためにはどのような勉強が基礎となりますか?
A高校で学ぶ「化学」や「生物」が、専門科目の生化学、食品学、栄養学などの基礎となります。しかし、「化学」や「生物」よりも重要な科目は「国語」と「数学」です。高校では、読解力や文章力をつけ、加減乗除を初めとした計算力というような基礎学力を培ってきてください。基礎学力と熱意があれば、大学での専門科目を極めることができます。

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